ご報告いたします
「いい天気ね」
「はいお嬢様」
皆こんにちは。
新生カミラです。
先日の謝罪会見のご報告からさせて頂きますね。
阿吽呼吸の修羅場でした。
私の謝罪の始めから皆が泣き始め、その後は誰が1番泣けるか大会にでも出場しているかと言うくらい皆大声で泣き始めた。
み、みんな、私の話聞いてる?聞こえてるよね?って聞きたくなったけど我慢した。私良い子。
怒鳴らずひたすら忍の一文字で落ち着くまで待っていたよ。
私待てる子。
暫く経ってやっとお父様が当主の威厳を取り戻して
「私達は君を失わずに済んだ事を神に感謝しているよ。君を特別だと思うあまり好きにさせていた私達も悪いんだ。カミラだけでなく皆で心を入れ替えて頑張っていこう」
と言ってくださり、お母様が
「貴女は私達の自慢の娘よ」
と言って抱きしめてくれた。
凄く嬉しかった。
現世ではアラサーで色々と対処出来ると思っていたけど、現状は7歳の子どもで悪役令嬢のカミラだもん。本当は不安だった。両親の愛情はまだ失われていないのが純粋に嬉しい。
お兄様も
「私達はカミラの味方だよ」
と手を握りながら囁いてくれた。
お兄様大好き!
執事のダニエルと侍女長のミランダ、専属侍女ーズ達も深々と礼をとり、これからも誠心誠意お使え致しますと言ってくれたし。
大成功でしょ〜コレ。
やっぱり私やれば出来る子じゃん!
ベットから出れた頃に、アレクにお見舞いのお礼と今までの謝罪を書いた。
苦しくて〜神様が〜心を入れ替えて〜ごめんなさい〜と例のアレを丁寧に書いたのを送った。
アレクからは「元気になって良かったね。これからの君に期待してるよ」的な事が素っ気なく書いてあった。嫌悪と信じてない感を隠せてなかったよ?まだまだだね、アレク。
まぁね。でも仕方ないよね。
今までのカミラの態度と執着見てたらね。アレクに関してはちょっと考えがあるから後回しで良し。
フンだ。