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クロニクルアート  作者: 光洋影和
プロローグ
1/1

プロローグ

広く暗い、コンピューターとモニターがたくさんある部屋に男はいた。

「・・・・・」

男は黙ってモニターを見つめる。


モニターには何も映し出されていない。

一方、コンピューターには大量のデータが映し出さていた。

コンピューターはぴろろろと音を立てて、

「検査結果、無反応」と機械の声で話す。


それを何回、何十回、何百回、何千回と男は聞いた。

(・・・・)

「無反応」と聞くたび、男はがっかりした表情を見せる。


(やはり、今年も無理か・・・)

男はあきらめかけていた。しかし、


「ピピピ。検体番号3759、検査結果、一致。

X-プログラム、第一段階成功。」

コンピューターがそういった瞬間、男はコンピューターの方を向いた。


「ついに、来たか・・・」

男はキーボードに触れながら、いう。

かちゃかちゃとコードを打ち込む。


「認証完了。実行期間一年。検体番号3759を主軸とし、X-プログラム第二段階へと移行します」

コンピューターは無感情の声で言う。


男は立ち上がる。

なにかの企てが成功したときに浮かべる笑みをしながら。


「今度こそ。僕の手で世界を救う」



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