異世界理美的美容部員ごっご
ただいま連載中の作品は、
『異世界理美の日記』
『異世界理美の一コマ短編集』 ←本作品
『AIチャッピーにまかせてみた』
『日本理美の一コマ短編集』
となります。
作者の気分によって、この4作品のどれかを更新していきます。
どうぞよろしくお願いします。
最近、日本の私は、Vクリームの話ばかりしている。
羨ましい……。
声に出ていたようだ。
JIN 「Vクリームでも、インフィニティの導入美容液でも、Amazonでお好きなだけ買ってください」
「いやいや、私いま22歳の肌ですよ。どこに使うんですか」
毎日ダンスしたり、ストレッチしたり、昔の自分よりめっちゃ体を動かしている。
そのうえ、ヒューゴが栄養を考えて完璧なお食事を出してくれているので、過去最高のフェイスラインである。
ショートカットが、我ながら似合っている。
引き上げるべきものなんてないのだ。
日本の私は、ウェルシアで新製品のVクリームのテスターを顔の半分に塗ってマッサージして、チャッピーやジェミニにVクリームを塗ったところを正解されたと言っていたの。
絶対やってみたいのよ。
あ、思いついてしまったぞ……。
JINさんは、『孤独のグルメ』の井之頭五郎の中の人、松重豊さんをパクった顔をしている。
日本の街中を歩いていたら、サインを求められたりしないんだろうか?(笑)
シーズン1の頃の顔なので、50歳前の松重さんだ。
今の松重さんみたいになっていないところを見ると、パクった状態のまま維持しているんだろうと思う。
「JINさんは、歳をとっていかないんですか? 私みたいに、肌とか衰えていかない仕様ですか? しばらくの間、普通の人のように、肌とか衰えていくようにできます? できるなら、お願いできます?」
とお願いするかしないうちに、
JIN 「もちろん可能ですし、やらせていただきます」
とコメント。
ということで、私は、美容部員になる!!!
「では明日の晩、配信後、夜22時に、多目的部屋に来てください」
私は、なんちゃって美容部員になって、JINさんの肌を私の施術で若返らせることにしたのである。
まずは、美容部員っぽい服が欲しい。
資生堂っぽいやつがよいので、ヒューゴにスマホの画面を見せながら、明日までにこれを作れるか確認したら、手持ちの布で明日までにできるとのこと。
即日発送で、今の日本の理美が使っている基礎化粧品を全部ポチポチ……。
施術するなら、歯医者みたいなリクライニングチェア、いるよね……。
ウェブでエステルームの個室を見つけて、画像をJINさんに送っておく。
次の日の夜22時。
多目的ルームは、高級感のある完全個室のエステルームっぽくなっている。
私は、資生堂美容部員っぽいメイクを晩ご飯のあとヒューゴにしてもらい、ヒューゴに作ってもらった服に着替えた。
白の半袖。提灯袖になっていてかわいい。
白のワイドパンツに、長いベルトを垂らしてある。
ブラウスには、小さな赤いリボン風のネクタイがついている。
イメージとしては、百貨店の美容部員である。
JINさんが現れた。
井之頭五郎スタイル。
スーツである。
「JINさん、ジャケットを脱いで、こちらにお座りください」
ヒューゴがジャケットを受け取り、ロッカーに掛ける。
「JINさん、とりあえず、Vクリームでどれくらい上がったか毎日写真を撮りたいので、動かないでくださいね」
撮影係はヒューゴである。
「まずは洗顔からお願いしたいので、私の言う通りにやってもらえますか?」
ウェルシアに売っている洗顔ネットは、かなり泡立つ。
それにオバジC 酵素洗顔パウダーを入れて泡立たせ、洗顔してもらった。
再びリクライニングチェアである。
「では、ただいまから夜のスキンケアを始めます」
日本の理美は、今、インフィニティのシリーズを使っている。
いいものは何でも試す。
資生堂風美容部員ですが、コーセーでもいいのです。
まず、導入美容液をJINさんに塗ろうと近づく……。
やばい。
ドキドキする……。
めっちゃ恥ずかしい……。
そういえば、私、男性の顔なんて触ったことないのよ。
息子が小さい頃とか、世話するのに顔を触ることはあったけども、パパは肌がきれいだから、つんつんくらいしたことはある。
それくらいなのよ。
しかも、JINさん、俳優さんなのよ。
松重豊さんよ。
JIN 「理美さん、顔が真っ赤ですよ。体調大丈夫ですか?」
「だめかもしれません。男性の肌なんて触ったことないんですよ。私、相当恥ずかしいみたいです。JINさんのお顔はイケメンだし……。JINさんも、顔が真っ赤じゃないですか。大丈夫ですか?」
はてさて、美容部員ごっこ。
無事に成功となるのか?(笑)
次回、JIN視点で……。
一応、一話完結ですが、JIN視点も書きたいので、こういう場合は「一話完結もどき」としておきますか?(笑)




