百九十六.色々と試してみること
「作戦ターーーイム!」
「「認める!」」
劉備と陶謙と脇役たちは曹操打倒のための評議を開いた。
卓上にて開かれた地図の上に兵棋を並べて悩む一同。
まるで良い案が浮かばない彼らは、自分たちの置かれている状況を整理すべく、竹簡に様々な事柄を記載した。
・曹操軍は百万の大軍隊!真っ向勝負は勝ち目なし!
・武将多し!賢人多し!兵馬多し!・・・色々多し!
・曹操はイケメン、カリスマ、クレバーで、背が低いこと以外は完璧なパーフェクト超人!
・徐州への援軍に来たのは劉備軍のみ!助けは来ない!諦めろ!
・曹嵩は死んだ!もういない!
・連休がつぶれて落ち込む作者!社畜は辛い!
・『君の名は。』は面白かった!
etc・・・
書けば書くほどに絶望的な状況であることが浮かび上がり、将たちの顔色が曇っていく。
そんな状況下で連合軍の大将である劉備は知恵を働かせる。
(勝つことは不可能に近い。逃げることも出来ない。籠城も得策ではない。)
(どの案を実行しても大勢の死者が出るのは必至。)
(・・・ならば方法は一つ!!)
策を思いついた劉備は、あーだこーだ言う諸将を黙らせて、自身が考えた策を述べた。
「・・・曹操と和解しよう。それがベストだ。」
『父親を殺され、激おこの曹操と和解してハッピーエンドな明日を迎える!』
この劉備のとんでも発言に諸将たちは、「何言ってんのコイツ?アホちゃう?」と冷めた目で劉備を見つめた。
そんな彼らに対し、劉備は自身の考えを述べた。
「曹操は頭のキレる人物だ。私情で争いを起こす愚かさが分からぬ人物ではないはずだ。」
「『義』を欠けては、天下は治められない。曹操もそれは重々と承知しているはず。話し合いに応じる可能性は十分にある。」
「・・・ってなわけで、まずは話し合いで説得してみて、ダメなら戦争ってことで・・・OK?」
大勢の人間が私情による争いで死ぬべきではないと考えた劉備の提案。
この提案を聞いた諸将一同は、
「「・・・OK。」」
と、ダメもダメもとで劉備の案に乗ることにしたのであった。




