3
先週は忙しくて投稿できませんでした、すみません。
いつものように駄文ですが、楽しんでいただけると幸いです。
次の日の朝、俺は待ち合わせに行くべきか否かを迷っていた。彼女が面白い人であることには違いはない。などといったことを考えていたが、しかし、最終的に行こうとそう決めた。一度了承したのだからそれを破るのは気が引けるとそう思ったからだ。そうして待ち合わせ場所を目指す。待ち合わせ時間は確か8時、時計を見ると7時30分。駅までは大体15分かかるので、8時までに十分間に合う。そう考えながら駅の待ち合わせ場所に向かった。
少しの時間が経ち、待ち合わせ場所に到着した。時計をみると7時48分とまだ待ち合わせには10分以上あるので、まだ彼女がいるわけがないと思いながら周りを見回す。果たして、いた。彼女も俺の存在を認めたようで、こちらに小さく手を振っている。手を振り返す代わりに早足で彼女のもとに向かう。
そして互いにおはようと挨拶を済ませた後、
「待たせた、ごめん。」とそう謝る。すると、
「大丈夫、早い時間に来たのは私だから。」とそう彼女は返してきた。
「それじゃ、行くか。」そう彼女に言い、学校への道を歩みだした。彼女が「うん。」と小さなでも確かな声で返事をしたのが聞こえた。
昨日のようにまた他愛のないーどこそこのクラスの誰それがどうだ、とかいった話だーそんな話をしながら学校に向かう。彼女は終始笑顔でいきいきとした様子でいた。疑問に思ったので尋ねてみた。「こんなことを聞くのも悪いが、佐伯さんはどうしてそんなにたのしそうにしているんだ?」その問いかけに対して、彼女はほんの少しも迷った様子はなくニコニコしながら、「友達と一緒に学校に行くのは初めてなんだ。」と、そう答えた。
これは悪いことを聞いたと、そう思ったので
「失礼なことを聞いたな、すまない。」そう謝ったが、
「大丈夫、全然気にしてないよ。」と、彼女は本当に何も気にしていないように返事をした。そうしてまた中身のない話に花を咲かせながら学校に向かった。
学校に着くと彼女は、「お昼一緒に大丈夫かな?」
そう尋ねてきた。構わないと返事を返す。その後場所と時間を確認する。そうしてお互いに別れの挨拶をして、教室に向かった。
授業を適当にやり過ごし、昼休み。
待ち合わせ場所ー中庭の木陰になっているベンチーに到着する。
やはり彼女は先に座って待っていた。朝と同様に待たせたことを謝り、彼女が気にしてないと言う。といったやり取りをして、昼食を食べる。
そうして主婦の井戸端会議のような会話を続けていると、彼女が突然「私には夢というか、目標があるの。」ぽつりとそう切り出した。
このような稚拙な文章を読んでいただきありがとうございます。
次回は来週の土曜日夜9時に投稿です。
誤字脱字、文法、話の内容などのおかしいと感じた部分や感想などありましたら教えていただけるとありがたいです。