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6-4, 帰宅部

しぐれ見つからないし、どうしよう?

なんか暇だし、誰かほかに部活休んでる・・・っていうか帰宅部の人いないのかなー?

試験後だからあまりないのかな~??休みって


一人、学校周辺を放浪する空桜。

そこらへんで小学生達がワイワイ騒いでいる。


今日はいないかあー

そりゃあ、住んでるところ知らないわけだしそう毎日毎日会えるわけないよね・・・

刃流中の場所もそんなよくしらないし


でも本当

良いまちだよ・・・ ここ

個性的な子が沢山いて楽しいし・・・

頼れる友達もできたし


よし、決めた!

帰宅部にしよう!

放課後まだ明るい時間にここらをぶらぶらしていたいしねっ!

















「推薦?私がですか?」

部活の時間に呼び出されたと思ったら・・・・

「ああ。君の第一志望校だったはずだが」

「はい・・・ 嬉しい、です」

面倒臭い部活をさぼることができたということも嬉しいです先生

第一志望・・・・

高校なんて正直どうでも良い

けれど・・・ 推薦してくれるというのならば それは嬉しいことかもしれない

「どうした?浮かない顔して」

「いえ 」

「そうか? ・・・・・今回、おしかったな」

「何がですか」

「試験結果、3位だっただろ」


・・・・・・試験結果?

3位・・・?

本当はもう少しいけると思っていた・・・・

けれどまさか・・・・ ふっ・・


「気にしてるんだな?」

え?

「雨宮の点数だろ?」

図星・・・・

「あれには本当魂消たよなあ」

「はあ・・・」


「あの 雨宮さん・・・ 以前もそうだったんですか?」

「まあ・・・・な」

躊躇った?

もしかして・・・・・

今までは失点がなかったとか・・ ・・・ ・・・ ・ ・ ・・・


まさか・・・



「あの人っ 裏で何かやってるんですか?!先生何か・・・・ 知ってますか?」

目をそらされ、沈黙が流れる。

知っているのか・・・?それともほんとうに知らないのか・・・

「わたしもあいつのことは以前から不思議におもっていた」

「それで?先生」

「だが、何より証拠がない。悪い噂が広まっているようだけれども、所詮噂に過ぎない。何か裏でしているという根拠がまったくないのだよ」

「そうですよね・・・」

先生 私あの人のこと嫌いですよ

あなたが不思議に思っているように

私あの人恨んでますよ


「だが最近・・ 妙な一年が雨宮(あいつ)と仲良くやっているようで」

妙 そんな言葉使っていいんですね先生

確かに妙ですけど

「最近はいってきたばかりの真岸辺空桜さん 図書委員」

「ああ、そう 真岸辺」

絶対名前しらなかったでしょ なら

「それで あの二人って今どういう関係なんでしょう・・・

見た感じでは真岸辺さん、元気の塊みたいな方ですし一方的ってことも考えられそうですよね」

「ん、あ、ああ そうだな・・・。お前随分と詳しいんだな」

「気になって・・・ 色々と」

「そうか・・・・・」


「ですので 先生何かわかりましたら教えてくださいませんか」

「ん?あ、ああ わかった・・・」

悩んでいるというか、なんというか・・

面倒くさいんですよね先生 わかります


私──新まどかは複雑な気持ちで職員室をあとにした。

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