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第38話:対面

■――接触――


建物の中に逃げ込んだ。


「ハァ・・・ハァ・・・」


乱れた息を整えながら、息を殺して耳を澄ました。


シガールの通り過ぎる音を聞き、長く息をつくと、女性の手当てを始めた。


所かしこに傷があったが、大丈夫そうだった。


しかし、肩の傷口からの血が止まらない。


「どうしよう・・・」


ヒロシは、あたふたとあわてていると、頭の中に影の声が響いた。


――私の羽を傷口に貼り付けろ――


「は?」


ヒロシは、その声を聞いて、少し悩み、


「大丈夫なのか?」


と尋ねると、


――私を頼る以外ないだろう?――


とその言葉を聞いて、少しためらったが、翼からハネを一枚抜き取ると、


ゆっくりと彼女の傷口の上に置いた。


羽に血がしみこんでいくと、羽の形が崩れて傷口を覆い、


傷口が黒く固まった。


確かに、血はとまったようだ。


しかし、ヒロシはその黒ずんだ色に恐怖感を覚えた。


「う・・・うう・・・」


その時、彼女は低くうめき声をもらした。


「大丈夫ですか?」


ヒロシが、軽く肩をゆするとその女性はうつろに目をあけたと思うと、


いきなりヒロシを押し倒してマウントポジションをとり、


拳を振り上げた。


「ちょっと待って、仲間です。仲間ですよって!!」


ヒロシが必死に訴えると、寸前に迫った拳がピタリと止まった。


そして、ヒロシをジッと見ると大きく息をつき、


「なんだい?驚かせるんじゃないよ・・・」


と、腕に力を抜いた。


「痛っ・・・」


彼女は、肩をおさえて顔をしかめて肩の傷に触れた。


「止まってる・・」


「あっ、それは・・・」


気まずくていい辛かった。


彼女は翼の生えた俺を見て驚いていたが、


落ち着いたように目を伏せると、彼女の口から信じられない言葉が出た。


「これは・・・あなたがやってくれたの?」


「え?」


――これは、驚いた。私の姿を見ても驚かないとは――


影の声が、ボソリと響いた。


ヒロシも疑問に思ったが、口には出さなかった。


「ありがとうね。助けてくれて」


彼女は外の様子を確認して、安全の確認が終わり肩の力を落とすと少し笑ってつぶやいた。


「私はホウル・クロア。クロアって呼んでくれればいいから」


頭に軽くのっている帽子を取って、銀色の長い髪を整えてきれいに笑って、


団員のカードを胸ポケットから出して示した。


確かにそこにはホウル・クロアと書いてあって、ヒロシは頷き、


「どうして、あんなに大量のシガールに追われていたんですか?」


と尋ねると、クロアは照れたように頬を少しかいて、


「ちょっと、ヘマしちゃってね」


と言って、ヒロシの事をまじまじと見て、


「本当に、珍しいのね。少年。いえ、ヒロシ君」


「えっ・・」


クロアは、いたずらをする子供のように笑った。


ヒロシが不審げに見ていると、彼女は、


「前に情報を聞いて、ちょっとね」


とつぶやくように言った。


そして、ヒロシは気まずそうに翼を見ると、


「そうすか・・・」


と悲しそうに言った。


そして、不意に思い出して、


「クロアさんは、今ミッションで来てるんですか?」


と尋ねると、クロアも気づいたように、


「そうだけど。そういえば、あんたなんでここにいんの?メンバーじゃないでしょ?」


クロアは髪のススを払いながら聞いてきたが、


答えずに黙っていると、クロアはため息をついて、


「別に無理には聞かないけど、早く本部に戻りなさい」


と言って、扉のドアノブに手をかけた。


「助けてくれて、本当にありがとう。ちゃんと、本部に戻るんだよ」


と言って、出て行こうとした。


ヒロシは、はいと短く答えて見送ろうとしたが入り口からただならぬ殺気を感じた。


クロアが扉を開けたとき、そこには赤いロングヘアーの女が巨大な鎌を持って立っていた。


はてさて、受験でただいまぎりぎりな炎道です。

かなり、更新は遅くなってしまいますが、

今後ともよろしくお願いします。


ヒロ「お前もたいへんだよな」

うおっ、いつの間に

ヒロ「さっきからいたけどな」

・・・そっか。なんか、なまっちゃってるなぁ。

ヒロ「もう、死んでるよな。お前」

ぶっ、物騒なこというなぁ!!

そんな子に、書いた覚えはありません!

ヒロ「どこかで聞いた事のあるような、言葉だが。

   今の私は、弘ではないぞ」

へ?

ヒロ「それも、分からんのか」

・・・、まあ、いいや。

皆さん、あけましておめでとうございました。俺は、もう消えるかも・・・

ヒロ「何を言っている?」

うわー、もう死んだっ!

剣構えてるしぃ。もういいしぃ。

殺せよ、ばかぁ!

ヒロ「そんな事は、せんぞばかもの」


ばか者いうなよ。

ヒロ「・・・私はもう帰るぞ」

じゃあ、ここに何しに来たの?

ヒロ「ああ、もうすぐこの話をリメイクするだの、聞   いたのでな。尋ねようと思ったのだが」

ああ、するよ。いずれ。受験終わったらかなぁ。

ヒロ「そうか」

ああ、そうそう。このことに関して感想おまちしていまーす。

あて先はここまで!

ヒロ「・・・出ていないぞ」

NO〜〜〜!!

ヒロ「それでは、また会おう。よろしく頼むぞ」

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