↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミカル三国志(第一部)  作者: ダメ人間
第九章 奸雄の転戦
194/421

百九十四.義を示したい

 『ピーンチ!陶謙ピーンチ!大ピーーーンチ!!わーーーーー!!!』


 という報は、北平の国境にいる公孫瓚(こうそんさん)と劉備の耳にも届いていた。


 公孫瓚たちは、今、北平の国境で暴れ始めた黄巾賊を討伐するために国境へと来ていたのだが、この報を聞いた劉備は陶謙を助けるために黄巾賊討伐を止めようとしていた。


「公孫瓚さん。徐州の陶謙殿を助けようと思うのですが・・・。」


「なにっ?どういうわけじゃ?お主は陶謙殿に何か恩があるのか?」


「いえ、そういうわけではございませぬ。ただ、陶謙殿は家来から慕われ、民や百姓からも愛されている名君だと聞きます。そんな人物が私情による争いにて命を落とすのは忍びないかと思いまして。」


「う~む。確かに陶謙殿は善政を敷く名君だともっぱらの噂だが・・・私は止めた方が良いと思うぞ。陶謙を助けることで、曹操から恨みを買うべきではないと私は思うが・・・。」


 劉備の話を聞いた公孫瓚は、不必要に曹操から恨みを買うべきではないと劉備に忠告した。

 しかし、劉備は、


「公孫瓚さんの言葉の意味もよくわかります。しかし、今、この国では『義』が廃れつつあります。こんな時にこそ『義』を示すべきだと私は思います。」


 と、公孫瓚の言いたいことも理解しつつ、陶謙を助ける意思を示した。


 この劉備の発言に、公孫瓚は腕を組んで、


「ふむぅ。・・・しかたない。そこまで言うのなら援軍に行っても構わんぞ。黄巾賊は私の軍だけでも討伐は可能だからな。」


 と、劉備の意見を尊重し、彼の要望を承諾することにした。


「ありがとうございます。・・・では、兵を五千つれて徐州に~~~行ってきます!!」


「行ってら~~~!!」


 こうして劉備は兵を招集して、徐州へと向かったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。