Phase:17
今回はおじさん視点じゃないです、あと今回結構短いです、ごめんよ
『さぁついにこの日がやってきました、みなさんこんばんは、ジャン・カポイラです、この試合の解説は元第五惑星プラント代表、おなじみの南沢弱士さんです、よろしくお願いします!』
『よろしくお願いします!』
『えー、なお、本日のフィールド情報は砂本光雄さんがお伝えします、砂本さん、よろしくお願いします』
『はい、こちらこそおねがいします!』
『はい、ではみなさんお待たせしました!さぁ試合開始です!』
試合開始直後、会場に設置された大型の投影型ディスプレイには廃プラントに向かう二組の流星が映し出されている。
一組は白いベースにそれぞれ赤と青のラインカラーの引かれた羽根つきの機体で、廃プラントに陣取るためかスラスターからは青白いアフターバーナーで光の軌跡を描きながらまっすぐに廃プラントへ突き進んでいく。
もう一組は鮮やかなオレンジとレッドのドット迷彩に大型のバスターカノンを搭載した人型の機体と、ブルーとグレーの都市迷彩に2つの銃を合体させたような武装を持つ人型の機体で、こちらはドット迷彩の機体が先行し、都市迷彩の機体が周囲の警戒をしながら後を追うように続いている。
先にプラントに到達したのは羽根つきの機体だった、会場のディスプレイには機体に装備されたそれぞれの羽から小さな球体が射出され、プラントの各所に小球が飛んでいく様が映し出されている。
瞬く間にプラント内部や周辺を巡回させるように、あるいは巧妙に隠すように、小球は次々と配置についた。
人型機2機がプラントを有効射程に捕らえたのは既に花の2機が体制を整え、迎撃体制をとった後だった
会場では試合展開として羽根つきの機体はかなり有利な位置取りを確保できたのではといっていた矢先
都市迷彩機のライフルにより次々とプラント外を巡回していた小球が撃墜されていく、小球は回避運動を織り交ぜ、迎撃も敢行していたのだが、まるで静止目標への射撃訓練かのように正確に小球を打ち落とし続ける、小球による迎撃も焦点をずらされ、当たった場合も厚い装甲部分で受けきられるために有効なダメージを与えるには至らない。
会場が都市迷彩機へ注目していたその時、
プラントを突き抜ける光の柱がディスプレイに映し出された。
次回は試合開始冒頭からおじさん視点でやる予定です