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じかん

作者: 杉将

馬鹿だな、と言って笑った顔にシワができて、そのシワが今はもういつもある。


去年、が、一昨年になって、去年見たものを今年も見て、付けたテレビはコマーシャル。


ずっと忘れないようにしようと思ってたし、忘れないだろうと思ってたことが、肋骨の隙間から見つかった。痛かった。


転々とした。車に十二時間乗ったりした。その車が四万円で売り出されてるのを、お母さんから聞いた。今日は富士山が見える日。


枯れた花が咲いたと思った。昨日買った花だった。

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