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〇月〇日  作者: by sky kt
ある少年の日常その2
39/68

7月13日

7月13日


昨日よりは暑くはないと天気予報では言っていたが、はっきり言ってここまで暑いと数度の気温差なんてまるでわからない。


ともかく今日も外は夏を感じさせる気温の中、学校ではテスト期間一週間前のお知らせが各教師から言い渡される。


そのせいか、テスト勉強をするために図書室では学生でかなり混雑していた。


だから今日は告白大作戦の会議を図書室ではなく、玄大の家でやることになった。


―もちろん勉強もしっかりしましたよ?…したことにしよう…


あずまがあれからずっと大河内さんとメールをして、なんとか玄大の株をプラスとまでいかなかったらしいが、マイナスイメージは払拭することができたらしい。


けど、話の流れで玄大に連絡先を教えて大丈夫までかは聞けなかったらしい。


焦っては功を逃してしまうことは、昨日のうちに既に経験した玄大は同じ轍は二度と踏みたくなかったと思ったのか、あずまに対して特に文句など言わなかった。


逆に感謝してたな。


まあ、あたり前のことか。


とりあえず次回の機会に今度こそ大河内さんから連絡先をゲットしようと三人で計画を練り、帰る時間まで考えてた。


結局、今日中に作戦が決まらなかったので今日は解散してあずまが今日の夜にまた大河内さんに玄大のアピールをするような流れになった。


俺も大河内さんとメールしてみたいなあ。


例のラーメンの話でもしたら乗ってくれるだろうか?


―玄大の家から我が家に帰ると姉貴は最近日課になったのか、おじさんの部屋に籠っていた。


部屋を開けて中を確かめる勇気なんてない俺はおじさんの部屋を通り過ぎる時、部屋に耳を傾けてみる。


しかし特に奇声とかは聞こえないので、おかしなことはしてなさそうだ。


それでも夕飯時までずっとおじさんの部屋にいるなんて、中で何をしているのやら。


それと夕飯中に妹からあずまのことを聞かれた。


どうやら、大河内さんが喜びながらあずまとメールしていることを話したらしい。


大河内さんやっぱりあずまに気があるのかな?


聞いた話だけだと、基本寡黙なあずまは大河内さんのストライクゾーンに入ってそうだもんな。


……これ、玄大に勝ち目があるのか?


夕飯後風呂に入り、勉強でもしようかと思っていたのだが、今日は会議をしていたこともあって頭が相当疲労していたから勉強は明日からすることにした。


つうか、これからっしょ?


当然のことだが、今日も迷惑メールが来ることはなかった。

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