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「この世界は一体何と闘っているんだ?」の主な状況

「この世界は一体何と闘っているんだ?」の世界設定――――



 【1:ロズウェル資源の真実】

 この世界の人類が「鬼獣」と呼称される未確認生物とファーストコンタクトがあったのかは、現在も判断していない

 だが、歴史研究家は、各地に残る伝承や痕跡を調べた結果から「少なくとも6世紀後半から17世紀初頭頃からすでに未確認生物『鬼獣』が出現していたのではないかと言っている。

『鬼獣』が現れた最初の事件として世間で一般に認知されているのは、1947年7月8日の合衆国ニューメキシコ州ロズウェル陸軍飛行場が発表したプレスリリースとされている。

 その当時、軍は「 第×××爆撃航空群の職員がロズウェル付近の牧場から、「奇妙な生物を回収した」と発表した。

 しかしその数時間後、第×航空軍司令官はこのプレスリリースを訂正し、

「職員が回収したものは「奇妙な生物」ではなく、気象観測用気球であった」

 と述べ、このように全く異なる見解を述べ、この出来事は政府の情報操作に

 よってすぐに忘れさられた―――――。

 この事件の直接または間接に見聞きしたと主張する人々もいた。

 しかし、その人々の前に、黒の背広に黒ネクタイ、黒の革靴を履き、黒いソフト帽、黒レンズのサングラスを着用した政府関係者が現われた。

 MIBと呼ばれた彼等によって「この目撃した出来事を他言しないように」との警告や脅迫が行われ、「鬼獣」による地球規模の大侵攻「グランド・ゼロ」が発生するまでは、この事件について喋る事も主張する事も許される事はなかった。

 ―――――警告に従わず主張を続けた関係者は、全て「失踪」している。



【2:暗躍する秘密組織】

 現在では、この様な情報操作を政府に直接命じ、実行させた組織が存在した事がわかっている。

 16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた秘密結社「フリーメイソン」である。

 都市伝説や陰謀論などで取り上げられる事も多い名前だが、その正体は6世紀後半から17世紀初頭頃から出現を始めたと思われる『鬼獣』の脅威から人類を護るために結成した秘密結社であったのだ。

 表向きは、『会員相互の特性と人格の向上をはかり、よき人々をさらに良くする』という目的を掲げているが、「フリーメイソン」の真の目的は未確認生物

「鬼獣」の殲滅である。

 『鬼獣と人類の歴史』について調査している歴史研究家によれば、ロズウェルよりもさらに昔……6世紀後半から17世紀初頭頃から、『鬼獣』との遭遇記録が残っており、各地の伝承の中には秘密結社フリーメイソンのメンバーと『鬼獣』の交戦記録と思しきものが多数見受けられるという。

 しかし、具体的に6世紀後半から17世紀初頭のどの辺りでファーストコンタクトがあり、そしていったいどのような闘いが世間の裏側で行われていたのかなどの正式な記録は今現在に至るまで謎に隠されている。




【3:鬼獣狩りと秘密組織の暗闘】

 1947年ロズウェルから一年後、1948年頃より1950年代前半にかけて。

 主にアメリカとその友好国である西側諸国で行われた赤狩りは、一般にメイソンリーと呼ばれる秘密結社「フリーメイソン」に所属する一部の集団が、未確認生物「鬼獣」の情報を世間一般に公開しようとする行動を阻止するために行われた。

 表向きは、国内の共産党員およびそのシンパを、公職を代表とする職などから追放する事になっているが、この物語の裏側の真実はコレである。

 特に、1963年のテキサス州ダラスを遊説中に暗殺されたジョン・F・ケネディの事件は、情報開示派と現状維持派の衝突が原因だ。

 犯人が殺害される展開、その後に暗殺の動機も背後関係も分からず多くの謎を残したまま捜査が終了したのは、このような事情が原因である。

 そして情報開示派の中心人物ジョン・F・ケネディの暗殺により、具体的な情報開示は大侵攻「グランド・ゼロ」が発生直後まで遅れる事となる。

 ――――もっとも、情報開示派による複数の“正しい”情報を密かに流した結果、七十年代の全世界でテロリズムが吹き荒れ、日本国内では安保闘争や学生運動が勃発したことも事実ではあるが。




【4:フリーメイソンよる情報隠蔽】

 未確認飛行物体や未確認動物――――UFO事件やUMAは、秘密結社「フリーメイソン」の指示の元、各国政府は『鬼獣』との小規模交戦を隠蔽するため情報操作を行った結果認知された言葉である。

 『鬼獣』との小規模交戦を目撃、もしくは不幸にも巻き込まれた人物の元には、

MIBと呼ばれる黒衣の男達が現われて警告や脅迫という圧力が行なわれ、

その「忠告」を無視した結果は、大概失踪という最悪の結末が待っていた。

 そして未確認生物「鬼獣」について調査していた多くの人物は、大侵攻「グランド・ゼロ」以降も発見はされてはいない。

『鬼獣と人類の歴史』について調査している歴史研究家によれば、大掛かりな

情報操作を行っていた形跡もあるという。

現在も調査は続けられているが、今現在判明している所では、1914年から1918年にかけて戦われた人類史上最初の「第一次世界大戦」

1939年から1945年の6年にかけ、ドイツ、日本、イタリアの三国同盟を中心と

する枢軸国陣営と、イギリス、フランス、ソビエト連邦、アメリカ、中華民国などの連合国陣営との間で戦われた人類史上最大の「第二次世界大戦」

1948年から1973年までの間に大規模な戦争が4度起こった「中東戦争」

1946年から1954年にベトナム民主共和国の独立をめぐってフランスとの間で

戦われた「第一次インドシナ戦争」

1960年の米軍が介入した「第二次インドシナ戦争」

1979年にソビエト連邦が軍事介入を行なった「アフガニスタン紛争」―――――。

調査の結果、これらの戦争は『鬼獣』との度重なる中規模交戦を情報隠蔽をするために、秘密結社「フリーメイソン」の指示の元に行われていたと判明している。

「グランド・ゼロ」が発生するまでに、世界で発生していた紛争の裏側には

秘密結社「フリーメイソン」の影が存在する様だが、未だ全容は大きく闇の中である。




【5、社会主義陣営との冷戦及び宇宙開発競争】

 アメリカ合衆国を盟主とする資本主義・自由主義陣営と、ソビエト連邦を盟主とする共産主義・社会主義陣営との冷戦や宇宙開発競争は、秘密結社「フリーメイソン」の指導の元、有効的な戦略と資金集めのために行なわれていた。

 それらが順調に行なわれていたわけではない。

 特に、キューバを舞台に、1962年10月14日から28日までの14日間に亘って米ソ間の冷戦の緊張が、核戦争寸前まで達した危機的な状況が発生したのは、

 秘密結社「フリーメイソン」も把握していなかった、大型の未確認生物「鬼獣」

 が初めて出現して、それの対策が原因だ。

 表向きは、旧ソ連が核ミサイルを配備したとはなってはいるが。




 【6、「グランド・ゼロ」】

 1999年七月、地球上に存在する平原、街道、草原、凍土、砂漠、海上、空中、泥中、湿原から、夥しい規模の未確認生物「鬼獣」群による大侵略が一斉に

 開始した。

 後々まで「グランド・ゼロ」と呼称される激烈な闘いが人類側に降りかかる。

 秘密結社「フリーメイソン」は、長年の暗闘などで練られた計画に従い、

 未確認生物「鬼獣」群に反撃を試みたが、失敗に終わった。

 それでも、幾つかの形成された未確認生物「鬼獣」群の包囲網を解くために反撃を行ない、多少の市民を脱出させる事ができたのは唯一の救いかもしれない。

「グランド・ゼロ」発生から8日後、ユーラシア大陸は未確認生物「鬼獣」群の

 勢力下に置かれ、その状況は当時の秘密結社「フリーメイソン」にとっても人類にとっても、最悪な出来事であった。




  【7、日本国内最初の未確認生物「鬼獣」群による大規模侵攻(国内では、この事を「ファーストコンタクト」と呼称している。世界的に認知されているのはロズウェル)】

 日本国内の「鬼獣」群の侵攻は、2000年の3月、北海道、四国、九州、

 沖縄の4か所から始まる。

 国内大規模侵攻が発生するまでの時間、日本国内の一部の政治家は、情報開示派による複数の“正しい”情報を密かに流さて、安保闘争や学生運動という苦い経験をしならも、魂を削り、または血反吐を吐く様に用意周到な計画を極秘に立案した。

 計画は、未確認生物「鬼獣」群による日本国内侵攻後の日本憲法や法律の

 改正だ。

 主な内容は、日本国内での銃火器類販売、自衛隊の国防軍化、特殊部隊訓練の義務教育化、非核三原則の廃止などが計画され、

 特に、特殊部隊訓練の義務教育化と非核三原則の廃止は未確認生物「鬼獣」群との闘いには、今現在でも有利に進められる。

 非核三原則の廃止以降、製造された小型核爆弾は日本国内で3回使用されている。



  【8、特殊部隊訓練の義務教育化――――、日本国民義勇兵法、別名「日本決死隊法」 】

 日本国民義勇兵法は、2000年の6月成立・施行した。

 未確認生物「鬼獣」群との交戦を行うために国民総動員法として成立された。

 日本国民義勇兵(日本決死隊)は、編制・運用は各市町村などに委ねられて

 いる。

 男性、女性も小学低学年から地獄の特殊訓練が義務教育化されている。

 また、各市町村では、週一で空挺訓練やレンジャー訓練などが行なわれている。

 この世界では、義勇兵役は通常の兵役と同じく法的義務であり、召集に応じなければ刑事罰の対象となっている。(ただし、この物語の主人公に関しては、免除されている様だが・・・)

 武器などの装備品は、基本的に隊員各自が用意することになっているが、

 日本国内での銃火器類販売が施行されると、比較的に自由に用意する事が

 出来る。

 国民一人に付き、銃は四丁所持しなくてはならない事が義務化されており、

 重火器類不携帯が発覚すると、違反切符が切られる(これについても、この物語の主人公に関しては、免除されている様だが・・・)




【9、露店主尚文真一郎――――。】

 この世界で通常市販されている値段よりも、若干高めで重火器類を客に売捌いている店主。

 しかし、この店主の過去の経歴は謎に隠され、誰も知らない。

 傭兵として、世界を転戦していたという経歴だけでは、ただ上辺だけを

把握しているだけだ。

 露店主は、2000年3月の未確認生物「鬼獣」群による日本国内侵攻直後から、 派手なアロハシャツ、頭に麦わら帽子、短ズボンに下駄、口髭を生やして黒いサングラスを掛けながら、誰にも気づかれずに露天商を開いていた。

 この人物の過去の経歴が誰も知らないというには理由がある。

 尚文真一郎について、調査または調べていた複数の人物が全て「失踪」しているからだ。

『鬼獣と人類の歴史』について調査しているほんの一握りの歴史研究家が、

「失踪」した全ての人物を調査した結果、「グランド・ゼロ」が発生するまでの、未確認生物「鬼獣」群との小規模交戦(世間表向きは、UFO事件やUMAと表示)について、深く知り過ぎた結果だと判明した。

特に、この尚文真一郎露店主が何かに関わっている可能性に気付いた人物は、

後戻りが出来ない領域まで踏み込んでしまったためか、確実に「失踪」していた。

小規模交戦の影に、いつもアロハシャッと短ズボンという姿の尚文真一郎の

情報と姿があり、その他に、「ロズウェル」、「ジョン・F・ケネディ暗殺事件」、「ロバート・ケネディ暗殺事件」、「キング牧師暗殺事件」などの

世間的に衝撃が走った事件にもその姿があった。

『鬼獣と人類の歴史』について調査しているほんの一握りの歴史研究家が熱心に

調査しているのは、「ジョン・F・ケネディ暗殺事件」だ。

調査の結果、尚文真一郎露店主が裏で糸を引いていた、もしくは真犯人の可能性が濃厚だった。

暗殺直前のケネディ大統領夫妻の写真に、よく見れば左側の奥に、アロハシャッを着込んだ東洋系の見物人が混じっているのが発見したことも原因でもある。

オズワルドは、逮捕直後から記者団の前で

「情政省なる機関に所属する東洋系の職員につけこまれた」

「自分は、あの東洋系の男に嵌められた」

 と主張している。

 オズワルドを撃ったルビーも主張している。

「東洋系の男に癌細胞を注射された」

「ワシントンの刑務所に移送してくれたら、この事件の裏で糸を引いたあの

東洋人について全てを話す」

「俺はあの男に嵌められた」など―――――。

しかし、詳しい尋問調書などは残っておらず、幾人もの捜査官関係者が不自然な

「失踪」をしている。

歴史研究家が調査した所、「失踪」した複数の人物は「情政省」なる機関と

東洋系の男性について調査に当たり、上層部からの不可解な圧力、また、

MIBという組織に属する黒衣の男達に脅迫と妨害が行なわれていた実態を

探り当てた。

上層部は警告した――――「これ以上捜査をするな」

黒衣の男達は、捜査官関係者の前に現れ静かに警告した――――

「東洋系の男については調べるな」

『鬼獣と人類の歴史』について調査している歴史研究家や都市伝説及び陰謀論を

調べている奇特な人達には、この東洋系の男について「アロハシャツの男」、

「ちくわを食べる男」と囁いている。

後者の由来は、偶然に写真に撮影されて写っている所に、よくちわくを

食べている所が写し出されているためだ。

なお、「情政省」なる機関は、秘密結社「フリーメイソン」の暗部に存在して

いるらしいのだが、その実態は深く闇の中で現在も調査は行われている。

――――闇社会からは、「魔王」と称されて恐れられている。




【10、露店従業員数】

 

物語内では1500人と露店主が応えているが、この数字はあくまでも本拠地としている地域で勤務している従業員の総計であり、動員可能な戦力とは等しく無い。

従業員数は正確な数字は公開されていないが、ある資料によれば正式従業員数は

2万8000人前後と推定されている。

ただし、世界各国の地域に置かれている露店の下位組織の従業員数は含まれない。

それらを含めると総数は、4万とも10万人とも推定されているが、具体的な

人数は現在も調査中である。

 

 従業員は様々な機関から派遣されている人材によって成り立っている。

 主な内訳は、日本全国の暴力組織に所属していた精鋭の組員、警視庁の警備部や公安、SAT、機動隊に所属していた猛者、国防軍からは空挺やレンジャー、特殊作戦群などに所属していた実務経験者。

 さらには北米、中南米、西欧、北欧、中近東などの有名所な諜報機関にて精鋭と呼ばれた者などが含まれている。



組織の活動開始時期については諸説あるが、尚文真一郎と露店について、

密かに調べている少数の歴史研究者グループは、尚文真一郎が「グランド・ゼロ」直後から密かにスカウト活動を始めた可能性が高いと指摘している。

日本国内の「ファーストコンタクト」直後には、2万8000人の従業員を揃えて

いた事が調査で判明したが、なぜここまでの数の人材を短期間に集めることが

出来たのかは、大きな謎に隠されている。

 また、どのようにしてわずか短期間のうちに世界各国の地域に下部組織を

作り上げたのかも不明のままである。

尚文真一郎曰く、「いささか強引にスカウト」したらしいが、実際にどのような勧誘が行われたかは全く知られておらず、関係者も口を閉ざしているため定かでは無い。





【11、銃の整備士】

 銃の製造、改造、分解、メンテナンス等を行う職人、すなわち『ガンスミス』のことである。

 「グランド・ゼロ」以前の銃規制の厳しい日本でも、狩猟用や射撃競技用として散弾銃やライフル銃が所持できたため、これに対応する職人が存在していた。

 だが、当時は平和な時勢であったために需要が少なく、あくまでも少数派に過ぎない業種であったことが、保管されていた資料により判明している。


 「グランド・ゼロ」以降、日本国内での銃火器類販売が施行され一般に広く普及すると、その需要に応えるようにして職人達も増え、その職人達に対する『ガンスミス』という呼称が一般化された。

 それ以外にも、使用者や用途に合わせた調整や改造、装飾などの要望を仲介する業者の数も倍増し、日本の社会構成は大きく変貌を遂げる。



 尚文露店商のガンスミスは日本国内でも腕利きの職人が揃っていることで知られており、彼等への依頼にかかる平均的な費用はメンテナンスは10円、改良費は7円。

 ただし、100円も出せは、魔改造だってしてくれるのが尚文真一郎露店に雇用されている整備士達である。



【12、主な「鬼獣」の種類】

                

■従来型鬼獣「ソルジャー」……日本国内名称「兵隊」


 頭部は前後に細長い形状をしており、その上部は半透明のフードで覆われている。

 貌にはそれと判るような形状の鼻や耳、目などは存在していない。

 口の中にインナーマウスと呼ばれる第二の顎を持ち、そのインナーマウスの口腔内部に納められた舌はカメレオンのように伸縮する能力を持つ。

 口腔内から外へ向けて放たれた舌は、一直線に数十cmの長さまで飛び出し、外敵を攻撃するために使用される。

 その射出力は、人間をはじめとする生物の骨格はおろか金属をも破壊するほどの威力を持っており、舌を放った後はさらにその強靭な顎による追撃を行う行動パターンを示すことが多い。


 歯は人間の物に酷似しており、門歯や犬歯にあたる形状を見て取れるが、人間に比べて犬歯が長く、歯を剥き出している事が多い。

 なお、「ロズウェル」の事件によって最初に人類と遭遇した未確認生物はこの種類であり、『鬼獣』の名称はこの生物の巨大な犬歯を鬼に見立てた為だと言われている。


 またこの物語の主人公曰く、この生き物は大型宇宙船という閉鎖空間の中や宇宙海兵隊と死闘を繰り広げる有名な旧世紀の映画作品に登場する想像上の宇宙生物に酷似しているらしい。



■猟犬型鬼獣「インベイダー」・・・・日本国内名称「侵略者」

巨大な狼のような外見を持つ鬼獣。

 全身の体毛が非常に明度の低い、ほぼ漆黒と呼べるような色彩をしているが、胸元だけは血で赤く染められている。

 非常に敏捷性の高い小型種であり、その性質は凶暴。

 知覚能力の高さもあいまって捕獲トラップでこの生物を捕らえる事は困難である。

 さらにトラップを破壊されるケースも多く、この生物が確認された場合は能動的な作戦行動が必要とされる。

 その他の性質として、獲物を捕獲した後にはすぐに捕食を始めず、後に引きずるようにして移動し、安全な場所に移動してから捕食行動を開始する行動が多数報告されており、特に「ソルジャー」と共に数十体以上(匹?)と同時に出現する事が多いため、防衛軍にとっては、非常にリスクの大きな敵性生物であるといえよう。

また、「ロズウェル」では「ソルジャー」と共にコンタクトした生物でもある。




■中型鬼獣「イントゥルーダー」・・・・日本国内名称「侵入者」

確認されている中でもかなり大型に属する鬼獣。

 さらに巨大な種族が存在するために『中型』と表記されるが、その体躯は全長2mを上回る。

 異様なほどに筋肉が発達ておりし、さらには機動力にも優れているため危険度は上記の二種よりもさらに高い。

 また、道具を使うだけの知能を持ち、手に持つ棍棒で直接殴打する。

 さらに地面を叩くことで足場を不安定にさせる行動が確認されており、機動力を失った防衛軍に大きな被害を出しており、現在も防衛軍は苦戦を強いられている。



■大型鬼獣「デバステーター」・・・・日本国内名称「蹂躙するもの」

全長3メートル以上。

 頭部に捻れた二本の角を持ち、青みを帯びた金属質な皮膚によって全身が覆われた非常に大型の鬼獣。

 背面には鳥類に類似した翼があり、この器官を動かすことによって飛行を可能とする。


 常に複数で行動し、最大で8体(匹?)の群れを形成していたケースが確認されている。

 さらに頻繁に仲間を呼ぶ習性と高い攻撃性を持ち、口からは瘴気と呼ばれる有害な気体を吐くため、近接する事は非常に危険である。

 その集団行動と高い攻撃能力ゆえに、戦力の拮抗を堅持する隙が無く、遭遇すれば生還できる保証が低く、防衛軍においては恐怖の代名詞として語られている。

―――――防衛軍将兵に、恐怖と絶望を根付かせている種類でもある。

また、「キューバ危機」を起こした鬼獣としても一般的に知られている。




■変異種鬼獣「ハウンド」……・日本国内名称「追い詰めるもの」

 鬼獣の中でも、特に三次元的な跳躍力を得意とし、その形状及び動作パターンは、ヤモリといった敏捷性に優れた爬虫類に近似している。


 獲物を見つけると長い舌を槍のように硬く伸ばして攻撃するため攻撃パターンはソルジャーと似ているが、カメレオンのように周囲の風景に擬態し姿を隠すという特徴もあるため、危険性は遥かに高い。


 さらに他の鬼獣と比較しても肉体的に強靭であり、マシンガンやマグナムの全弾直撃を受けてもさらに活動可能であったと記録されている

 それゆえに、この個体に遭遇した防衛軍には、後に心的外傷(PTSD)と診断された者が数多く存在しているため、防衛軍将兵を震え上がらせている。



【13、対鬼獣用武器】



秘密結社「フリーメイソン」が長年の『鬼獣』との暗闘の中で製造した特殊兵器。

 しかしその製法は極めて血族主義的な集団の中で培われていたため、その血脈の断絶を持って製造方法が失伝している。

 そのため、現代技術では再現不可能であり、研究が急がれている分野でもある。


 『鬼獣と人類の歴史』について調査している歴史研究家によると、各地の伝承の中それらの武器が使われた形跡が残っており、信頼性の高いデータとしては下記の内容が報告されている。



・【第1回十字軍……1095年】

 ローマ教皇ウルバヌス2世の呼びかけにより、キリスト教の聖地エルサレムの回復のために始められた軍事行動。

 ※使用された対鬼獣用武器―――――「神剣」フラガラッハと推定


・【百年戦争……1337年11月1日から1453年10月19日】

 エドワード3世によるフランスへの挑戦状送付からボルドー陥落までの116年間の対立状態に関する記録の中に、対鬼獣用武器が使用されたらしき記述が見られる。

 ※使用された対鬼獣用武器―――――「王剣」フラガラッハと推定


・【アメリカ独立戦争……1775年4月19日から1783年9月3日まで】

 イギリス本国(グレートブリテン王国)とアメリカ東部沿岸のイギリス領の13の植民地との戦闘記録の中に対鬼獣用武器が使用されたらしき記述が見られる。

 ※使用された対鬼獣用武器―――――「魔剣」フラガラッハと推定


・【ツングースカ事件……1908年6月30日】

 ロシア帝国領中央シベリア、エニセイ川支流のポドカメンナヤ・ツングースカ川上流上空で、原因不明の爆発が記録されている。

 ※使用された対鬼獣用武器―――――「聖剣」フラガラッハと推定


注釈)【フラガラッハ】―――――ケルト神話に登場する剣で、海神マナナン・マクリルよりその養子の光神ルーに渡されたもの。

 意味は「報復するもの」「応答するもの」。

 製作者がなぜケルト神話に登場する剣の名前を武器に名付けたのかは、全ての記録と伝承が途絶えているため解明不可能である。

 また、どのような材料を用いて「フラガラッハ」を製造したのかなどと言った情報も現存しないため、再現不可能とされている。







【14、鬼獣の春】


「鬼獣の春」とは、中東・アフリカ・中央アメリカ・カリブ海諸国の各国などの地域において「グランド・ゼロ」以降に発生した、かつてない規模の鬼獣群襲撃を示す俗称である。

 記録では、最初の一群はチュニジア中部から現出。

 その直後、上に述べた各国地域にも同規模の鬼獣の群れが確認された。

 鬼獣の活動はその他の地域にも広がりを見せており、現在も終息はしていない。


 ――――追加だが、露店店員の重岡浩は出張先のアフリカで「鬼獣の春」を経験している。

 またこの大騒動の中、民間軍事会社の社員と日本決死隊の隊員8名が恐慌をきたし逃走。

 この8名を捕え銃殺したため、これ以降、重岡浩は「狂気の重岡」と呼ばれるようになる。



【15、アトランティス大陸、ムー大陸】

都市伝説などで取り上げられる事も多い幻の大陸。

 『鬼獣と人類の歴史』について調査している歴史研究家によれば、アトランティス大陸は大西洋に存在し、ムー大陸は太平洋に存在したとされ、すでに確証を得られているという。

 だが、大陸の存在こそ確認されて入るものの、その大陸に存在した文明などについては未だ解明の目処が立っていない。


 太平洋、大西洋の各地の伝承から推測される内容として、アトランティス大陸とムー大陸に存在していた高度な文明を持った国が存在し、「鬼獣」と交戦を行なっていたことはほぼ確実である。

 そして2つの大陸では、それぞれアダマンタイトとオリハルコンという非常に高い硬度を持った金属鉱石が発掘されていたことがわかっており、これが対鬼獣兵器として利用されていた事はほぼ確実視されている。


【16、情政省】

秘密結社「フリーメイソン」の直轄組織。

 主な活動は、世界各国の政府や軍の内部事情、鬼獣の情報などを合法・非合法に関らず収集分析する事である。

 また、政治や軍事の局面にも大きな影響力を有している。


 組織の全体の情報が、秘密結社「フリーメイソン」よりも謎に隠されており、『鬼獣と人類の歴史』について調査している歴史研究家でも、内部事情に関する情報などは掴めていない。

 ――――なお、その全貌が知られていない原因は、彼等の情報を掴んだ人物が軒並み「失踪」しているためである。



【17、量産型アンドロイドオメガ800】

対鬼獣抹殺及び軍事作業用アンドロイド

物語で重岡が語っている通り、あらゆる銃器や乗り物の扱い方にも精通し、

対大型鬼獣火器も使用可能。  通称『エルミネーター』。

状況を随時判断して戦術的判断を下す機能があるのは勿論、更に大規模の非常事態に際して高度な戦略的判断をも独自に下せるなど高度な思考能力を持って

おり、視覚における基本ソフトウェアのイメージ処理機能は、赤色の濃淡に

よって行われている。



また、一度聴いた人の声や鬼獣の鳴き声であれば完全に模倣する能力も備えて

おり、対象の人や鬼獣の声や鳴き声を模倣してなりすまし、現場情報の収集や目標の鬼獣を誘い出すなどの目的に能力を利用されている。

高い学習・思考能力があるため、調教次第では、ジョーク、ギャグ等を理解する事も出来る。

外見モデルはニーズに応えるかのように、世界中の人種の外見が用意されて

おり、男性と女性と性別が用意してあり販売している。

かなりコアなニーズに応えるためか、露店では、ライトノベルなどで登場する

幻想種族の外見モデルも用意してある。



基本的には、『エルフ』『ダークエルフ』 『シャドーエルフ』『ハーフエルフ』

      『ドワーフ』『ホビット』 『ノーム』 『フェルパー』と8種類

値段は、一体一円。

なお、この物語の主人公が愕然とした、元カリフォルニア知事の外見モデルも

あることを追加しておく。

その他にもこれ以上のコアなニーズに応えるためか、元カリフォルニア知事の

外見モデルにも、世界各国の著名人モデル型も販売している。

例・ハンフリー・ボガート ブルース・ウィルス、ハリソン・フォードなど



【18、大和型戦艦 ・ 超大和型戦艦 ・ 戦列艦】

旧大日本帝国が艦艇数で勝る米英を質で凌ぐため、第三次海軍軍備補充計画の際に建艦技術の粋を集めて建造した戦艦と大日本帝国海軍の『マル5計画』で建造計画

されていた戦艦。

及び、17世紀から19世紀にかけてのヨーロッパ諸国で使用された軍艦の一種。

これらは、客のニーズも高いため露店で取り合っている商品である。

もちろん、これらの商品の他に全ての種類の艦船を揃えている。

価格は3円~6円、「露店セット」は8円。

10円も払えば客のそれぞれの細かい注文通り、魔改造など施した艦船も用意

してくれる。



【19、手野グループ】

世界にその名を轟かせている日本を代表する大企業グループ。

手野グループ主要各社

交通>鉄道・バス・タクシー・観光・不動産

食品>スーパー・便利屋(コンビニ)・百貨店・加工(食品加工)

工業>重工業・機械・化学・石油・自動車・繊維

運送>トラック・貨物・船舶・商社

金融>銀行・信託銀行・投資銀行・保険・証券・融資

遊興>映画・アニメ・カラオケ・ジム・ホテル・音楽・公営競技・ゲーム

通信>新聞社・テレビ・出版・ラジオ・広告・データ

一般財団法人:手野財団

学校法人:手野学園

医療法人:手野病院  がある。

最期3つの財団、学校、医療は、手野産業傘下ではないが、手野グループに

属している。

尚文露店主は、手野グループの当主と何らかの関係があるらしく、「金蔓の手野」と称している。

本社ビルは40階建ての高層ビル (許可して頂いた尚文先生の世界では、

15階建てのビルらしい・・・)

作者「よく無茶ぶりする露店主に対する神対応に痺れる、憧れるっ!!」

尚文産商堂先生「くっ・・・ やり手の露店主には、手だてがない・・・・」



【20、日本国在日外国人義勇法、別名「死社会人部隊法」 】


日本国在日外国人義勇法は、日本国民義勇兵法と同じく、2000年の6月成立・施行した。

日本国内「ファーストコンタクト」以降、未確認生物「鬼獣」群との交戦が深刻化し、日本国は労働力と戦力を確保するため移民や難民を受け入れを始めた。

永住権の許可の代償として、在日外国人は、日本国民と同じく兵役が

法的義務を課せられる。(ストレートな表現をすれば、「永住権が欲しければ、

日本国のために血を流せ」)

在日外国人男性、女性、小学低学年から地獄の特殊訓練が義務化されている。

各市町村では、週一で在日外国人に対して海兵隊や特殊作戦群訓練などが行なわれており、日本国民義勇兵より激しい訓練が実施されている。

この時点で日本には約200万人の在日外国人が、日本国在日外国人義勇隊に入隊

しており、日本国内の最激戦地、海外派遣の激戦地へと派兵されている。




【21戦闘興奮剤『戦鬼』 】

手野グループの『手野薬品』が扱うドリンク剤

ハチミツのような味だが、この物語の主人公の味覚ではハッカのような味が

するらしい。

戦闘興奮剤なのだが、原材料は公開されてはいない。

作者「尚さん、尚さん、この商品の原材料とかは、何なの?」

尚文先生「それは、知らなくてもいい事だと思うの」


【22、超音速輸送機『マッハ・ライトニング』 超音速旅客機『ヘルメス』 】

手野グループが開発生産した航空機

日本と米国西海岸までは往復4時間で飛行できる

最大搭乗人は1200人。

露店主命名は、『マッハちくわ』と『ウルトラマッハちくわ2号』

作品内では語られてはいないが、現在開発陣は10000人規模が搭乗できる超大型音速旅客機を

開発中。

露店主命名、『ウルトラマッハゴーちくわ3号』


【23 尚文露天商アーマゲドントリプルメテオフォーススペシャル及びN2兵器 】

2つとも露天商が販売している商品名

特に後者は、この作品の主人公が元々いた世界では有名アニメ作品などで登場しているアレ

この世界では開発し製造販売している


値段は、両商品も同じ2円なのだが日本国内では売り上げが芳しくない

ただ、海外ではそれなりの収益を上げている。

作品内では・・今後触れられるかもしれないが、2つの商品を抱き合わせセットでタイムセールを

行われる可能性がある

露店従業員『ただいまより、 尚文露天商アーマゲドントリプルメテオフォーススペシャル及びN2兵器のタイムセールを開始します!! セットで1円!! 1円で販売します!!』




この文章は全て物語の設定であり、現実とは異なります

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