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〇月〇日  作者: by sky kt
ある使用人の日常その2
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7月18日

7月18日 


仕事をしているときもそうだが、案外休んでいる時も時間というのは早く経ってしまうものだった。


今回の帰省で分かったことは、一週間というのは思ったより早く過ぎてしまう期間だったらしい。


最初は「暇で死ぬ!」とかほざいたが、なんだかんだで色んなことをする機会があり、気付くと今日を迎えることになった。


そして、今回一番面白かったと思ったことは長女のメールのやり取りだ。


思った以上のツンデレを発揮してくれてメール内容がとても面白かった。


30のノルマとか言ってたけど、そんなのはもう何の罰にもなっていなかったしな。


後、日に日にデレ度が上がっているのもなんとまあ可愛げのあることだ。


ギャルゲをやっているようでもあったわ。


設定は学校一の美少女ってとこか?


ありきたりだけどこんなとこだよな、あいつの周りの評価は。


残念ながら好感度MAXにすることはできていないが、これからだ、これから。


また、テスト週間に入ったらしく双子両方からもちょくちょくと、ここ三日間勉強を教えてくれとメールが来た。


自分の姉貴に頼めと送ったところ、両方から着た返信は恐くて聞ける雰囲気ではないらしい。


う〜ん、あいつら姉弟喧嘩でもやってんのかな?


まあ、そこら辺に口をはさむのも野暮ってもんだから触れずにおくか。


触れぬ神に祟りなしって言うしな。


それにしてもあいつらテスト大丈夫なのか?


双子兄の方はとんちんかんなこと聞いてくるし、妹の方は気付けば雑談メールへとなるのがお決まりになっていた。


心配だなあ…


実家最終日だというのに、そんな要らん心配を胸に刻まされた俺はお袋の作った昼食を少し早めにもらい、正午になって俺は再び実家を離れて次の旅行先に足を進めることにした。


親は「もう少しゆっくりしていったらどうだ?」と声をかけてくれたが、残りたい気持ちをぐっと抑えて我が家から離れる。


正直言うと、もうずっと居ても良いと思うくらい実家は最高だった。


帰巣本能ってやつだろか、一番ゆっくりできるのはやっぱり我が家だな。


しかし、俺は自由奔放に生きる男なのだ。


だから新たな土地に向かおうと思い、次の行先は日本の観光地の絶対的な定番場所である関西へ。


そして、俺の目的地である、古来多くの歴史を残す京都に歩を進めた。


これでも歴史マニアを自称する俺には胸を踊らされる場所だ。


明日は寺社巡りに没頭したいものだ。


夏の昼は長いのでたくさん周れそうだしな。


後、別嬪な舞子さんもしっかり見ないとな!

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