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最終回:夢だけど、夢だった



◯どこまでも緑の草原


姫さま「はっ」


 目を開く。

 青い空 白い雲 ひんやり風


姫さま「夢…でしたのね」

ゴキ女神「ゴキー」


   キャー





◯絵の具をぶちまけたような世界



ドジョ子「おい貴様、よくもアタシのゴキ様に、

 穢らわしいスプレーを、ぶっかけたな

 覚悟しろよ、この姫野郎」

ゴキ女神「ゴキゴキー」(`_´)ゞ


 顔面だけが、100個ほど回っている。


姫さま「あ、あう?」

 自分の胸を見る。でかいピンクのリボン。

 まだ魔法少女のコスだった。


姫さま「夢じゃ……ないのですね」

ドジョ子「ったりめーよ、うりうり」カサァ


>>>ドジョ子はどこからともなく

 ゴキ脚を取り出して、ゆらゆらさせる


姫さま「うぅ、やめてください、やめて、

 お願いします」ゾワゾワ辛い

ドジョ子「おらおらー、ゴキ様はな

 痛かったんだぞー

 毒ジェット弱点なんだからな」


 神だから死なないけど


姫さま「ゾワゾワ」

ドジョ子「ところで、足元を見てみなよ」


 一面のゴキ脚、トゲトゲびっしり

 姫のふとももに、トゲトゲが食い込んで、

 そして、女神の安らかな死体もたくさん。


 顔と脚が無限に続く、黒白の野原である


姫さま「あ、あ、ああ、あああ…オエー」げろげろ


 女神の顔に、ぶっかけ


ドジョ子「何しとんじゃオラァ」ゲシゲシ

姫さま「ひぃぃ」






◯マソリーの夢



 吾輩はエルフである。名前はマソリー。

 吾輩は今、マッチョの中にある。

 プロテインぐびぐび


マソリー「ホイホイホイの、ムキムキ〜」


 左右にマッチョが並んでいる。等間隔

 前後にマッチョが並んでいる。等間隔

 上下にマッチョが並んでいる。等間隔


 このマッチョ、全て吾輩なのだ。エルフ耳。

 大胸筋が発達しているので、巨乳の美女である。


マソリー「うふふ、吾輩、綺麗だよ〜」

ゴキ女神「ゴキー」

マソリー「え、願いを叶えてくれるの?」


 ゴリゴリなマッチョになる夢を!


ゴキ女神「ゴキゴキ〜」


 心臓に、てをかざし、女神パワー、注入!


  筋肉が、


 み な ぎ っ て き た ! !


マソリー「ウルルルル、ガオー!」


 あれっ吾輩の声、ゴリラキングみたい

 まーいーか



◯エルフの森


姫の心臓「」カサカサ

姫の金髪「」カサカサ

姫の脳「」カサカサ


 ゴキ脚が生えて、独立していくのだ!!

 おそろしい躍動感、

 夕日へ向かい、ホップスキップしているぞ。


姫の唇「いやァァァァ」カサカサ

姫の耳「聞こえるよぉ」カサカサ

姫の鼻「変なにおい〜」カサカサ


 カサッ カサッ カサッ♪


 姫はもう、のっぺらぼう。

 人間マネキンである。


 あーもう滅茶苦茶



   ピシッ ピシピシッ バリィィィン



マソリー第二形態「ギャオー

 グルルルル ゴゴゴゴゴゴー!」


姫さま「イヤー!」スキル【絶叫】発動

ドジョ子「ぎゃー!」


 空間を引き裂いたのは、マソリー、

 第二形態、マッスル巨人。

 手だけで学校サイズ。

 足の指がうにゃんうにゃんドシドシ


 その手が姫とドジョ子に、おそいかかるー



姫さま「【毒ジェット・GX】ですわ」

ドジョ子「マグマブレス」ドゴォ


   シュゥゥゥゥ 虚しい響き

   どっパーン  ざぱーん


マソリー「ギャオ?」


 あまり効果がない。銀河より強いらしい


マソリー「ギャース」姫に掴みかかる


姫さま「イヤー、潰される〜」

ドジョ子「あっ、ゴキさま助けて〜」


 マネキン上半身が、握られて、無惨にも、ぷちゅ



◯真っ白な一面


 少女の魂が、登っていく。

 立派な王族のドレス姿なので、きっと姫さまだ


姫の魂「ああ私よ、死んでしまうとは、かわいそう

 どうしてこうなった

 どうしてこうなった

       ▼

姫の魂「なんで私だけ ひどい目に

 あのクソ女神が来なければ

 そもそも クソジジイが 召喚しなければ

       ▼

姫の魂「私は帝国の 王子様と結婚して

 そこそこ多忙な 生活で済んだのに

 どうして こんな 意味不明な……

       ▼

姫の魂「もう疲れましたわ

 もういっそ ゴキブリになれたら

 どんなに楽か……もうやだ

       ▼

 胸が、張り裂けそう

 涙が、止まらないの

 神様たすけて」


ゴキ女神「ゴキ!」


   夢がさめていく


   姫のよこ腹が、うごめいて、カサカサ


◯宇宙


姫さま「ゴキ?」


 ゴキゴキゴキ ゴキゴキゴキゴキ

 ゴキゴキゴキ?


ゴキ女神「ゴキ!」

姫さま「ゴキー!」


 ゴキゴキゴキゴキ ゴキゴキ

 ゴキー


ドジョ子「ゴキ」

マソリー「ゴキゴキ」ムキムキ


 ゴキゴキゴキゴキ


姫さま「ゴキゴキ、ゴキゴキゴキゴキ?」

ゴキ女神「ゴキー」


 ゴキー


 ゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキ

 ゴキゴキ、ゴキゴキ、ゴキゴキゴキゴキ


ドジョ子「ゴキ〜」

マソリー「ゴキゴキゴキ」

姫さま「ゴキゴキ、ゴキ」

ゴキ女神「ゴキー」


 ゴキゴキ、ゴキゴキゴキゴキ

 ゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキ


 ゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキ

 ゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキゴキ



 カサカサカサカサカサカサカサカサカサ

 カサカサカサカサカサカサカサカサカサ

 カサカサカサカサカサカサカサカサカサ

 カサカサカサカサカサカサカサカサカサ



 ゴキ



   おわり

これはひどい。

今度はテンプレもの書きたい

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― 新着の感想 ―
[一言] ゴキ語は、分からんのじゃーい( °Д°)!! ふふ。ワタクシ、ムカデは無理だけど、 ゴキは平気なのだ。 昆虫だし。 ゴキは最強なのです。 太古の昔こら生きているんです。あの姿で。 あ…
[良い点] いやぁ〜。でも、インパクトはすごくありましたよ!
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