Phase:26
スゴイオクレマシタ、タイヘンオマタセイタシマシタ、
ち!ちゃうんです!展開を考えたりどういう文にするか迷ってただけなんです!
ヤメロー!シニタクナーイ!シニタクナーーーイ!シニタクナーーーーーイ!
戦闘開始から15分、ふたりのスーツと装備から送られてくる情報ではもう戦い始めてるみたいだ。
位置取りは火蓮ちゃんが山の上、マシロ君は下側になってるみたい。
本来銃というのは狙いを定めるのが非常に難しい
それにリコイルや反動を考えると一般人がほいと渡されて使えるものではない
警官が体を鍛えるのは銃の反動に耐えられるようにするためなんて話もあるくらいだ。
まぁふたりの場合はスーツのアシストによってそこが補われている訳で
銃を構えると視界には弾道が表示され、反動とリコイルはスーツのアシストで押さえつける
超人のような動きをスーツが可能にしているという訳だ。
その気になれば片手でショットガンを撃つなんて映画のようなマネも出来る、
もう少し簡略化すれば災害救助用のパワードスーツみたいなものも作れるだろう。
ソナーによる探知とスーツのパワーアシスト、小型のヒートブレードがあれば鉄骨なんかも一刀両断出来る。
エネルギー源は問題だけど・・・
おっと、話が逸れたな。
火蓮ちゃんは堂々と姿を晒しつつ下に向けてライフルを撃っていて、
マシロ君はセンサーボールによる情報を視界に映すことで遮蔽物から銃だけを出して射撃している。
市街戦なんかでは特に効果を発揮するだろうな。
まぁお互いに装甲の厚い部分で弾いたり避けたりしているから割と拮抗しているみたいだ。
うーん、やっぱり1対1だとあんまり戦況が動かないなぁ・・・
《ピーーー!ピーーー!ピーーー!》
『ラズール様、実験エリア内に未確認の固体を検知致しました』
「? こんなところに? 野生動物かなにかか?音で逃げそうなものだけど…」
『対象を捕捉しました、視界に投影致しますか?』
「頼む」
視界に映ったのは・・・何だこれ、見た目はマキナ?のようだけれど、ところどころ生身のようなパーツが見える・・・パッと見は四足歩行動物っぽいけど・・・ホントに何だこれ・・・
とにかくふたりに知らせよう、実験は一時中断だ
「二人とも聞こえるか?実験は一時中断だ、一度こちらに『ラズール様』
「どうした?」
『先ほどの固体がマシロ様とカレン様の方向へ移動しています、このままだと20秒ほどで接触するかと』
「なに!?」
『何かあったんですか?』
「二人とも良く聞いてくれ、そっちに今危険な…恐らくマキナが向かっている」
『恐らく?』
「あぁ、恐らくだ、ヤバイと思ったら逃げてくれていい」
『ラズさん?』
「うん?なにかな?」
『別に倒してしまっても良いんでしょう?』
「・・・・・・・あー、うん、まぁ」
相変わらず戦うの好きだなぁ
『ほらマシロ!アンタも行くわよ』
『え?ボクも?』
『というかまぁ、もうすぐそこまで来てるみたいだけどね』
『・・・・・・仕方ないなぁ・・・』
次回はもっと早くあげたい・・・




