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コミカル三国志(第一部)  作者: ダメ人間
第五章 戦火の群雄
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八十五.年齢制限等級にご注意を

 洛陽の丞相府は色めき立っていた。

 反董卓連合結成の報が早馬にて届いたからだ。

 董卓の腹心である李儒はすぐに董卓の元へと赴き、彼に反董卓連合結成の報告をした。


「董卓様!董卓様!大変です~~!反乱軍が旗揚げしました~~!!」


「何っ!どこで旗揚げしたのだ!」


「陳留です!」


「陳留だとっ!・・・ということは、首謀者は曹操か!!」


「はい!曹操が各地に檄を飛ばして諸侯をそそのかして将兵を集め、袁紹を総大将として反乱軍を結成したようです!!」


「ぐぬぬ!曹操めっ!!」


 董卓は李儒からの報告を聞いて憤慨した。

 1人で自分を暗殺しようとした曹操が、今度は大軍を率いて自分を正面から殺しに来たのだ。

 董卓の怒りは凄まじく、屋敷内に飾ってあった花瓶や絵画などを放り投げ、砕け散った破片で床を覆い尽くした。


 物に当たってストレスを発散した董卓は李儒に話の続きを促した。


「して、その兵力は!」


「はっ!集まった諸国は18ヶ国!反乱軍は数十万の兵力を率いて此方に向かってきております!!」


「数十万だと!そりゃいかんばい!!」


「さらに先陣は孫堅です!孫堅は今、汜水関に向けて軍を進めております!!」


「えっ!嘘っ!マジで孫堅なの!そんな馬鹿な!もうダメだーーー!!・・・って孫堅?長沙の太守の孫堅のことか?名前は知っておるが・・・孫堅はつおいのか?」


 董卓は首を傾げながら李儒に尋ねた。

 孫堅は名前こそは世間に知られていたが、その人柄などはよく知られてなかった。

 しかし、物知りな李儒は孫堅のことをよく知っており、董卓の問いに難なく答えることが出来た。


「孫堅は戦上手として知られています。なにせ、孫堅は兵法で有名な孫子の末裔ですから。」


「ひえぇぇぇ!あの孫子の末裔か!!」


「はい。それに彼自身の武勇伝としてこういう話があります。」


 李儒はそう言ってコホンと咳払いをした後、彼の武勇伝について語り始めた。


※孫堅の武勇伝は吐き気を催すほど残酷極まりない内容です。

 心臓の弱い人はご注意願います。



孫堅17歳。

ある日、とある港で海賊たちが財宝の運搬作業をしていた。

それを見た孫堅少年、目障りだと剣を抜き、海賊たちに単騎突撃。

fin



「・・・以上です。」


「な、なんという凄まじい武勇伝だ!R15指定でなければ読者の皆様にお聞かせすることは出来なかったぞ!危なかった!!」


 董卓は海賊相手に単騎突撃をしたという孫堅の武勇伝を聞き、冷や汗が止まらなかった。


「それほどの豪の者とあらば、生半可な者を出すわけにはいかんな。・・・呂布を呼べ。」


「はっ!」


 董卓からの下知を受けた李儒は呂布を呼びに行こうとした。

 しかしその時、その場にいた1人の猛将が手を挙げ、出陣への名乗りを上げた。

 手を挙げた人物は関西の人、『華雄かゆう』であった。


「話は聞かせてもらいました。董卓将軍。鶏を殺すのに牛刀を用いる必要はありますまい。拙者で十分です。」


「おお!華雄か!良く申した!ならばお主に5万の兵を与える!汜水関に赴き、孫堅軍を打ち破ってこい!!」


「御意!!」


 華雄は董卓に背を向けて部屋を出ると、兵を引き連れ、意気揚々と汜水関へと向かった。

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