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倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~  作者: 乃神レンガ
第九章

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SS 第二回ネームド会議

 ※推奨読了話数69話までくらい。


 ※このSSにはメタ発言があります。また実際の本編では、この会議は行われていません。もしも名付けたモンスターたちが会議をしていたら? というお遊びになります。

 レフの名前はレフ! グレイウルフからグレネスレーヴェに進化した、この作品のヒロインよ!(自称)


 今回、第二回ネームド会議を開くことにしたわ! そのメンバーを、さっそく紹介するわね!


 まずはホブゴブリンからエリートゴブリンに進化した、ホブンよ!


「まタ、この会議ヲ開催したのカ……」


 進化してもなぜか、言葉が少しカタコトよ! 訳が分からないわ!


 続いては新規メンバー! ジャイアントバットのサンよ!


「ぼ、僕が参加してもいいのでしょうか? ありがとうございます」


 素直で良いやつよ。性別は不明だわ。肉体的な性別はあるけど、メタ的な理由で性別は不明になったの! 今は気にしなくてもいいわ!


 そして最後に紹介するのは、グリーンキャタピラーのジョンよ!


 こいつは主が名付けた訳じゃないけど、忠誠心があるから特別に呼んだわ!


「お、オイラはジョンッス! 大恩のあるボスには、忠誠を誓うッス!」


 多分主のことを、少し信仰しているみたい。オスで男色じゃないから、見逃すことにしたわ!


 主のために、誠心誠意尽くしなさい! ふふんっ!


 そう言う訳でこのレフを含めた四体が、今回の会議のメンバーね!


「それじゃあ、第二回ネームド会議を始めるわ! 今回の議題はズバリ、オブール杯の二次予選についてよ!

 オブール杯は、主も楽しみにしている大会だわ。だから、レフたちは主のために頑張る必要があるのよ!」


 どんな敵が出てきても、レフが倒しちゃうんだからっ!


「大会カ。実ニ、楽しみダ」


 ホブンは強敵と戦えるかもしれないと、今から妄想しているみたい。けど、サンとジョンの反応は、少しだけ違ったわ。


「僕、出番があるでしょうか? 何となくですが、僕は大会どころか、しばらく出番が無い気がします。それどころか、色々とアイデンティティが変えられてしまう気が……」

「オイラも、出番は無さそうッスね。所詮オイラは、グリーンキャタピラーッスから……」


 どうやらこの二体は、大会にそもそも出られないと考えているみたい。


 まあFランクとEランクじゃ、難しいわね。


 でも、そんな辛気臭い雰囲気を出さないでほしいわ!


「なによもうっ! それならカードの中から、レフたちを応援しなさい! そしていつの日か進化して、主の役に立つのよ!」


 レフは同じネームドを見捨てたりしないわ! それになんでか今後、主にまとわりつくメスが増える予感がするの! だから今のうちに、レフの陣営を作るべきだわ!


 そう思って、レフはサンとジョンを励ましてあげた。


「わ、分かりました! 僕、カードの中で応援してますね! 第四章の終わりくらいまで!」

「じゃあオイラも応援してるっす! (あね)さん、頑張るッス! もちろん、ホブンの兄貴も頑張ってくださいッス!」


 すると二体は、気持ちを切り替えて応援してくれたわ。


 流石はレフ、仲間の気持ちがよく分かっているわね! ふふんっ!


「ありがとウ。全力デ、戦ってくル!」

「レフが活躍するのは、最初から決まっているわ! 安心して、応援しなさい!」


 そう言ってレフとホブンは、大会へのやる気をみなぎらせたわ。


 にしてもさっきから、サンのメタ発言が酷いわね! ここはちょっと本編と切り離された特別な空間だけど、少しは自重してほしいわ!

 

 けどまあ、サンの気持ちも理解できるから、少しは大目に見てあげる。


 実際サンは、ソイルワームの巣穴以降、影が薄くなるのよね……。


 おっと、危ないわ。私もメタの波に飲まれるところだった。


 このSSは69話まで読んだ人を対象にしているの! だから、先の展開をほのめかすのはマナー違反だわ!


 でも待って、このSSは今回本編の最新話に移動しているわ。じゃあ、これくらいのネタバレは問題ないわね!


 レフはそういうの、よく分かっているんだからっ!


「それデ、他ニ議題ハないのカ?」

「無いわ! それにもう文字数的に無理よ! だってこれ、文字数範囲を決めているSSだもの!」

「レフ、お前ガ一番、メタ発言ヲしているゾ……」

「えぇ? レフわかんにゃーい!」

「キャラの質を下げる事モ、やめなさイ」


 もう! ちょっと先に主の配下になったからって、ホブンはいつもうるさいわね! そんなこと、レフだってわかっているもん!


「僕の性別、どっちになると思う?」

「オイラとしては、かわいいメスでボインちゃんになってくれると、嬉しいッス!」

「僕、無性のままでいいかも……」


 あぁ! またメタ発言をし始めたわ! もうこれ以上は危ないわね! 第二回ネームド会議はもうおしまいよ!


 それじゃあ第三回の時に、また会いましょうね! ばいばい!

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