212 沼地のダンジョン ⑩
種族:キャタピラーモンキー(ジョン)
種族特性
【糸吐き】【毒爪】
【自然治癒力上昇(小)】
【身体能力上昇(小)】
エクストラ
【フュージョンモンスター】
スキル
【集中】【技量上昇(小)】
【集団指揮】【精神耐性(小)】
装備
・魔導ライフル銃
・斥候系の革鎧
・技量の指輪(下級)(右)
・魔力の指輪(下級)(左)
・テクニカルバングル(右)
・マジカルバングル(左)
・直感のネックレス
・魔補充のイヤリング
まずジョンについてだが、息を止めている間、いわゆるゾーンに入る集中というスキルを覚えさせた。
また技量上昇や集団指揮、精神耐性なども習得させている。
魔導ライフル銃を使いながら、指揮官としての役割も考えた構成だ。
あとは能力こそないが、丈夫な斥候系の革鎧を身につけさせている。
それと俺のエクストラには劣るが、直感のスキルを発動できるネックレスも与えた。
意外と直感のスキルは、魔導ライフル銃と相性が良さそうな気がする。
ジョンについては、こんなところだ。
続いて見るのは、トーンのステータスである。
種族:ネクロトレント(トーン)
種族特性
【闇属性適性】【闇属性耐性(小)】
【身体操作上昇(中)】【硬化】
【貯蔵】【苗床吸収】【骸木人生成】
エクストラ
【ランクアップモンスター】
スキル
【樹液生成】【再生】【盾適性】【ガード】
【パリィ】【シールドバッシュ】【挑発】
【シャドーニードル】
装備
・骨と木の大盾×2(ジンの製作物)
・物防の指輪(下級)(右)
・魔防の指輪(下級)(左)
・ディフェンスバングル(右)
・マインドバングル(左)
トーンには、盾系のスキルなどを充実させた。
挑発は盾系とは少し違うみたいだが、敵をひきつけられるのでとても相性が良い。
加えてトーンは遠距離攻撃をされると一方的にやられていたので、シャドーニードルを習得させた。
これで多少なりとも、状況を改善できるだろう。
それといずれは、耐性系のスキルも覚えさせたい。
今回は残りのスキルオーブ数の関係上、見送ることになった。
あと意外だったのは、トーンの枝に指輪とバングルが装備できたことだろう。
腕や指と判定されたのだろうか? 少々謎である。
ただイヤリングやネックレスなどは、流石に装備できなかった。
やはり身体が木であると、装備できる物が限られてしまう。
まあこれは仕方がないと、割り切るしかなかった。
トーンについては、以上である。
そして最後は、アロマだ。
種族:アロマラビット(アロマ)
種族特性
【癒属性適性】【リラックスアロマ】
【ヒールアロマ】【リフレッシュアロマ】
エクストラ
【ユニゾンモンスター】
スキル
【生命探知】【姿隠し】【疾走】
【魔力上昇(小)】【魔力操作上昇(小)】
装備
・死竜の角
・癒しの腕輪
・スピードバングル
・魔補充のネックレス
アロマには自身の生存能力を上げるためのスキルや、魔力系のスキルを習得させた。
ちなみに回復魔法については、装備の方で補っている。
名称:癒しの腕輪
説明
・適性があれば装備中に限り、スキル【ヒール】【キュア】が使用可能になる。
・この腕輪は時間経過と共に修復されていく。
これにより、アロマはヒールとキュアが発動可能だ。
もちろんサイズは、生活魔法の調整で合わせた。
なおヒールアロマとヒールの違いは、前者が広範囲をじわじわ回復するのに対し、後者は単体に素早く回復する事に向いている。
なのでうまく使い分けることで、仲間をより効率的に癒すことができるだろう。
キュアは簡単な状態異常を回復するもので、これも非常に役に立つ。
アロマには、ヒーラーとして今後頑張ってもらいたい。
また死竜の角もあり、今のアロマは簡単にはやられないはずである。
名称:死竜の角
説明
・装備中は以下の能力を得る。
【火闇属性耐性(小)】【物理耐性(小)】
【自然魔力回復量上昇(小)】【瘴気無効】
・この角は頭部に自動装着される。
・この角は時間経過と共に修復されていく。
・この角は装備する者のサイズに調整される。
魔補充のネックレスも合わさり、早々に魔力切れを起こすこともないだろう。
この魔補充のネックレスは、魔補充のイヤリングと同様の効果があるのだ。
名称:魔補充のネックレス
説明
・装備中に限り、装備者の自然魔力回復量を小増加させる。
・このネックレスは時間経過と共に修復されていく。
回復魔法は戦闘中頻繁に発動すると思うので、これがあると無しでは大きく違う。
それとアロマはイヤリングの装備が可能だと思われるが、大変嫌がった。
どうやら耳に何かをつけるのは、我慢ならないらしい。
別に穴を開けるタイプではないのだが、それでもダメのようだ。
そこはアロマ的には、絶対に譲れないとのこと。
なので仕方なく、アロマにイヤリングをつけるのは諦めた。
そんな訳で、アロマの変化はこんな感じだ。
今後の課題は、何か攻撃手段を得る事だろう。
それは、アロマの進化後に期待することにする。
以上が、ジョン・トーン・アロマの変化だ。
この三体を加えて、中層のエリアボスに挑もうと思う。
パーティの編成は、基本この通りになる。
前衛
『ホブン』『トーン』
中衛
『レフ』『ジョン』
後衛
『リーフェ』『アロマ』
遊撃
『アンク』『サン』
その他
『俺』『斥候ゾンビ』
状況によっては、臨機応変に対応していこう。
それはそうと、最後にレフのステータスも確認しておくか。
俺はそう思い、レフのステータスを見る。
種族:グレネスレーヴェ(レフ)
種族特性
【闇属性適性】【闇属性耐性(中)】
【威圧】【顎強化(中)】【気配感知】
【シャドーアーマー】【ダークネスチェイン】
エクストラ
【フュージョンモンスター】
スキル
【縮小】【隠密】【シャドーニードル】
【シャドーランス】【シャドーステップ】
【物理耐性(小)】【魔法耐性(小)】
【精神耐性(小)】【身体能力上昇(小)】
【魔力上昇(小)】【魔力操作上昇(小)】
装備
・疾風のバンダナ
レフは縮小を使う関係上、自動でサイズ調整される装備しか身につけられない。
なのでその分、スキルを充実させた。
まずシャドーランスは、シャドーニードルの上位スキルだ。
単体の威力では、束縛系のダークネスチェインより高い。
またシャドーステップは、レフの融合素材にもなったブラックレオパルドも所持していたスキルである。
黒い煙と共に消え、瞬時に距離を縮める強力なスキルだ。
しかし明るい場所では効果が減衰するデメリットがあるので、注意が必要だろう。
あとは各種耐性と上昇系を覚えさせて、全体的に強化した感じだ。
今のレフならば、以前倒したAランクのスパークタイガー相手でも、苦戦することはないだろう。
ちなみに疾風のバンダナの効果は、こんな感じだ。
名称:疾風のバンダナ
説明
・装備中に限り、スキル【加速】【風属性耐性(小)】を得る。
・このバンダナは装備する者のサイズに調整される。
・このバンダナは時間経過と共に修復されていく。
加速は瞬間的に移動速度などを上昇させるスキルであり、攻撃を行う際にもそれなりに効果があるらしい。
なのでシャドーステップと合わせれば、敵は攻撃を避けるのが非常に困難になるだろう。
こうして見ると、レフのステータスもだいぶ仕上がってきた。
レフの進化もそろそろ近い気がするので、期待が高まる。
進化の際にスキルが失われてしまうかもしれないが、逆に良い作用をするかもしれない。
なので、習得させることに踏み切った感じだ。
さて、確認作業もこの辺でいいだろう。
どうやら飛ばしているアサシンクロウも、中層のエリアボスがいる近くに辿り着いたみたいだ。
キャリアンイーターがどれほどの強さを持っているのか、楽しみで仕方がない。
「お前ら、行くぞ」
「にゃん!」
「ゴッブア!」
「うきぃ!」
「ギギギ!」
「ギャギャ!」
「きゅい!」
「おけまるー!」
「は~い!」
「ヴぁー!」
俺を含めたこの総数十のメンバーは、そうして瞬間転移で移動をするのだった。




