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アルチンゲェル   作者: 太郎
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君の名は

鎧メイド服のヴィルマの後ろで馬に乗りながら、移動中にツェツィから質問を受けた。


「あなたはどこの国から来たの?黒髪に黒い目の人間なんて初めて見たわ!それとあなたの名前は?」


僅かな可能性に懸けて「日本です!」と答えるとツェツィから


「ニホン?聞いたことも無いわ、海の外の国かしら」


日本が知られてないと本名で名乗っても仕方ないと思い、適当に答えた。


「アルチンゲェルです!」


ツェツィは変な名前に少し笑いながら

「分かったわ、アルチンゲェルね!よろしく」と理解してくれた。



学生の頃に授業で習ったナイチンゲールを、男だったら、「あるチンだ!」って笑ってた思い出から名乗ってみたけど、日本に戻る前に少しでも、医療をここに広めれたらって思うな!



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