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6-2, 豪邸に行きたい

そんなこんなで平均的な点数をゲットしたけれど・・・・。

勉強してないわりにはまぁ、良かったんじゃないかな?

実際今までもこんなだったし、気にしなくていいよね。

歌波は凄かったし、うららんも天才としかいいようないけどさぁ・・・。


空桜は廊下を歩いていた。


どこへいこう?

歌波は部活の集まりがあるっていっちゃったし、うららんは生徒会室にいないし。


・・・暇だな。


ひとり、ぼぉーっと歩いていた。


ふと、すれ違った上級生。

彼女は険しい顔をして、空桜をチラ見していった。


空桜も、怪訝な表情をして見つめ返す。

─何?あの人・・・・。


そっと振り返る。

と、彼女もまた此方を見ていた。

あわてて目線をそらす二人。

そして再び目が合う。


・・・・気まずい。

凄く・・・気まずいんですけど。 何?この人・・・・、本当に。



しばらく流れた沈黙をといたのは、そこへ偶然やってきた人物だった。


「何してるの、空桜ちゃん」

「かっ、歌波ぃ!!部活終わったの!!」


やってきたそのひと、歌波をみて

空桜の表情はぱあと明るくなった。


その光景をみて、彼女は走り去る。


なんだったんだろう、 でも・・・、

なんというか・・・助かった!


「ねえ、さっきの人は?」

ほっとしていると、唐突に聞かれた。

一瞬びくっとする。


「知らない。 何かすれ違ったら、こっちみてきて・・・」

「じゃあ、知り合いでもなんでもないの?」

「え?何?有名な人?」


「何か、家がすっごいお金持ちだって噂の先輩だよ?でも綺麗な人だよね」

・・・・綺麗?そう?

「お金もちかぁ、いいなぁ」


金持ち・・・ といえば、しぐれもお嬢様だったっけ。

金持ちの家ってどんなのだろう?大豪邸・・・?


・・・あっ

しぐれの家いってみたいっ!!

会ったら交渉してみよおっ
























時って本当に嫌に過ぎていく

夢のように消え去って

残るのは少しの記憶だけ・・・


残しておきたい楽しい思い出は

ずっと胸の奥にしまっておけるけれど

逆に忘れたい事は 消えてほしくても叶わない


人の夢とかいて儚い・・・


そう 人生なんて儚くて 哀しくて・・・・

何のために生きているのだろう

自分は何のために大人になっていくのだろう


そしてこの空は

どこまで続いているのだろう


屋上は好きな場所・・・・

できればずっとここにいたいけれど・・・・

そうもいかないだろう・・・


久しぶりに・・・・

明日から・・・

でてみようか・・・ 授業に・・・・・・


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