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「セーフ…」

間に合ったー

もう私、遅刻できないからね

まさかの下駄箱で焦ったし、ギリギリだった…


「体調もういいのか?」

「あぁ、間違えて布団を送っちまってな

 寒い中で寝たら、風邪ひいたわ」


「アホすぎる笑

 そんなんで、引越し先から大丈夫なのかよ」

「うるせー 問題なしだ

 でもよ…」


「ははは」

「だよな!」


えー、そんな理由で風邪ひいたの?

私、会えなくてショックだったのに

転校したのかもって思ったのに


キーンコーン


「…」

うぅ… 会えたのは嬉しいけど

今日は水曜日

作戦決行は金曜日

もうすぐだ… やばい

来たら来たらで、意識してやばい


どうしよう…

どうしようも、ないんだけど…

あー、なんでこんなことに…

そもそも、引っ越すのが悪いよね

悪くはないけど、でもね…


誰かに相談もできないし…

いや、してもいいのか?


あの人は転校して、いなくなる

私は誰かに相談する

もし振られたら、そのことも話さないといけない

恋話は、みんな盛り上がる

内緒の話と言いながら、どんどん広まる…


無しだね

誰かに相談は、やっぱ無し

自力で頑張るしかない

頑張ると言っても、放課後に誘うだけ


誘うだけなのに… すごい憂鬱だよね

誘わないほうが、マシでも

でも、絶対に後悔するよね

頑張るしかないな…


なんか、話しかけてくれるけど

絶対に好意ないよね

そんな感じじゃないよね


そもそも好意あるなら

転校して離れるわけで

あんなに気軽に、話して来ないはず

少しは動揺するはず

私が、そうだし


キーンコーン

また授業終わった…

ほぼ聞いてないのに…

あっ、友達だ


「ねぇねぇ

 さっきの授業、すごい真剣だったね

 教科書、凝視してたよ」

「ま…まぁね

 あそこは、テストに出るっぽくてね…」

教科書なんて見てないけどね

ノートも取ってないからね


「あ、あれ… テストに出るの?」

「え? あーと…違うよ?

 さっきの授業でなく、

 私が見てたのは、別ページだからね?」

やばい、適当言い過ぎた…


「だよね?

 今日のテスト出たら、

 生徒に喧嘩売ってるからね?」

「ははは… だよね…」

なに?今日なんの授業してたの?

生徒に喧嘩売る授業したの?

それだけ簡単ってことなのかな…


「テスト前の息抜きとか言って

 分数の通分とか、台形の面積とか

 三角形の面積とか、おはじきの公式とか

 …改めて言われると怪しいのあるけど…

 それにしてもだよ?」

「だよね!

 生徒をナメ過ぎだよね?

 確かに基本は大事だけどさ」

セーフ

危なかったー

いや、でも…

ワンチャン、テストに出そうな気も…

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