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〇月〇日  作者: by sky kt
ある村娘の日常その2
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7月13日

7月13日


以前、頭を抱えながら悩み続けた問題は昨日のうちにあっという間に解決してしまった。


とても嬉しいことなのだけど、なんか悩んでた時間が勿体ないと思うのは、ぼくの勝手すぎるだろうか。


昨日の翌日である今日はしっかり朝から学校に登校して、久しぶりの学校生活を味わうことができた。


ぼくが現在滞在している女子寮からの登校時間。


学校に到着してからのクラスの友達たちとのお喋り。


そして、ノートをとっているだけじゃ全く理解できない様々な科目の授業。


思った以上に何をやっていいのかさっぱりの状態で、幾ばくかの不安が滲みでてくる。


だから早く今の範囲まで追いついて、頑張らなきゃだ。


そんな勉学と違い、意外なことに友達関係はわりとスマートに落ち着くことができた。


1ヶ月前のぼくと違いすぎてか、最初は戸惑う反応がほとんどだったけど、それも束の間だで今はたくさんおしゃべりすることができる。


どうやら今のぼくは話しやすいらしい。


以前のぼくはそんなに話かけづらかったのか…


ちょっとそんな自分を見てみたいと少し考える。


寡黙な自分を想像するのは簡単なんだけど、なんかしっくりくることはなかった。


それだけ僕自身が変わることができたってことなのかな?


また、話しかけやすくなったことは良かったけど、クラスの女子がすぐにぼくを囲んで話しかけてきたときはあたふたしちゃったな。


そんな反応の可愛いと連呼されて更にあたふたしてしまっし…


男子も一番最初の出迎えの時を除いて今日の始めの頃は遠巻きで様子を見ているだけだったけど、何人かの男子が表情を硬くしてぼくに話しかけてくれた。


ぼくがこれからは仲良くしようねと言ったらみんな顔を赤くしたときはびっくりしたけど。


どうせならあの方の赤く顔を見てみたいな。


一体何をしたら顔を赤くするんだろう?


ぼくが抱き着いたら顔を真っ赤にしてくれるだろうか?


今度再開するまでにあの人が赤らむような作戦を考えないと。


折角だから仲良くなった女子達に早速相談してみようかな…


いや、流石にそれは恥ずかし過ぎるな…


こうゆことはもっともっと親密になってからじゃないといけないかな。


その時にはたくさん聞いて、アドバイスをしてもらおう。


あの方がぼくにメロメロになる方法のために。


今はぼくの方が一方的に好意を向けているだけだけど、いつかは絶対に。


特にこれといった特殊なことは何一つなかったけど、またあの人と会いたいと思う気持ちが一層強くなった今日という日に感謝しなくちゃ。



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