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倒したモンスターをカード化!~二重取りスキルで報酬倍増! デミゴッドが行く異世界旅~  作者: 乃神レンガ
第七章

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SS プリミナのその後

 このSSは、カクヨムにてフォロワー数1万人を突破した記念に投稿したのものになります。


 またこのSSは、カクヨムのサポーター様向けに普段投稿しているものでもあります。


 加えてSSは五本あります。

 そして投稿話数調整のため、本日の投稿はSSだけになります。

 よろしくお願いいたします。

 

 このSSは、時期的に033くらいの話です。


 タヌゥカという少年によって、ゲゾルグとサンザが殺されてしまった。


 するとジン君の背後に何かが現れ、漆黒の鎧に身を包むとタヌゥカという少年を連れていなくなってしまう。


 そこからは、あっという間だった。


 どうやらジン君はタヌゥカという少年を倒したあと、国境門の先にいなくなってしまったらしい。


 たくさんの兵士に攻撃されたみたいなので、それも無理はないでしょう。


 そして残された私たちは事情を話して、ジン君の潔白を証明した。


 するとあれほどの力を持つ人物を他国に行かせてしまった事に、それを聞いた者は頭を抱える。


 たぶん、攻撃されたジン君が敵に回ると考えたのかもしれない。


 けど私は、そのままジン君が二度と現れない気がした。


 またゲゾルグとサンザが殺されたことで、私達は戦争どころではなくなってしまう。


 事情も事情なので、ギルドの許しを得てテントに残っていたジェイクと共に街へと帰還した。


 ジェイクは自分がその時いなかった事に、酷く後悔しているみたい。


 けどジェイクがいたとしても、おそらく何も変わらなかった。


 逆に、死者が増えていたかもしれない。


 その後は色々あり、タヌゥカという少年の仲間の少女や、同行させていたパーティから賠償金を受け取った。


 加えて、ゲゾルグとサンザの遺産などもある。

 

 二人に親族はおらず、受取人はパーティメンバーとなっていた。


 そうしてある程度の金銭を得たことで、私たちは冒険者を引退することを決める。


 ゲゾルグがいなければ、幸運の蝶とは呼べないというのもあった。


 それに今更他の人たちと、パーティを組む気にもなれない。


 ジェイクも、同じ気持ちのよう。


 けど何もしない訳にも行かず、ジェイクとお店を開くことになった。


 店はなんと、マッドクラブの料理を出す飲食店。


 賠償金と貯金から中級生活魔法のオーブを買って、準備も万端。


 店はジェイクが仲の良かった老夫婦から、格安で購入したらしい。 


 ジェイクは冒険者引退後の夢があったので、元々準備をしていたのかも。


 そうしてマッドクラブの飲食店、”幸運の蝶”がオープンした。


 店名は、パーティ名をそのまま使うことにしたわ。


 他にいい名前が、思いつかなかったというのもあるけど。


 当初はやっぱり、マッドクラブというだけでお客さんが来なかった。


 マッドクラブは泥臭くて食べられないというのは有名だったから、仕方がないわね。


 けど冒険者時代の友人や知り合いがやってきたことで、次第にお客さんの数が増えてきた。


 途中変な客も来たけれど、元Cランク冒険者は伊達ではないわ。


 程度の低いチンピラなんて、相手にもならない。


 また人気が出たことで、従業員も増えた。


 その中の一人と、ジェイクが良い仲になったみたい。


 けど、それで私を哀れむ人が増えたのが問題ね。


 私は別に、ジェイクのことは何とも思っていない。


 ただの共同経営者という意識しかないわ。


 なのに、まるで若い子に旦那を寝取られたみたいな扱いを受けるのは、流石に酷すぎるわね。


 今思えば、ジン君みたいな可愛い子が好みだったのかもしれない。


 今更誰かと付き合う気は無いし、おそらく私は一生独り身ね。


 ジン君はあれから、どうしているのかしら。


 そういえばタヌゥカという少年の取り巻きの女の子だけど、賠償金の借金が払えなくて奴隷落ちしたという噂を聞いた。


 またパーティに入れた人たちも、冒険者を続けられなくなったみたい。


 悪い噂があっという間に広がって、自責の念に耐えられなくなったようね。


 けど、自業自得だわ。


 例えタヌゥカという少年のスキルに惑わされたとしても、ゲゾルグとサンザは戻ってこないもの。


 それに、ジン君ともお別れすることになってしまった。


 これまで幸運だっただけに、その反動が来たのかしら。


 昔運がよければ、その後にバランスを取るために不運が訪れると聞いたことがある。


 あれって、本当だったのね。


 国境門が閉じれば、ジン君がこちらに戻ってこれる可能性はほとんどなくなってしまう。


 けど、これだけ不運なのだから、その反動で幸運が訪れないかしら?


 ジン君に、あの時助けてもらったお礼をまだ言えていない。


 それだけが、心残りだった。



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