みんなの朝(5)
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今日一番早く出勤したのはMiraだった。
「おはようございます。」
「おはようMira。」
「昨日はお疲れさまでした。こんなに朝早くからお仕事をしているなんてすごいですね。」
「褒めないでください。今夜徹夜なんですよ。」
上手がMiraを見る。
「あら、それは褒められたことではないですね。」
「上手、余計なこと言わないの。」
Miraが微笑みながら自分の席に着く。
「おはよう。」
Miraの次に入ってきたのは彩都だ。
「彩都、おはよう。」
「おはよう雫、Mira。」
彩都が席に着いてMiraを見る。
「後ろ姿見えてたんだ。」
「そうでしたか。」
彩都の次に入ってきたのはクシーと糸奈。
「おはよう。」
「おはよう二人とも一緒に来たの。」
雫が、クシーと糸奈を見る。
「うん、寮のロビーで会ってね。」
「そう。」
それからしばらくしてグループルームに入って来たのが、車椅子に乗ったチコとスマスだった。
「チコどうしたの?!」
雫が席を立ってチコのところに行く。
Miraたちも自分の席からチコを見る。
「眠いのー。」
チコが車椅子から雫の方へと抱っこを求める。
「チコ。」
雫は慌ててチコを抱っこする。
「軽いねえ。」
「うん。」
「眠いの?」
「うん。」
「なら、もう少し寝てたらいいわ。」
雫がチコをチコの席に座らせて机にクッションを置く。
「はいどうぞ。」
チコがクッションに突っ伏して眠ったのを確認してから、雫がスマスを見る。
「ありがとう。」
「いいえ、車椅子はここに置いておくね。」
「はーい。」
次に入ってきたのはシーナだった。
「おはよう、間に合った。」
「おはようシーナ。1時間目に出てから来たのね。偉いじゃない。」
「昨日学校行けなかったからね。」
シーナが息を整えながら自分の席に着く。
「まだ8時前なのにすごく暑い。」
上手がシーナにオレンジジュースを渡す。
「ありがとう上手さん。」
「いいえお疲れさまでした。」
雫が部屋を見回した。
「あとはレークとメーラね。8時まで後3分か、ちゃんと来るかなあ?」
グループルームに掛けられた時計をグループメイトたちが見上げた。
遅刻をしても誰も怒らないが、それでも一応仕事がら時間厳守な人が多い。
「間に合った。」
息を切らしながら部屋のドアを開けるのはメーラだ。
「間に合ってるわよ。おはようメーラ。」
シーナがにこにこしながら手を振る。
「どうしてこんな時間になったの?」
「1時間目受けてきてあげたのよ。その時担任に捕まって説教されてこんな時間になった。急ぐって言ってたのに、あの眼鏡。」
「担任を眼鏡呼ばわりしないの。」
雫が微笑みながら首を振る。
「メーラ、近くでレークを見なかったかい?」
スマスがメーラを見る。
「知らないわよ。」
8時5分になってようやくレークが入ってきた。
「おはようございます。遅れました。」
そのいかにもお芝居といったような凹んだ顔を見て全員が大爆笑してから、雫が言った。
「遅れて来たってことは、1時間目に出てから来たってことよね?」
「なわけあるか。寝坊だよ寝坊。」
「あー。」
全員が納得した。
ここ数日深夜にまたがる任務が多くて、全員寝不足なのだ。
「さて、全員揃ったところでミーティングを始めましょう。」




