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コミカル三国志(第一部)  作者: ダメ人間
第十五章 負の回廊
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三百五十五.偽撃転殺の計

 『教えて☆賈詡先生!!』


 は~~い!やってまいりました!『教えて☆賈詡先生!!』のコーナーです!テハハハハ~ン!!


 早速ですが、今日のお便りを読ませて頂きます!

 今日のお便りは・・・宛城の城主である張繍さんからですね~~~!

 なになに・・・


賈詡先生、こんにちは。(こんにちは!)

いつも的確なアドバイスありがとうございます。(こちらこそ!)

今日は一つ、先生にお尋ねしたいことがあります。

何故、この籠城戦を余裕で勝つことが出来るのでしょうか?

どう考えても劣勢だと思うのですが・・・。

お忙しいとは思いますが、どうか教えてください!


 ・・・とのお便りでした~~~!(パチパチ)


 ――――はい!ではズバリお答えいたしましょう!!


 今度の戦闘中、私は矢倉の上より曹操軍の様子を眺めていたのですが、曹操は城攻めに入る前に、三度、この城の周りを巡って、四門の防備の視察を行っておりました!

 そしてその際、曹操はどうやら東にある『たつみの門』に注目したようです!


 ―――――で、何故彼がその門に注目したのかと言いますと・・・あの門は大層に古く、坂茂木さかもぎの柵はボロボロで、城壁は修理したばかり、かわらは新しいモノと古いモノが不揃いに積み重ねられている弱所だったからです!


 ※坂茂木:敵の侵入を防ぐために、先端を鋭くとがらせた木の枝を外に向けて並べ、結び合わせた柵のことです。


 ―――――でで、慧眼けいがんな曹操はその弱所を攻めることを腹に決め、我々の防戦の力を西門に集めさせておき、その隙に東の門を攻めようとした訳です!


 この計略を『偽撃転殺ぎげきてんさつの計』と言います!


 私はこの曹操の計略を見抜いたので、その計略を逆手に取る戦い方・・・すなわち、このいくさの『勝ち方』を思い描くことが出来たと言う訳であります!


 ――――以上で『教えて☆賈詡先生!!』のコーナーを終了とさせて頂きます!


 これから先、別の先生がこのコーナーを担当することがあるかもしれませんので、ご了承ください!!


 それではさようなら!次話をお楽しみに!テハハハハ!!


『教えて☆賈詡先生!! 完』

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