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俺はどうやら女になったみたいです!!  作者: クロネコ(マカロン)
1章です
5/11

デートです

今日は土曜日ということで休日だ。

昨日、いろんなことがあり過ぎたせいで俺の疲れはかなり溜まっている。むしろ、あんなに色んな意味で濃厚な1日などはじての体験だ。

俺は、せっかくの休日なので昼まで寝ることにした。さぁLet's 二度寝だ!

そう、俺が今日1日の計画を立てていた矢先に一瞬で俺の計画は潰された。


「お兄ちゃん早く起きて、朝ごはんの支度したからみんなで食べるよ。」


そう言いながら、俺の部屋に入ってきたのは我が妹こと詩織である。


「おい。詩織、いつも言っているだろ。部屋に入る時はノックしろと、俺ぐらいの年の男子は部屋で何してるか分からないものだぞ。」


「はいはい。馬鹿なこと言ってないで早く降りてきて。ハミエルも待ってるんだから。」


「ん?ハミエルはもう起きてたのか。と言うよりお前妙に昨日ハミエルに敵意持ってたがもういいのか?」


「どうせ、私が何を言ってももう一緒に暮らすのは決まってしまったんだしもういいよ。けど、お兄ちゃんの彼女だなんて認めないから!」


どうやら、俺の妹は今日も平常運転らしい。ちなみにハミエルの部屋は家にあった半ば物置状態の空き部屋を急いで片付けして用意したものだ。


「そんじゃ、一家団欒の朝ごはんとしますか。」


両親はいないが…と心の中で付け加えておく。

俺と詩織がリビングへと行くとテーブルに3人文の食事が置かれそのうちの1席にハミエルが座っていた。

ちなみに、我が家の朝ごはんは和食と決まっておりご飯と味噌汁が必ず用意されている。どうやら、今日の献立はご飯、味噌汁にプラスアルファでししゃもと沢庵のようだ。


「おはようございます。あかりさん。昨日はよく眠れましたか?」


「う、うん。まぁ、眠れたほうかな?」


ハミエルの挨拶に適当に返しながら席につく。詩織はいつの間にか席についていた。なんたる早技!こいつ、食い意地だけは張ってるからな…

俺が、席につくと同時ぐらいに詩織はいただきますと言い朝食を食べ始める。

俺とハミエルもそれに、つられて朝ごはんを食べ始める。


「そうそう、あかりさん。私、昨日急いで来たので学校の制服ぐらいしか用意出来てないんです。なので、朝ごはん食べたあと買い物に付き合ってもらっていいですか?」


ハミエルがそう言い出すと詩織が


「ダメ!!そんな、2人で休日に買い物だなんてデートじゃん!!私、今日みっちゃんと約束あるからついていけないし!」


何て言い出す。

いや、確かにこのシチュエーションはデートなのだろう。てか何でデートダメなの?


「おい。詩織そんな事言っても日用品は揃えておかないと困るし、今日は丁度休みなんだからな。あまり、わがまま言って困らせるな。」


すると、詩織は不機嫌そうな顔をしながらしぶしぶ受け入れる。

こうして、俺とハミエルのお出かけが始まったのだった。


※※※


近場のショッピングモールにきた俺達はまず服を買うことにした。なんせ、今のハミエルの格好は制服なのだから。

適当な服屋に入るとハミエルは目をキラキラしながら服を選ぶ。


「あかりさん。これなんかどうでしょう?」


ハミエルが選んだのは白いワンピースにフリルがあしらわれたものだった。


「ああ、いいんじゃないか試着してみろよ。」


「了解です。」


そう言いながら、ハミエルは試着室へと入っていく。そして、数分たったあと出てきたハミエルを見て思わず見とれてしまった。


「ど、どうですか?あかりさん?」


「あ、ああ。とっても似合ってる。可愛いよ。」


俺がそう言うとハミエルは顔を赤くし照れたように俯く。

なんですか、可愛すぎるんですけど!

俺達はこの後はワンピース以外にも何着か購入し、店を出た。

そして、服屋を出た後に自体は起こった。


「あかりさん。近くに悪魔の気配があります。」


「なんだと!こんな、たくさん人がいるのにこんな所じゃ戦えないぞ。」


「ああ、そのへんは大丈夫ですよ。天使のご都合主義な結界を貼ることで一般人は近寄らなくなり万が一見られたとしても記憶があやふやになりますから。」


なんだ、そのメッチャ都合の良い結界は!確かにご都合主義だと言ったが便利にも程がある。


「けど、お店の中で戦うのはあまりおすすめ出来ませんから、1度お店の外に出ましょう。」


「そうだな。賛成だ。」


そう言うと、俺達はショッピングモールから出て駐車場にまで来た瞬間だ。


「ふふふ、見つけましたよ。あなたが、安達ありかさんですね。お迎えに上がりました。」


そう声をかけられぎょっとする。

そこには、この前の全身タイツとは違いロリっ子がいた!!しかも、ロリっ子なのに巨乳のそうロリ巨乳がいたのだ!


「ありかさん。見た目が可愛いからと言って油断してはいけません。この前、戦ったカエルよりも明らかに強いです。」


そんな事を言われてもこの前戦った全身タイツのカエル男は一撃で倒してしまったし…あれより弱いこともないと思うのだが。仕方ないので、俺はチョーカーを外した。

俺は全身光に包まれセイ〇ームーンの如く返信する。なんでこの姿になると毎回魔法少女なんだよ。女になるってだけでも恥ずかしいのに…


「何?この、アンジェリカ様と戦おうというの?身の程を知らないようね。魔王様にもある程度痛めつけても構わないと言われているわ。だから、手加減はしないわよ。」


そう、ロリ巨乳ことアンジェリカが言うと俺に向かって突進してくる。そして、俺の目の前まで物凄いスピードで来ると両手の爪が刃のように変化して俺を切り裂こうとする。


「う、うおお。」


俺は情けない声を出しながら間一髪の所でかわす。しかし、休む暇もなく次々に攻撃が繰り出される。俺は避けることしか出来ずにいると道の段差につまずき慌てて何かに掴もうとした。

そして、そのままアンジェリカと一緒に俺は転けた。

どうやら、俺はアンジェリカの服の胸元を掴んだみたいでそれのせいで一緒に転んだのだ。

そして、その掴んだ時の反動で服が脱げ胸がモロ出てしまっていたのだ。


「い、いや、ち、違うんだ!!ご、ごめん。こなつもりじゃ。」


俺が急いで、弁明に移ったのだがその横でハミエルが


「あ!そういうことは、ほかの女じゃなくて私にして下さい!!」


などと、アホ抜かしやがる。

当のアンジェリカは胸を手で隠し下を向いて何も喋らない。かと思いきや。


「う、ぐす。ひっく。うう、う。あ、あなたの事、絶対わ、忘れないんだから。こ、このことお、覚えてなさいよ。ぜ、絶対に許さないだから。絶対よ。」


両目に大粒の涙を浮かべながらそう言い残すと物凄いスピードで逃げ出したのだった。

後にこのアンジェリカとは長い付き合いになるのだが、この時の俺はまだ知らない。

前の4話までがプロローグでこの5話から1章って感じです。

ちょっとでも面白いと思っていただけたら感想何かも書いてくれると嬉しいです。

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