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第20話:影

■―――夢の底―――


ヒロシが、気がついた時、真っ暗で何も無い世界に立っていた。


―ここは、どこだ?―


そうつぶやいて、周りを見渡した。


周りは本当に真っ暗で、


今立っているはずの地面もあるかどうか分からないくらい黒かった。


―俺はなんでここにいるんだ?―


ヒロシはジッと自分の記憶をたぐり寄せる。


―そうだ、あの男に殺されて・・・と、言うことはここは死後の世界か?―


そう、考えをめぐらせていると、不意に目の前に小さな球が出てきた。


―確か、これってシガールプラントって―


そう思って、目の前に浮いている球を見ていると、


その球はゆっくりと落ちて行き、


ヒロシの下に伸びているヒロシの影の中に入っていった。


ヒロシはその様子を首をかしげて見ていると、


急に影が浮きあがり、ヒロシの前に現れた。


―なっ!!―


ヒロシは、驚いて後ずさって、その黒い者から距離をとった。


その黒い者はヒロシと姿、形が全く同じで、顔は真っ黒で何も無かった。


―なんだよ、お前―


ヒロシがそう訊くと、その黒い者はゆっくりと黄色く光る目を開けて、


真っ赤な口を開けてニヤッと笑った。


その口の色は血をこぼしたような真っ赤な色だった。


そして、そいつの背中から真っ黒で大きな羽をひろげて、


地の底から響いてくるような声で、


―お前の体、もらいうけるぞ―


とその影はヒロシに一気に近づきヒロシの手をつかみ、


空間から剣を出し、剣先をヒロシに向けた。


―うっ!―


ヒロシはあわててもがいて逃げようとした。


ヒロシが逃げようともがく度に、その影の背中の羽が黒い雨のように舞って、


ヒロシはその影に押し倒されてもがいていたもう片方の手を足で押さえつけられた。


その足は鳥の足のようにうろこに覆われていて、


―終わりだ―


と言ってヒロシの首に剣先をつけた。


ひんやりとした冷たい鉄の感覚がヒロシの首筋に伝わってきて、


その影は少し剣を持ち上げると振り下ろした。


剣がヒロシの首に刺さりそうになった時、ミリアの声が頭の中に響いた。


「ボコッ」


ヒロシが目を開けるとそこは水が入った何かのカプセルの中だった。


カプセルの周りには何人か人がカプセルを見ていて、


その顔はヒロシからはぼやけてよく分からない。


今のは夢だったのか・・・そう考えていると前が開いて、


ヒロシはカプセルの外に出た。


カプセルの外に出るといきなり横から殴られたような衝撃がきて、


ヒロシはそのまま倒された。


「痛って」


ヒロシが顔をしかめながら上体を起こすと、


アリアがヒロシの上に座って、今にも泣きそうな顔をしていて、


「ヒロシはーん。心配したんよ」


と泣きながらヒロシの事をたたき出して、ポロポロと涙をこぼしていた。


「何、やってるんですか!」


アリアは涙目のままヒロシを睨んで言った。


ヒロシは、少し笑ったような顔をして、


「ごめん」


と短く謝った。


そしてヒロシは目の前にマーシャと見知らぬ女の人が立っている事に気がつき、


軽く頭をさげた。


「もう大丈夫みたいね」


女の人はそういってヒロシに優しく笑いかけた。ヒロシは、


「はい」


と答えて、アリアを頭の上に乗せた。


すると、その人はポケットから名紙を取り出して、


ヒロシに投げて、名紙はクルクルと回ってヒロシのひざの上に落ちた。


ヒロシはその名紙を拾い上げて、


「私は、ハリマ・ショウ。医療チームのリーダーです。お見知りおきを」


ハリマはそう言って、マーシャにあいさつをして部屋から出て行った。


そして、マーシャはハリマと入れ替わりにヒロシに、


「生きててよかったわね」


と不適な笑いをした。ヒロシはマーシャの顔を真っ直ぐ見て、


「そうっすね」


と笑って答えた。マーシャはため息をついて、


「全く、あせったわ。いきなり運ばれてくるんだもの」


と頭に手を当ててヒロシを見た。


ヒロシは少し苦笑いして答えて、アリアを撫でた。


アリアはいつの間にか眠っていて寝息を立てていた。


「あの夢は、なんだったんだ」


ヒロシはアリアの寝息を聞きながら、


つぶやきながら、さっき渡された名刺を見た。


その時、腕に何か黒い跡が見えた。


「夢って?」


マーシャがそう訊くと、ヒロシは無視して服の袖をめくった。


そこには、何かにつかまれたような跡があり、


ヒロシは、目を見開いて、その跡を見た。


「あの時の・・・」


ヒロシはそう言って、あの影の顔を思い出した。


マーシャはそのあざを見て首を傾げていた。


ヒロシはその跡を見てかたまってしまい、


ヒロシは背中に冷たい汗が流れるのを感じた。




マー:今回は、作者にしたわ


作:ドンドン、パフパっておれかよ!!


ミフィ:それって、あなたがやってたんですね


作:まあな


マー:あー、それもういらないから


作:ガーン


ミフィ:この前、なかったですよね


作:うっ、それは・・・


マー:もういいから、ちゃっちゃと終わらそ


ミフィ:そうですね


作:なんか、扱いひどくない?


マー:じゃあ、年齢は?


作:無視かよ。15だよ


ミフィ:じゃあ、今年受験ですか


作:そうだよ、何か悪いか?


マー:勉強できなそー


作:うるせぇ


ミフィ:じゃあ、次に好きなことは?


作:まあ、話し考えたり。絵を描いたりだな


マー:なんか、暗いわねぇ。オタク?


作:んなわけねぇだろ!!


ミフィ:もう少し、体を動かしたらどうです?


作:まあ、そうだけどな・・・


マー:だんだん、ここに載せる事も無くなって来たわ


ミフィ:そうですね


作:おい、話しかえるなよ


マー:だから読者の皆様から何か募集しようと思うの


ミフィ:いいですね


作:また、無視かよ


マー:と、言うことで読者の皆様お願いします


ミフィ:感想の所に、書いてください


マー:誰かを紹介とか、質問大歓迎


ミフィ:よろしくお願いします


マー:ほら、作者もいいなよ


作:えっと、今後ともよろしくお願いします


マー:うわー、改まっちゃって


ミフィ:変です


作:なにおう!!

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