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 彼の頭の中は今、一点だけ。彼女に会いたい。それだけだ。どうしても今日、伝えたいことがる。ここ数ヶ月ずっと考えていた。彼女を愛している。ずっと一緒にいたい。今のように離れ離れなんて辛すぎる。けれど、彼女には大切な仕事がある。それを辞めろなんて言えない。だからせめて、結婚をしようとの考えに至った。結婚をすれば、仕事以外ではずっと一緒にいられるのだから。

 今日、彼女に会える。プロポーズの言葉は決めていない。そんなのは思いつきでいいんだ。気持ちは伝えることが大事で、その形はどうでもいいんだ。彼はただ、彼女と一生一緒にいたいという今の想いを告げたいだけだった。

 彼女は大学を卒業し、長い研修期間を過ぎて女医としての毎日を過ごしている。恵まれた環境。彼女の親は大病院の院長だ。けれど今、その地位を捨てようと本気で考えている。将来よりも、今が大切。今彼と一緒にいることが彼女の幸せのようだ。

 彼の頭は妄想でいっぱいだ。彼女とのこれからを描き、微笑をこぼす。そのせいなのか、周りの騒音に気がつかず、あっという間もなく、後ろからの暴走車に突っ込まれその勢いのままバイクごと轢き潰された。

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