4-5, 違い
「期末?うん、そう十二月 今は学園祭の準備期間だからねぇっ!」
「いいなぁ・・・」
空桜は試験勉強をさぼって、しぐれと喫茶店で談笑していた。
「もうすぐなんだねぇ、乙時雨は~~」
「そうそう。今回から順位オープンらしいし」
「あぁ、それきいた~~ 今まででなかったみたいだもんねぇ」
きいた?あれ?だれに?
「しぐはぁ、うららんが気になる」
「うららん?」
「うん、だっていままでみんなしらなかったんでしょぉ?
しぐもしらなかったもん。うららんって頭よさそーだけど、実際どーなのかなーて」
あぁ、なるほど。
そういわれてみると、気になってくる。
「もちろん空桜ちゃんのもきになる」
あ、それはちょっと気にしないでください。
「学園祭はじまるころには期末もおわってるよね?きてよねっ」
あぁ、うん。
他校の文化祭って、気になる~~。
体育祭は前いたところで、従姉妹によばれて見に行った、ってのはあるけれど。文化祭ははじめてかも。
「しぐも、学園祭終わったら勉強しないと」
あら・・・ この子もお勉強ですか。
あたしもしたほうがいいのかな?
苦笑する空桜を、不思議そうにしぐれは見た。
「まあいっか」
まあいっか?
でもなぁ
勉強って、やっぱりみんなするよね。あたしもしないとまずい系?
いやあ・・・・
あたしの性に似合わない事したってねえ!
「学園祭、しぐ、吹部の手伝いするんだぁ」
「へぇ~ 凄いね!しぐれ何部だっけ?」
「バド!あのねぇ、吹部の部長さんにたのまれたの」
吹部の部長・・・
そういえば前部室の前にいた・・・・ 短髪の可愛い子。
「もしかして知ってる?」
「んーっと、名前はよく覚えてないけど・・・」
空桜が首をかしげる。
「なんかうららんににてるよねぇっ!」
え?
唐突に笑顔で問われた。
確かにそう一度は思ったけれど・・・・。
・・・・・・。
「あれ?思わない?」
しぐれも首をかしげる。
「思ったよっ、はじめみたとき。でも話した事ないから」
「そか」
納得顔のしぐれ。
「どんな人?結構似てる?」
「え」
さり気なくきいてみたつもりが、かえって驚かせてしまったようだ。
「うん、表情堅いからさぁ、つめたいのかなって思ったらそうでもないし
よくわからないの。でも、悪い人じゃないよ。あまり好きじゃないけど」
悪い人じゃない・・・・ それはね、うん。
でも
あまりすきじゃない・・・・か
しぐれの好みだってよくはわからないけど
似ているけど麗は好きで吹部長は好きじゃない・・・・・
違うところ・・・ オーラ?うーん・・・・・。
わからない・・。