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倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~  作者: 乃神レンガ
第八章

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SS ハンスの追想

 ※推奨読了話数15話までくらい。


 Q.ハンスって誰?

 A.盗賊に捕まっていた商人夫婦の息子。助けられたのにジンに対して嫉妬や恨みを募らせていた。ジンに決闘を挑み、簡単にあしらわれてしまう。


 俺の名前はハンス。行商人である親父の一人息子だ。


 今年十五歳になり、冒険者になった。


 行商人を継ぐなんて、真っ平ごめんだ。


 俺のような優れた人間が、する仕事じゃない。


 俺は、選ばれた人間だ。


 なぜなら十歳の時、スキルを三つも手に入れた。


 それも鑑定、水属性適性、剣適性だ。

 

 どれも使える有名なスキルであり、冒険者なら喉から手が出るほど欲しいスキルだろう。


 周りの奴らは、ゴミのようなスキルを一つか二つしか授からなかった。


 これは、神が俺を選んだ証拠だろう。


 俺は他の奴とは違う。これから、冒険者として有名になっていく。


 だから攻撃魔法のスキルが欲しかったのに、母さんに反対されてしまった。


 俺は、母さんにだけは頭が上がらない。


 反抗すれば、もう夜にアレをしてくれなくなる。


 親父には内緒の、ご褒美だ。


 だから冒険者になっても、家には帰っていた。


 親父はどうでもいいが、母さんにだけは会いたい。


 話が脱線したが、夜に母さんにお願いして、下級生活魔法のスキルオーブを買ってもらうことができた。


 生活魔法も冒険者なら欲しいスキルなので、今はこれで満足しておく。


 それから成長して十五歳になったとき、親父に剣を買ってもらった。


 当然安物ではなく、しっかりとした丈夫な剣だ。


 これで、ある程度の準備は整った。


 けれども攻撃魔法のスキルは、俺には高くて買えない。


 なのでしばらく家に戻りながら、母さんにおねだりしよう。


 母さんが許せば、親父もいうことを聞くはずだ。


 そして俺は子分どもと共に、冒険者になった。


 こいつらはザコだが、俺のことをよく分かっている奴らなので、仕方なく子分にしている。


 少し金に汚いが、まあそれくらいは面倒をみてやろう。俺はこいつらとは違って、少しは金があるからな。


 まあ、スキルを買える額じゃないのが、少し不満だが。


 小遣いをもう少し増やしてもらうために、これも母さんにお願いしよう。


 そうして冒険者として依頼をこなしているが、コツコツ上げるのは性に合わない。


 なので親父に言って、俺に護衛依頼を指名するように説得をする。


 親父は最初こそ渋ったが、他の冒険者を雇うよりも安くて信頼できると言ったら納得した。


 親父ほどの商人を言いくるめられる俺は、やはり商人としても才能があったのだろう。


 まあ、商人なんて俺がすることじゃないがな。


 それから順調に依頼をこなしていたのだが、子分どもが母さんに近付くのを見ているとイライラする。


 だがまあ、ここは我慢しよう。


 だがこいつらに渡す金は、少し減らすことにした。


 そうして荷馬車を守りながら進んでいると、盗賊が現れる。


 盗賊ごとき本来なら楽勝だったが、子分どもがあっさりと逃げやがった。


 絶対に許さねえ。


 それにいくら俺が選ばれた人間だとはいえ、この数は無理だ。


 べ、別に、痛いのが嫌だとか、そういう訳ではない。ないったらない。


 なので、捕まったのは仕方がなかった。


 けど捕まった後、母さんが盗賊たちから酷い目に遭ってしまう。


 止めに入った親父は殴られて、そのまま黙ってしまった。


 全く使えないクソ親父だ。


 俺は親父のように馬鹿じゃない。だから機会をうかがっている。


 その時が来たら、盗賊なんて楽勝だ。


 けど、母さんが酷い目に遭っている姿は、とても興奮した。


 それに今動いたら、母さんが殺されてしまうかもしれない。だから、少しだけ待つことにした。


 加えて母さんが殺されないために、しっかりと見張っておこう。


 なのにそれからしばらく経ってから、やつが現れる。


 最初は美少女だと思ったのに、やつは男だった。


 生意気にも俺を鑑定してきたそいつは、ジンというらしい。


 俺と同い年らしいが、不思議な力を持っている。


 盗賊どもを倒したことで、他に捕まっていた無能どもに絶賛されていた。


 親父も低姿勢だし、母さんも熱い視線を向けている。


 気に食わねえ。


 コイツよりも、俺の方が優れているに決まっている。俺は、選ばれた人間なんだ。


 けど、だからだろうか、気が付けばやつは、いなくなっていた。


 ははっ、どうやら俺に恐れをなして逃げ出したらしい。


 親父と母さんが慌てているが、関係なかった。


 なら次は、逃げ出した子分どもを制裁する番だ。


 そしてそれが終わったら、久々に母さんに夜中アレをしてもらおう。


 だからしばらくは、冒険者は休業だ。

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