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第26話:影

ヒロシはその様子を見て、歯を強く噛み締めてジーベルをにらんだ。


「お前がヒロシかぁ?」


ジーベルは首を大きくかしげながらヒロシに聞いてきた。


しかし、ヒロシは口をつぐんで黙って答えなかったが、ジーベルは首筋のあざを見て、


「そのあざはぁ?」


としばらく黙って、あざを見ていると、


「ヴェルディに置きみあげを渡されたかぁ?」


と口元だけ笑い、槍の先をヒロシに向けて、


「俺と戦え。俺にお前の力を見せろぉ!!」


とその槍をすばやく横になぎ払ったと思うと、


槍の先から青い光の塊が出てきて、その光はサメの形になりヒロシをおそった。


ヒロシは剣を取り出し、その攻撃を受け流して後ろに飛んで距離をとった。


「ヒャハハハ。死のダンスといこうか、ヒロシさんよぉ」


ジーベルは楽しそうに笑いながらヒロシに向かっていった。


ヒロシはうまくジーベルの攻撃をかわしながら、一気にジーベルに近づいていき、


剣を振り下ろした。ジーベルは槍でそれを軽く受けとめて、ヒロシにグッと詰め寄った。


「なぜ、俺の名前を知ってるんだ」


ヒロシはジーベルをにらみ、剣で槍を押さえつけながら訪ねた。


ジーベルは少し肩をすくめてとぼけて、不適に笑うと、


「お前の情報はたくさんあるんだぜぇ」


と言い、足元にいる渚たちに目をちらりと向けるとヒロシの耳元に顔を近づけて、


「あそこで固まってる二人と親密な関係な事もなぁ」


とヒロシに挑発するようなまなざしを向けた。


「っ!!」


ヒロシは一瞬たじろいだ時、ジーベルの槍の端が折れ曲がりヒロシに向かって伸びてきた。


ヒロシはそれをあわてて防いだが真っ直ぐに受けてしまい槍の力をそのままくらい、


ヒロシは吹き飛ばされた。


ヒロシは空中で体勢を整えて家に足場にして前を向きジーベルの姿を探したが見当たらず、


「なんだ。こんなに弱ぇのか」


と後ろで声がしたと思うと後頭部に痛みがはしりそのまま地面に倒れこんだ。


「つまんねぇな」


ジーベルはため息混じりにヒロシにつぶやくと、


ジーベルはゆっくりと森内たちに近づいていった。


「まっ、待て・・・。何をする気だ・・・」


ヒロシはズルズルとはってジーベルを止めようとしたが、


ジーベルは森内の隣に立ちヒロシに向かって笑顔を見せると、


「俺の力、見てみたいだろ」


と言って森内の首筋に触れると、その手がゆっくりと首の中に入っていった。


「俺の力はなぁ、人間のエネルギーを自分の力にすることなんだぜぇ」


と言うとジーベルの手が光だしジーベルの体に光が入っていった。


そして、もう一度ヒロシに向かって笑いかけ、


「こいつ、このままだと消えるぜ」


と発した時、ヒロシは一気に顔色を変えて、


「やめろ!!」


と叫び、体に力をこめたが、立ち上がることが出来ず、


見る見る森内の体がだんだんと薄くなっていった。


ヒロシはそれを見て必死に、


「やめろー!!」


ともう一度叫び、


動いてくれ!


と強く念じると脳裏でカチッと何かのスイッチが入るような音がした。


「その望み・・・かなえてやろう」


とあのヒロシの影の声が頭に響き、ヒロシの視界に影が現れた。


「あっ・・・」


ヒロシは一瞬、声をあげたと思うと、


瞬時に立ち上がりヒロシの剣で森内の体に入っている、手を切り落とした。


マー:今日はおやすみねぇ


ミフィ:たまには、そういうのもいいですね


作:適当だな、おいっ!!


マー:いいじゃない、別に

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