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受付嬢・ドジョ子さん

◯冒険者ギルド・段ボール箱みたいな建築物

　冒険者の頭がカラーボールのように並んでいます。

ゴキ女神「ゴキ！」

姫さま「……んふぅ」低反発に抗えない…

　女神のゴキ脚＋低反発ゴキ幼女

　どう見ても邪教徒です

冒険者「ガタッ！？」

受付嬢「おぉえ……」

　入り口に、女神と姫

　受付カウンターに、受付嬢

　その中間、転生勇者＋美女二人

勇者「うわっ、なんだあれ」

　勇者の髪、

　黒色の髪。

　まるでゴキブリの黒…

ゴキ女神「ゴキッ！！」閃いた！

　女神の手、黒の絵筆と、黒絵具

　白銀の髪は、ゴキゴキの色。

　　　カサカサ　カサカサ　シャキッと

>>>ゴキ女神、きをつけの姿勢

>>>ゴキ女神、なぜか前へ倒れる

>>>ゴキ女神、６本脚で……這うッ！！

　　　カサカサ　カサカサ

λλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλλ

　　　ゴ　キ　ブ　リ　だ　！　！

yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy

　　　キャー！！！

カサ

　　　　　　　カサー

　　　　　　　　　　　　うわーこっち来るな

受付嬢の脳『エマージェンシー

　エマージェンシー

　ガガガガガ、ピー』

受付嬢の心臓『ドッドドド！

　ドドドドドドドド！

　ドドドドドドドド！』

受付嬢の肺『プシュー

　ヒューホ　ヒューホ

　ヒュー……ガヒュ』

受付嬢の本能『ゴキブリ死すべし

　慈悲はない

　地獄の雷火で……

　焦げろッ！』

　　　✡️

受付嬢「ウルァァァ！！

　トールサンダー・クラッシャー！」裏声

　雷神が、床を殴るッ！

ゴキ女神「ゴキ？」

　ノーダメ

受付嬢「お前らも加勢せやー」

冒険者たち「「「へーい」」」

　段ボール内、オモチャが暴走しているような、

　剣閃、拳圧、虎の牙、

　ヤリ投げ、鉄球、ブーメラン、

　火球、氷槍、十万ボルト、

　マグマの海に、大氷河！

　そう、段ボールの底でナニカが上映中、

　それを覗き込むような光景なのだ。

ゴキ女神「ゴキ〜♪」

　無傷、そしてカサカサ

受付嬢「来るな、こっちに来るな、

　あ、あ、イヤァァァーーー！」

　受付嬢の大暴走！！

　天はグレーの積乱雲

【神炎・サジタリウスの矢】、無傷

　ギルド、大火災。

【神風・エンリルの嵐】、無傷

　ギルド、建物ごと吹っ飛ぶ！

【冥雷・オシリスの杖】、無傷

　クレーター、植物は枯れ、人々は……お察し

受付嬢「はわ、はわわ、はう」ぺたり

心『ああ、あー、効かない、神級魔法がまるで、

　あ、悪魔だ。まるで、冥府の神だ。

　私、ここで汚されるんだ（ゴキブリに）』

ゴキ女神「ゴキー！」

ゴキ脚『すりすり』

女神の舌『ぺろぺろ』

受付嬢「あ、あ、ああ」

肌『究極ゾワゾワ祭り』

涙腺『つーん』

涙『つつつー、ぽた、ぽた』

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◯回想・受付嬢

　私は受付嬢、本名は『ドジョ子』

　竜人の里、神龍の娘、だから、最強、無敵、

　退屈、あくび、ぼんやり、眺める、人間の街

　人の作法、人の魔法、人の心、常識、価値観、

　覚えたよ。しっかりと、100年かけて。

　楽しかったよ、冒険者、新鮮、笑顔、充実感

　でも唐突に、破滅の黒、奴だ、奴だ、奴が来た

　黒光り、カサカサカサ、２匹、３匹、５匹いる

　私の足に、太ももに、黒の点々、まるで、悪夢

　　　ギィィヤァァァァァ！！！！！

　ゾワゾワ、絶叫、竜変身！　街蒸発、焦土

　私、泣いた、三日三晩。泣き疲れて、100年後

　今度こそ、異国の地、受付嬢、静かに、平穏に

　でもまた、ダメだった、奴だ、奴だ、奴が来た

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◯クレーター（冒険者ギルド跡地）

　瞳がドラゴン

ドジョ子「……もういい。もう疲れたよ」

>>>竜変身【カイザードラゴン】

理性『もう人間なんて知らない』

本能『ひゃひゃひゃ、ゴキブリしねー！』

　かつて惑星の北半球を壊滅させた竜の末裔。

　その血が再び、暴走を巻き起こすッ！！

　カイザードラゴン、降臨！

　あっ、

　あなたの画面が割れます。

　いいですね？

バリィィィィィィィィィィィィィン

姫さまは棒立ち