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道化は何を思う
その身を闇に置き、人々が寝静まるその時を待つ。
天に広がる幾千もの星々が私を見ている、そんな気までおきてしまいそうだ。
私は何故今もまだこうして息をしているのだろうか・・・いくら考えても答えなどではしない。
ただ、彼女らの活躍を死してなお見届けられたのはあの方・・・いや、奴のおかげなのだろう。
それだけは感謝してもかまわない。
しかしながら皮肉なものだ、人類最後の希望を育てた私がまさか人類の敵になろうとはな。
彼女らは私と再会したらどのような反応を示してくれるだろうか・・・こんな状態ですら彼女たちの反応を思い、年甲斐もなくワクワクしてしまうのは私の性根の問題だろう。
私のもとを離れてから十年、どれほどまでに苦労し考え成長していったのだろうか。
そしてどれほどまでに強くなっているのかだろうか想像もつかない。
そろそろ丁度いい頃合だろうか・・・ふふふ、ようやく無駄に生きながらえてしまった私の人生に終止符がうてる。
街から光が消え、漆黒の闇が街を覆う。
私は歩き出す、幾千もの星々の中で一際輝くその星へ向かって・・・




