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SS ツクロダの前日譚

 ※時期的には097くらいの話です。


 僕ちゃんの名前は、アソブ・ツクロダ。


 名前の由来は【作って遊ぶ】だ。


 創造者の指先という、神に選ばれた神授スキルに相応しい名前だろ?


 戦闘能力はあまりないけど、そんなことは手下共にやらせればいい。


 そもそも一番偉い者が進んで戦うとか、馬鹿すぎだろ。


 僕ちゃんはそこのところを理解しているから、自分よりも強いやつとは絶対に戦わない。


 戦うとすれば、絶対的な優位に立った時だろう。


 あとは、どうしても欲しいかわい子ちゃんがいたら、多少は無茶をするかもしれない。


 特に今欲しいのは、獣人やエルフなどの他種族のかわい子ちゃんだ。


 最悪な事に、この大陸には人族しかいないらしい。


 異世界なのに亜人がいないとか、おかしいだろ!!


 いたとしても、昔国境門からやってきた者を奴隷にしたやつばかり。


 僕ちゃんは、他人の中古品が大嫌いだ。


 だから、新品の亜人奴隷が欲しい。


 この大陸を支配したら、他の国へと侵攻して絶対に手に入れてやる。


 はあ、僕ちゃんの前に、ケモミミ美少女が現れないだろうか。


 一度欲しいと考えると、欲望が抑えられなくなる。


 くそっ、今日はメスの一人に獣人のコスプレをさせて楽しもう。


 そうだ。飽きたメスに獣人のコスプレをさせて、発情した犬に与えるのも面白そうだ。


 僕ちゃんって、やっぱり天才だ。


 ただヤルだけじゃ、正直飽きてきたんだよな。


 どいつもこいつも反応が似ているし、面白味が無い。


 会ったときは生意気だった貴族の女も、今じゃ従順な無個性な女になり下がった。


 そうだ。こいつを浮浪者どもの中に裸で放り込もう。


 きっと愉快なことになる。


 飽きたメスはこうして再利用すれば、まだ使えるな。


 それに底辺のゴミ共に施しを与えるなんて、僕ちゃんって優しすぎだろ。


 まあ僕ちゃん以外に使われた女は汚らわしくて、二度と使いたくなくなるけどいいか。


 どうせ飽きていたし、そのまま処分しよう。


 その時どんな表情をするのか、今から楽しみだな。うひゃひゃ。


 もはやこの国、いやこの世界は僕ちゃんのものだ!


 何でも思い通りになる。


 同じ転移者の犬畜生がいるみたいだが、僕ちゃんと比べて明らかにショボい。


 僕ちゃんの神授スキルは、やはり最強で選ばれた存在である僕ちゃんに相応しいものだ。


 なのでクソみたいな神授スキルを持つ犬畜生は、僕ちゃんの自尊心を高めるのにちょうどいい存在になっていた。


 それにこうした奴を残しておいた方が、少しは楽しめる。


 飽きたら殺処分をすればいいし、こんな雑魚が何をしようと僕ちゃんを(おびや)かすのは不可能だろう。


 自分のことを義賊だとイキっている犬畜生の姿は、正に滑稽(こっけい)といえる。


 まあそんな犬畜生のことなんて、正直僕ちゃんにとってはどうでもいい。


 所詮は、オモチャの一つに過ぎない。


 今はそれよりも、ツクロダダンジョンとツクロダロボにかかりっきりだ。


 これが楽しくて仕方がない。


 いずれは難攻不落のダンジョンとして、冒険者どもを招き入れるつもりだ。


 またエロトラップを用意して、かわい子ちゃんを捕まえる算段でもある。


 そんなエロトラップの中で今一押しなのは、壁尻トラップだ。


 捕まったら最後、自分では抜け出すことはほぼ不可能になる。


 メス共とプレイの一環でしたことはあったが、やはり何も知らないかわい子ちゃんを襲うのが最高に楽しみだ。


 それと今作っているツクロダロボは、基本的な部分はもう完成している。


 あとは、どんな武器をつけるかというところだ。 


 これは時間と素材が大量に必要なため、すぐにはできない。


 しかし武装が全て完成すれば、Sランクのモンスターも相手ではなくなるだろう。


 戦闘は手下共に任せればいいと言ったが、コイツは別だ。


 最強で安全なツクロダロボに乗って、雑魚どもに無双するのが僕ちゃんの夢の一つとなっている。


 いつかはこのツクロダロボ一機で、一つの国をぶっ潰したい。


 夢が広がる一方だ。


 うひゃひゃ。何もかも順調。何もかもが思い通り。


 これは僕ちゃんが神になる日も、いずれ訪れそうだな!


 僕ちゃんが負ける事なんて、ぜぇぇぇぇったいにねええんだよ!


 僕ちゃんはこの世界の神になる男、ツクロダ様だぞ! うひゃひゃ!



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