表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/7

あとがき

この小説の「あとがき」を追加しました。

この小説は



ハイファンタジーアドベンチャーエロゲーム



ぽいもの、です。





私がこの小説を書こうと思ったのは、某家電量販店のゲームコーナーでギャルゲーのパッケージを見たから、だったりします。


そのパッケージのイラストの中心に、メインヒロインと思われる少女が祈るポーズをとっており、背後では主人公と思われる剣を持った男の後ろ姿が・・・


下の方に数名の少女の姿があって、というありがちな物でした。


何気なく手に取って裏を見たらジャンルがアドベンチャーゲーム。




RPGじゃねーのかよ! だったら十八禁にしてエロゲにしろよ!




なんて思ったりしちゃったのです(おい


まあ、型落ちか特価のノートPCを買いに来た序に立ち寄っただけでしたから、買わなかったのですが、だって金足りないし。


購入したパソコンを立ち上げつつ、上記の事で納得してなかった私は




だったら俺がエロゲにしてやんよ! あ、ゲームは作れないから久しぶりに小説で行くか!




なんて思っちゃったのです(おいおい




こうして書こうと思い始めたのですが、久しぶりの作業でしたから今までのやり方と違うアプローチをとってみました。


今までの書き方は、ざくっと設定を考えながら内容を決めるか、キーワードを決めて内容を埋めていくか、でした。


でも今回は、キャラの設定を決めてから内容を決める、というものです。


そして思いつきの元がギャルゲーだったので、登場人物それぞれに役割ぽいものを設定してキャラ付けしていく事にしたのです、主人公以外。


主要人物でいけば



アンジェ > メインヒロイン。どのルートでも最初期から登場。死ぬか自分の傍から遠ざけない限り必ず主人公とくっつく。


リリアンヌ > 隠しヒロイン。攻略対象だと判らない。初期から好感度MAX。選択肢がない。通常、外道ルートをクリアした後のトゥルールート以外くっつかない。


ユーリ > チョロイン。合法ロリ。死亡フラグ多数。望む通りにしてやれば主人公とくっつく。


アナスタシア > 高難易度ヒロイン。清純おっとり系お姉さん。外道ルートでは一度しか会えない。フラグの判定難易度が高くて選択肢を一度でも失敗するとくっつかない。


セレスティア > 最後のヒロイン。真正ロリ。救済キャラ。登場は終盤だがどのルートでも必ずくっつく。


レオン > ライバル。好感度が高い。最強。トゥルールート以外では途中で必ず死亡。



と、いった感じです。


これで書き始めたのですが、最初書いたのは通常ルートぽい、ありがちな異世界転移勇者もの、でした。


でも書いている内に、これじゃない感が半端なかったのでストップしました。


あ、一応その内容は三話目の「賢者勇者が実はラブコメ勇者だった件について」に引き継がれてます。


ありがちですからね、あの感じ(


マルチエンディング、マルチルートタイプのギャルゲーやエロゲは特定のルートをクリアしないと他のルートに入れない、って事がテンプレです。


で、この手のゲームってやり込んでいけば所謂「強くてニューゲーム」ができるんですよね、いろんな情報あるので選択肢を選びやすいっていう。


なのでエロゲを小説として作るんだから「複数のルートあり」「強くてニューゲーム」を考えて書く事にしました。


同じような内容を何度も書くのは面白くない、書く方も読む方も。


なので今回みたいなお話しになりました。


正直、書いてみたらこうなった、という感じですけどね。




続きまして、各話について。




●第一話「外道勇者はかく在りき」


外道ルートのダイジェスト版。外道ルートなのでアナスタシアが絡まない(



●第二話「外道勇者改め賢者勇者は涙腺が緩い」


ゲームのプロローグ部分、ただし外道ルートクリア済み版。書いてて思いました、主人公変わり過ぎだろ、と。



●第三話「賢者勇者が実はラブコメ勇者だった件について」


プロローグ後の軽いノリの序盤に当たる部分。よくある異世界転移ラノベのノリ。



●第四話「元外道勇者の魔王討伐は本命ではありません」


クライマックス部分、ルートによって魔王討伐方法が異なる。トゥルールートに入った体で書いてますのでこうなってます。



●第五話「そして伝説へ~未来で生きる者たちの考察~」


トゥルールート限定の謎解きシーン。最初は一人称小説でしたが、書いている内に違和感あったので第三者視点となりました。



●第六話「元外道勇者の後日譚」


アニメだったらエンドロールが流れながら語られるシーン。蛇足臭が漂ってます。




次は詳しく語られていない設定について。





●勇者の加護って?


人の中でも人間たちの希望(意志の力)を魔力などの力に変換して勇者に与える女神の力の事。


なので神族やエルフとかの希望は影響しない。


主に身体能力の向上、勇猛さ、不屈の精神を与える。


直接死亡させた対象を汚染している瘴気を完全浄化出来る能力、がメインの加護。



●勇者召喚って?


女神にお願いして、人々の希望を叶えてくれる可能性が高い人物を他の世界から召喚する魔法の事。


発動には深い信仰心を持った者が命を含めた全てを女神に捧げる必要がある。


自身の存在を召喚した勇者に書き換える、こうしないと他所の世界から召喚出来ない。


勇者がこの世界の言語に精通していたり環境に適用しているのは、召喚した者の存在を乗っ取っているから。


勇者をベースに召喚者を融合した、みたいなもの。


なお、人々の希望とは、最大公約数な希望となるので一人だけ希望が違う、とかだとそれは無視される。


過去一度だけ行われた勇者召喚は、神話の暗黒期にまで遡る。



●女神の報酬ってどうやって貰えるの?


世界の危機、と女神が判断した案件を解決したら貰えます。


今回であれば、瘴気を取り込み過ぎた魔王(神族の王)がこのまま死ぬと莫大な瘴気が世界中にばら撒かれて、ほとんどの人間が黒死病に罹って死滅する、という世界の危機。


貰えるものに制限はないが、個数制限があり、女神の判断で可否される。



●勇者ってそもそも何?


女神が定めた世界の危機を払うべく選ばれた者の事。


この世界の人が勇者に選ばれない理由は、この世界の生物は瘴気に汚染され過ぎると変質して死ぬから。


この世界の者では完全にない勇者は、瘴気に汚染されても死ぬ事はなく、悪意を増幅させる程度で済む。


初代勇者の役割は、この世界に蔓延る瘴気を浄化する事。


女神は人化させた獣や獣人族を勇者に宛がい子供を産ませて瘴気を浄化する聖獣と管理する神族を創った。


初代勇者はケモ耳大好きなケモナーだった為喜んで協力し、帰還せずに骨を埋めた。


今回の勇者であるアカギとアンジェたちとの間に出来た子たちはどうなるのだろう?(想像にお任せします



●瘴気って?


人々が持つ悪意の波動が魔力と混ざり合って出来た汚染物質。


この世界の有知能生物は、意志が力を持っており、それが波動となって周囲にばら撒かれる。


霊力とかオーラって呼ばれるものが波動。


汚染物質で瘴気は、女神が創ったものを変質させる効果がある。


女神が世界に自動進化成分を混ぜるという完全支配をしていないからこんな物が出来てしまった。


進化に女神の存在が邪魔だと言ってるようなもの。


人間の意志の力が一番強いので、人間の悪意が一番瘴気に成り易い。



●黒死病って?


瘴気によって細胞が変質して死に至る病の事。


地球のガンに似た症状で、瘴気に汚染されると黒ずんで腐っていくので黒死病と名付けられた。


人間だけが疾患するのは、瘴気の性質上と人間が持つ役割が関わっている為。


ぶっちゃけ、人間がいなくなれば女神が消えますので。



●人間の役割って結局何?


この世界を管理監督する事。


管理監督自体は本来女神がやってるのだが、女神が力を行使する必要がある。


その力の源が人の信仰心で、最初に創られた人である人間にだけ与えられた女神との関係性。


人間至上主義が掲げる「人間だけが女神様に祝福されている」はあながち間違いではない。


なぜなら人間だけが生きて増えて信仰しているだけでいい、と女神から設定されているから。


この設定ゆえに人間だけが女神の力を借りて行使する神聖魔法を使用できる。



●魔族とかの蔑称の造語はどうやって考えられたの?


人間が他種族を陥れる為に考えられた。


特別扱いだが、判り易い役割を与えられなかった人間が、判り易い役割を与えられた種族たちに嫉妬したからが始まり。


種の下の階級を意味する亜種、悪意によって引き起こす行為の意味する魔が差す、と言った言葉は元々女神によって作られていたが、それらを取り入れた。


神族は最初、魔を神族に付けて魔神族としていたが、女神を連想させる神をとって魔族となった。


聖獣も似たようなプロセス。


亜人については、人間が生活する為に必要なものを管理する種族だから人間よりも下の階級の種族、という風に考えて名付けた。



●勇者アカギが言う世界を救うって?


女神が定めた世界の危機である、魔王(=神族の王)がこのまま死んじゃうと世界中に瘴気がばら撒かれて人間死滅を防ぐ=勇者が魔王(=神族の王)を殺す、が一つ。


魔王軍幹部も魔王(=神族の王)ほどではないが瘴気をため込んでいたので完全浄化する為に勇者が殺す、も世界を救う手立ての一つ。


殺す必要があったのは、魔族(=神族)は瘴気を浄化する能力を有していない為で、神聖魔法では瘴気を完全浄化出来ないし抵抗されるから。


魔族(=神族)の瘴気を完全浄化は女神ですら不可能で、聖獣に与えた能力のように徐々に浄化、もしくはある程度浄化しか出来ない。


ある一定の濃度まで濃くなった瘴気は、そのある程度の量を超えた瘴気なので女神では出来ない、ゆえに神聖魔法でも完全浄化出来ない、となる。


ここまでが勇者にしか出来ない役割であり、その理由。


以下からは勇者だけでは出来ない事。


人間たちの考えを改めて、神族と聖獣の本来の仕事をしやすい状況じゃないと世界に蔓延る瘴気を浄化できない。


なので、人間たちが変わらないと世界が救われる事がない、という事。




以上です。





さて、蛇足の後に蛇足を重ねてしまいましたが、この小説はこういう風に書いて、掲載させて頂きました。


あくまでも「私が読みたい小説」を書くのが私のスタイルなので、お読みくださった方たちが面白いと感じるかは解りません。


掲載して公共の場に放ったのですから、少しでも面白いと思って頂けるモノであれば幸いです。





この蛇足の蛇足な「あとがき」までお付き合いいただきありがとうございました。


それでは今度こそ失礼します。


また何か書いたら掲載します。


ではでは。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ