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第40話:怒り

■――怒り――


(やばい、あれはやばい・・・)


メイオクの頭の中では、そのヒロシの姿を見た瞬間、非難命令が出されていた。


(今、逃げないと、私は殺される)


そう頭では、理解しているのに。


(駄目・・・)


彼女の、プライドが許さなかった。


彼女は鎌を構えなおすとヒロシを鋭くにらみつけた。


対して、ヒロシは、表情一つ変える様子も無くルクマの前に、


立ちはだかるようにして立っていた。


メイオクは、ヒロシから意識を離さずにゆっくりと間合いを取ろうとした。


が、


「えっ?」


ヒロシは、一瞬でメイオクの目の前に現れ、ルクマの首筋に剣を突きつけた。


メイオクは目の前に迫った剣を見据えて動かなくなった。


(なんなの?急に強くなって・・・)


色々と思考をめぐらしてみたがわかる事は顔に浮き出ている紋章が


力を与えていることだけだった。


「・・・ろす・・・」


「?」


「コロス、マモル、もう・・・キズツケサセナイ」


ヒロシはそう繰り返しつぶやいていた。


メイオクは、一つ大きく深呼吸をして大きく後ろへ退いた。


その距離50m。


かなりの跳躍力で、ヒロシとの間合いをいっきに取った。


しかし、ヒロシは全く動かない剣を同じ位置に止めたまま微動だにしなかった。


(おい、ヒロシ。どうしたのだ?!)


「・・・・・」


(くっ、私の力が吸い出されていく・・・。まさか、本当に目覚めたのか?)


「・・・」


ヒロシのなかで、影が必死に声をかけていたが、ヒロシからは、


全く返事がない。


その隙を、メイオクは逃がさなかった。


先ほどの跳躍力で一気にヒロシの背後に回ると鎌の柄でヒロシを強く突いた。


「ゼイッ!」


ヒロシは全く抵抗することも無く、吹き飛ばされ壁へと激突した。


「なんなの?強くなったり、急に動かなくなったり・・・」


ヒロシにやられた、先ほどの傷からゆっくりと血が流れていた。


しかし、傷口はもう治りかけている。


そして、ヒロシが吹き飛ばされて激突しいまだ粉塵のあがる場所を、


メイオクは見つめていた。


背後にいる、ルクマは全く気に留めずに。


「なっ!?」


粉塵のなかから出てきたヒロシは、赤いようなどす黒いオーラをまとっていた。


それは、火を見るより明らかな怒り。


無意識にメイオクの体がこわばる。


(私が、恐怖を感じている?)


メイオクにとっては、初めての感覚だった。


敵に恐怖を感じること。


それは、彼女の中で負けを認めてしまったことになるから。


ヒロシには、頭の中に響くストッパーの声はもうしない。


黒い羽が舞い散り、ヒロシの傷に張り付き癒していく。


今度こそ、全開で敵を倒すために。


「アハ・・・」


全てのものを守り抜く、そう決めた覚悟のはずだったのに・・・


「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・」


いつしか、彼は求めた力に飲み込まれようとしていた。



炎:どうもー。私は帰ってきた!!

ヒ:おいおいあんだけ脅しといてこれかよ

ミ:全くね。これだからこいつは・・・

炎:ま、まあ。いいじゃん。続けます。はい・・・

ヒ:有言不実行ってか?

ミ:・・・かっこわるい

炎:ガーン・・・やりますよっ。やればいいんでしょ?いつか

ヒ:まあ、この話が終わるまではやってほしいよなぁ

ミ:そうね、最低でも。ね

炎:そんなこと言いながら、二人とも心配だったんでしょ?

ヒ・ミ:ギクッ

炎:ははっ、だせぇ

ヒ:うるせぇ。元はといえばお前のせいだろう!

ミ:そうよ。変なこと言って

炎:あーはいはい。っというわけでこの話続けますのでこれからもよろしくお願いします。

ヒ・ミ:よろしく

炎:あと、感想お願いします。どんなことでもかまいません。誤字の指摘などドシドシお待ちしています。

ヒ:見てくれる人少ないしなぁ

ミ:しょぼいわよね

炎:うう、うるせぇ!

ヒ・ミ:それでは、また次回

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