そして伝説へ~未来で生きる者たちの考察~
連作の五話目です。
主人公の演説を第三者が考察していく、という話になってます。
主人公の対外的な行動や口調が判る話、ともいいます。
「こんにちは、世界中の人たち。私はこの世界から勇者の任を与えられし者。この世界を救う為、私はこの世界にやってきました」
この語り出しで始まった勇者アカギの宣言は、後の世で「世界再生宣言」と呼ばれる事となり、宣言があった日の事が伝説として語られるようになってもなお、人々の基本となった。
「私はこの世界の人間ではありません。
ですが与えられた任、人々から託された想い、願い、感情、それらを纏めた希望という目に見えない力を糧に戦ってきました。
その想い、願い、感情、それらを託された喜びに私は動けたのです。
その希望とは、この世界を救って欲しい、という事。
この様に願った覚えはないかも知れません。
ですが、助けて欲しい、幸せになりたい、そう願ったはずです。
細かくは人それぞれ違うはずですが、根本となるところは自身の幸福だったはずです。
自身の幸福とは、自分自身だけが幸せになる、そういう事ではありません。
何故なら、他者、隣人、知人、友人、そのまた友人たちも幸せでなければ自身の幸せを享受し続けられないからです。
自分だけが幸せな状態は、その時は幸せかも知れません。
でも、それは他者と比べての幸せ、嫉妬や妬みといった悪意の裏返しだからです。
自分だけが幸せな状況が続けばやがて悪意に押しつぶされ、幸せだと思えなくなるからです。
だからこそ、幸せになりたい、そう願うという事はこの世界の全ての人々が幸せになるしかないのです。
全ての人々が幸せと感じる、それはこの世界が幸福で満ち溢れてなければ不可能です。
ですが現状この世界は幸福で満ち溢れていない。
だから私はやってきた。
この世界を幸福で満たす為、この世界を救う為にやってきたのです。」
この冒頭での勇者アカギの宣言は、人々の幸せの形のスタンダードとして広く民衆に広がり、この世界が救済される大いなる要因になったと言われている。
「世界を救う、その一環として私は仲間と共に魔王と呼ばれる存在を討伐しました。
その仲間とは魔物と呼ばれるものたちに蹂躙された母国を解放した英雄たちです。
私が今宣言している内容と映像を皆さんに届けているのがその仲間たちです。
その中には亡国の王子や騎士団長、聖女などの有名な方たちだけではなく、あなたの隣にもいた少女たちもその仲間だったのです。
私は勇者として誇りに思います。
討伐を成しえた事を、素晴らしい仲間と出会えた事を、今、目の前で私の話を聞いてくれている皆さんの事を。
解放軍。
英雄たちの集団はそう呼ばれていました。
滅ぼされた母国を、蹂躙され滅亡寸前だった母国を彼らから解放する為に立ち上がった英雄たちの群れ、それが解放軍です。
英雄たちは戦いました。
英雄たちは傷ついた仲間たちを運び、治療しました。
英雄たちは仲間が戦いやすいように色々準備しました。
英雄たちは仲間が高潔な精神を維持して戦えるよう笑顔で送り出しました。
英雄一人ひとりがそれぞれの役割で戦い、そして勝利したのです。
その勝利は英雄たちだけで成しえたものではありません。
まず大前提として、今目の前いる、この話を聞いている、あなた方全てがいたから英雄たちは戦えたのです。
あなた方が願ったから戦えたのです。
あなた方の思いが一つに纏まったからです。
あなた方が送り出してくれ、そして迎えてくれたから英雄たちは戦えたのです!
此度の討伐成功は英雄たち、解放軍だけの勝利ではない!
全ての!
国々住まう、森に住まう、山に住まう全ての人々の勝利です!
我々は勝ったのです!」
この宣言内容に関しては賛否両論、特に施政者たちからは不評、民衆からは喝采を浴びた。
ただ、不評を漏らした施政者、不評と感じた施政者たちは揃って考えを改め事となった。
それは改心しての事か、施政者としての地位を奪われてかは分かれてしまうが。
「ですが、まだこの世界は解放されていません。この世界はまだ救われていないのです」
この第二章ともいうべき宣言の内容は、世界中の人々の度肝を抜き、なぜ勇者アカギがこのような事をしたのかを真に理解する為に必要な内容だった。
この宣言によって世界は大きくその姿を変えた。
いや、正しい姿に再生したと言われている。
「この世界には忘れられた真実があります。
その真実を知りえた時、まだ解放されていない、まだ救われていない、その意味を知るでしょう。
今から私がいう事は真実です。
それを証明する為、信憑性を高める為、信じてもらう為、今日は女神教の聖女であるアナスタシア様にご足労願いました。
私がこれから語る真実は、女神様がおっしゃった真実だからです。
そのお言葉を聞く事のできる唯一の存在である聖女アナスタシア様だからこそ、私の語る言葉が真実だと証明してくれるでしょう。」
宣言の当日、実際に勇者アカギの隣には聖女アナスタシアがいたと映像で確認できたし、記録にも残っている。
そして聖女は彼の言葉を受け、女神教の聖女アナスタシアとして勇者アカギ様の発言内容が誠であると宣言します、と発言をしたとも伝わっている。
この世界で唯一の神、女神様以外の存在を知らないので、固有の名がない神、ゆえに女神とだけ伝わっている存在が発する声を聞ける女性の発言。
この発言を否定するという事は、女神様をも否定する、その事と等しい。
だから勇者アカギの宣言は正しい、そう後世では語られ真実とされている。
「まず、魔王、魔族、魔物、亜人。これらの名を関した生物は存在しない!
何故なら言葉の意味を、言葉自体を作った女神様がそのような名を彼らに与えていないからだ!
では誰がそのような名を与え、彼らを貶めたのか。
それはこの宣言を聞き、見ている人々の大半である人間たちが名付けたのだ!
私はこの世界へ呼ばれた者、この世界を救う任を与えられし者、女神様により選ばれし者、勇者として私は憤りを感じている!
何故なら、彼等こそがこの世界を救う唯一無二の存在だからだ!
その救世主たる彼らを貶め、否定する者たちに憤慨しているのだ!
彼等こそが偉大なる者、その真実を知って変わって欲しい、そう切に願う。
なぜ彼らが救世主と私が言ったのか、それは創生の神話に語られる時代まで遡る。
この世界は女神が目覚め、そして作り上げた世界だ。
まず創ったのは大地、空、海、山、川、木々、といった自然を創造された。
その次に創られたのはその世界に住まうものたち、そう人々だ。
最初に創られた人とは人間の事であり、最初の人間が降り立った地こそがここファーラン王国がある場所。
ファーランとは人々が最初に降り立った場所、最初に作り上げた国、そういう意味を込めて最初の国、始まりの国、ファーストランド、ゆえにファーランと名付けられた。
言葉には意味がある。
なぜなら女神様がそうお決めになられたから。
だから人間にも意味はある。
女神様が人間に持たせた意味は、この世界を、自然を管理し、間を取り持つ存在、そういう意味を込めて名付けられた。
だからこそ人々が願う希望が勇者に力を与え、世界を救う事が出来るのだ。
その人間が生まれ、その人間を生かすために食料となる植物や動物が創られた。
その新たに作られたものを人間たちだけでは管理が出来ない為、それらを管理する種族が創られた。
植物を管理する者として創られたのが森の民エルフ。
動物を管理する者として創られたのが獣人族と称される者たち。
彼らの力を借りて生きる事が出来た人間たちをさらに発展させる為に新たな種族が創られた。
それがあらゆる物を作成する能力に長けた種族、山の民ドワーフだ。
彼らの創造を持って創世記は完了し、世界は動き出した。
だが動き出して年月を重ね始めると、世界に綻びが生じ始めた。
その原因というのが人々が抱える悩み、妬み、嫉妬、といった悪意だ。
この人であれば誰でも持つ悪感情が発露し、やがて大きくなり、心から漏れ始めた時、悪意は魔力と混ざって世界を侵食し汚染する物となった。
それが瘴気だ。
瘴気はどんどん世界中に広がっていき、一時期世界は滅亡寸前までいった。
それが女神教が語る神話の暗黒期だ。
この滅亡寸前の世界を修正すべく女神様は新たなる種族を創造された。
それは瘴気をその身に取り込み、長い年月を掛けて浄化する存在、人間たが魔獣と呼ぶ獣たちだ。
そしてその獣たちを管理する種族として想像されたのが、人間たちが魔族と呼ぶ者たちだ。
彼らは女神様から与えられた名があり、瘴気を浄化する聖なる獣として聖獣、女神の代わりに管理する者として神族と。
女神教の神話ではこれら二つの種族の名と役割が記載されているのに関わらず、正しく伝わっていない。
これは長い年月を経て女神教自体の教えが間違ったから、人間たちが都合が悪いと感じるからの改悪があったからだ!
この件に関しては聖女アナスタシア様に一任しておりますから、女神教は本来の教義である真実を伝える者たちとして生まれ変わると信じております。」
晴天の霹靂、そう感じた人々が大半だったと記録に残っている。
この世界で信じられてきた事の半分が間違っていた、そういわれたら誰でもそうなるだろう。
だがこの真実を語ったのは女神様が選んだ、いや、私たちが選んだ勇者アカギだ。
そしてその宣言の信憑性に太鼓判を押したのは誰でもない女神教の聖女アナスタシアだ。
信じるしかない、そういう宣言内容だった。
度肝を抜かれる宣言の数々。
だが、これはまだ序章に過ぎなかったのかもしれない。
第三章ともいうべき宣言を聞いて、悲劇を生んだ。
世界を救う為に必要な儀式。
分かっていてもなお、この宣言には悲しみ、そして怒りが込み上がった。
直接聞いた訳ではない後世の研究者でも感じてしまうほどの内容は、それだけ衝撃的だったのだ。
「最後の真実をお話しします。それはなぜ魔王と称された神族の王が人間たちの国に宣戦布告し、戦争を仕掛けたかという事です」
この行で始まった宣言の映像には顔を真っ赤にし、勇者アカギに掴み掛ろうとする王の姿が映っていたという。
その王はすぐさま勇者アカギの盟友たる剣聖レオンにより取り押さえられ、最後まで宣言を聞く事になった。
「始まりは人間たちが神族や聖獣、そして妖精族や獣人族を蔑称で呼び始めた事だ。
人間こそ、いな、人間だけが女神様から祝福を得た、選ばれた存在、人間至上主義が出来たから蔑称が登場した。
これらの考え、思想によって彼らは穢された。
穢される、すなわち瘴気を他よりも浴びる事となった。
言葉には意味がある、と先ほど言いましたが、人間たちがそう名付けた事によって彼らは強制的に、有無を言わさず変えられたのです。
この世界では人間という種族が一番数が多いから、人間たちがそういう行為をした事によってこの世界のバランスが崩れたのです。
そしてそれは次なる悲劇を生みました。
それは世界の浄化能力の低下です。
聖獣たちは女神様から世界に溢れた瘴気を浄化する役割を与えられました。
ですが魔獣という蔑称を人間たちによって与えられた事で、必要以上に瘴気を集める事となり、その浄化能力が追い付かなくなったのです。
最初は大した量ではなくとも、それが長い年月を重ねる度にその量が増大していきました。
そしてある時を境にそれが人々に悪影響を及ぼす量にまで達したのです。
その悪影響の正体とは、現在不治の病とされている黒死病です。
黒死病の原因は長い時間を掛けて瘴気を浴び続ける事で発病する人間特有の病気、それが知られていない真実です。
謎の奇病とされているこの病も発露当初は神聖魔法の浄化で完治可能でした。
ただしこの病の発露からさらに長い年月を経て、神聖魔法では完治出来ないものへと変貌、いや進化してしまったのです。
なぜ進化したのかは、言わなくても分かるでしょう。
この話を前提にして此度の大戦争が起こったいきさつについて。
事の起こりは始まりの国で六年前にまで遡ります。
そこで悲劇が起きて一人の女性が亡くなりました。
その女性の夫は嘆き悲しむも重要な役割を担う人物だった為、気丈にも振舞った。
その女性の娘は嘆き悲しみ、されど重要な役割を担っていなかった為に心が病み、食事が出来ない体となりました。
その女性が死んだ原因が黒死病。
当時この女性が黒死病に罹った事を知った夫は方々の伝手を使い、妻の治療を願った。
高名な魔導士に、高名な薬師に、高名な神官に。
だが誰もその病を治す事は出来ませんでした。
そして最後の希望として夫は普段絶対に関わらないであろう者たちにも願い出たのです。
その者たちは夫の真摯なる願いに絆され、今までの関係をも超えて駆けつけました。
ですが時既に遅く、その者たちが到着する前に妻は亡くなったのです。
夫はその者たちに詰め寄りました、なぜもっと早く来てくれなかったのだ、と。
その者たちに落ち度はなかったが、彼らは夫に対して謝罪し、これ以上病が広がらないように協力を申し出ました。
そして黒死病の感染者が見つかったのです。
それは二人が愛する妻の忘れ形見である娘でした。
夫は今度こそ救って欲しいと懇願しました。
その願いを聞き入れたその者たちはとある魔術を娘に施しました。
その魔術は黒死病を治す為にその者たちが研究していた術式で、未完成だったゆえに病の進攻を止める事は出来ても完全治癒は出来ないものでした。
そして未完成がゆえに副作用がありました。
それは体内の魔力を栄養へと変えてしまうというものでした。
ある意味都合が良い副作用、なぜなら娘は母を失った心の病で食事が出来ない状態だったからです。
娘が救われた事に夫はその者たちに感謝しました。
感謝してもらったその者たちはその後も経過観察として夫の家に留まりました。
そして悲劇から一年ほど経ったあたりで娘の心の病は改善され、食事が出来るようになり、夫も喜びました。
だがその事で新たな悲劇を生んだのです。
それは娘が食事をする度に肥え太らえていく、そういう現状を目の当たりにしたからです。
その事を知った夫はその者たちに詰め寄りました、何とかしろ、と。
だがその者たちもまだ魔術が未完成であった為、どうする事も出来ませんでした。
そう聞かされた夫は完全に壊れてしまったのです。
元々愛する妻を亡くして壊れかけた心が、娘の現状に耐えれなくなった、ゆえに壊れ、そして凶行に及んだのです。
夫はその者たちを罪人として殺そうとしました。
当時その者たちは人を殺さない、という制約を守り、抵抗らしい抵抗をしませんでした。
その結果、その者たちの内女性が大きな怪我を負いました。
何とか逃げ延びたその者たちが一年ぶりに我が家へと辿り着く間際、女性は命を引き取りました。
その事にその者は嘆き悲しみ心が壊れてしまいました。
その者こそ神族の王、人間が魔王と蔑称を付けし者であり、女性とは彼の妻、王妃だったのです。
心が壊れた神族の王は制約を破り、瘴気を自ら取り込み、悪鬼の如き力を得て、この世界を壊す原因たる人間たちを滅ぼそうと動き出したのです。
それが魔王と称された神族の王が人間たちの国に宣戦布告し、戦争を仕掛けた真実です」
第三章を語り終えた勇者アカギは悲痛な表情だった、と伝わっている。
大戦の真実は人間たちが犯した過ちを発端に、当時存在した国の王が引き金を引いたから起きた戦だった。
ただその真実は誰も幸せにならない、勇者アカギが宣言する世界を救うに繋がらない、そう思わせる悲しみと怒りに囚われる内容だった。
だがこの第三章は彼が語りたかったものの前段階に過ぎなかったのだ。
この次、最後の章を第三章なしに聞いた時、その言葉は響かなかっただろう、と後世の研究者たちは口を揃えて語っている。
「私が伝えたかった真実は以上です。
ですがもう少しだけ私に時間をください。
そして私の願いを聞いてください。
願いを言う前に、私は皆さんに謝罪しなければなりません。
私は女神様から、世界から、人々から希望を託されて勇者となった者です。
ですが私では世界を救う事は出来ません。
その事を真に申し訳なく思います。
ですから私の願いを聞いてください。
皆さん、この世界を救ってください。
その方法は既に皆さんにお話ししました。
まず家族、知人、隣人、友人、そういった近しい人たちの幸せを願ってください。
そして困っているのを見掛けたら、声を掛け、手を差し伸ばしてください。
その次にこの世界で生きる為に手助けをしてくれる者たちを正しく認識してください。
森の民エルフ、山の民ドワーフ、獣の民獣人族、彼らはあなた方が生きる手伝いをしてくれるありがたい種族なのです。
そうしたら偉大なる者たちの本当の名を覚えてください。
彼らを神族、聖獣と呼ぶようにしてください。
呼ぶようになったら彼らが偉大なる者であると認識してください。
彼らがいなければこの世界は真の意味で救われません。
そして彼らだけでは救えません。
それは皆さんの協力が必要だからです。
皆さん一人一人の想い、願い、希望があってこそ、彼らは偉大な力を発揮できるのです。
勇者と名ばかりな私からですが、どうか協力をお願いします」
勇者アカギは世界を救えない、そう聞いた人々は落胆しなかったそうだ。
何故なら宣言の第一章、第二章、第三章を聞いて、異世界からやってきた彼に託す問題ではないと気が付いていたからだ。
この第四章を聞いたほとんどの人たちはその時点で勇者アカギの最後の願いを聞き入れた。
そう、最後の願いだ。
「最後に、私の勇者としての最後の仕事をしてその任を下りたいと思います。
今日この場にご足労願った人物は聖女アナスタシア様だけではありません。
私がどうしても直接謝罪しなければいけない、勇者として謝罪しなければいけない方に来ていただいております。
その方は神族の姫にして、神族の王の後継者、セレスティア様です」
映像に映っていた少女を見ていて人々は何者か分からず困惑していたという。
ただし最後の最後でその少女が何者かが判明し、身体的特徴である小さな角と翼を隠していたものを取り除いた時、彼女が神族の姫だと確信したそうだ。
「セレスティア姫、真に申し訳ございません。
あなたの願い、父を救うという願いを叶えられませんでした。
瘴気に侵され助けられる状態ではなかった、などと言い訳を申しましたが、それでも出来なかった事に違いありません。
あなたが託した想い、願い、希望を叶えられず、勇者として恥ずかしく思います。
私は勇者失格です。
本当に申し訳ありませんでした」
この時、勇者アカギは涙を流し、深く頭を下げた、と記録されている。
勇者アカギの謝罪を聞いたセレスティア姫は彼を許し、この世界を救う為に尽力した彼に感謝の言葉を述べたそうだ。
このやり取りを見聞きした人々はこの時決心した。
もう勇者アカギに頼るなんて恥ずかしい事はしていられない、私たちがやるんだ、と。
こうして勇者アカギに託した希望はなくなり、彼は勇者の任を解かれた。
この話を最初聞いたのは学生だった頃で、とても印象深かったと記憶している。
伝説で語れる時代にあった真実の物語に感動したからだ。
お読みくださってありがとうございました。
次話で最終話となりますが、まあ、物語のその後は?みたいなのです。