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9-4, 心と硝子と

何しにきたんだろう私・・・・・・・


何かが見たいわけでもないし・・・・


ノリで・・・ そう、ノリで来ちゃったよっ・・・


春田紗優は一人、刃流の校内を歩いていた。

配られたビラは無表情で受け取り、個人的にやってくる宣伝などは苦笑いで振り切る。


何もする気がしない。

どこか、喫茶的な出し物をやっているところにでもいこうか・・・


そんなことを考えながら廊下の窓のほうをみると、下では演劇部のステージが行われている。

舞台裏に楽器をもった人たちが入っていく。


それをみて、紗優は行き先をかえた。


そういえば姉ちゃんの友達の・・・立雲ちゃん・・・吹奏楽やってたんだっけ

見に行くのも悪くは・・・・ないかな。


階段を降りて、外へ・・・・・

見えてきた。舞台がわずかに見えて・・・・


と、 



刹那


ガラスが割れる音を耳にした。



パリーンと砕け散る音。

驚いて、きた道を戻る。


駆け上がる階段。緊張なのか それとも好奇心なのか・・・

自身にもわからなかった。

だが、気づけば夢中でかけていた。


そして目にした光景。

群衆と、散っているガラスと・・・

これは・・・・軽音楽部の・・・・


折れたドラムスティック。

誰かが外から投げたのだろうかと考えたのは紗優だけではなかったようで、

窓の外を見る人が何人もいた。


ガラスが行き先を阻んでいて、紗優には見えない。

下では何がおきているのだろうか。

階段を降りればわかることなのだろうが、何故か動けない。


・・・いや・・・・これ

使ってるの軽音だけじゃなくない・・・

吹奏楽の・・・・パーカッションにこういうのなかったっけ・・・・・・


どうやったらこんなことが起こるのかすらわからないけれど

細かいこと気にしてる自分はどうかしてる・・・・


ただ立ち竦んでいた。


紗優はただ・・・・

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