表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/159

ACT1あらすじ

――これまでの章紋のトバサ――

 死体という名(フランケンシュタイン)()作り物(かいぶつ)であるワタシは、お母さまの余命宣言をきっかけに、大切な友達の“マウ”とともに鳥羽差市にやって来た。


「まさかここでパンクするなんて……」


 道中、車がパンクして立ち往生したワタシたちは、ひとまず食事を取るため、近くにあった看板を頼りに喫茶店セイラムを訪れた。


「ねえ、10年前の事件……教えてよ」

「……わかった。思い出してみよう」


 そこの忘れんぼうの店長さんから、ワタシたちは10年前の事件にまつわる重要な情報を聞くことができた。


 真夜中の森を歩くと、羊の頭を持った悪魔“バフォメット”に襲われる。


 もしも捕まってしまうと、体の部位をひとつ切り落とされ、


 裏側の世界に連れて行かれる……


「!! イザホに何するの!?」


 店長さんがカウンターから離れている時にやってきたローブを着た少女によって、ワタシたちは裏側の世界に連れて行かれてしまった。


「ねえ、楽しんでくれた?」


 そこで空っぽの頭蓋骨をかち割られたり、パレットナイフを片手に持ったローブを着た少女に殺されかけたけど、店長さんの助けもあって、裏側の世界から脱出することができた。


「ねえイザホ……ボクたちの新生活の場所をここにして、やっぱり正解だったみたいだね」

「私は忘れっぽいからな。これに懲りずにまたこの喫茶店に来てくれ。その時に思い出していれば、教えてやる。覚えていたらな」


 今日の裏側の世界の出来事……都市伝説とは形が違うけど、確実に10年前との共通点があるはずだ。

 ワタシは生き返った“元人間(ゾンビ)”じゃなくて、“|人格が宿った死体という名の物《フランケンシュタインの怪物》”。10年前の被害者たちの誰からも記憶を引き継いでいない、ワタシ。

 ワタシの存在を見つけるためには、10年前の事件を知る必要がある。


 だから、この鳥羽差市に引っ越すことにした。マウと二人暮らしをすることにした。

ACT2 ようこそ鳥羽差市に

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ