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Phase:12

遅れました・・・すまぬ・・・すまぬ・・・・・

  本戦はブロック毎の代表が決まってからゲーム内で5日後に開始される、

とりあえずジェミナス二機のメンテナンスを終えるとログアウトする。


 マシロ君はまだ大学が始まってないのである程度好きにログインできるがボクは・・・いや、まぁやろうと思えば出来るんですよ?


 でも締め切りギリギリになると怒られるんだよなぁ、前の担当はスイーツ食いに連れてってやればご機嫌取り出来たからあんまり気にしなくても良かったんだが・・・、今の担当はなんか真面目な委員長みたいなヤツで融通利かないしなぁ、美人なんだからもっと柔らかくしてればいいのに・・・


 担当さんが来るのは今から二日後・・・の日曜日の昼、原稿は・・・まだ出来てない、いや!あとちょっとなんだよ!ホントに!あと一日あれば書けるかなぁって、まぁ来るのは明後日だから今日か明日やるしかないんだが・・・


 「チュンチュン! ピピピピピピピピピ」


 くそぉ・・・結局朝までかかってしまった・・・、どれもこれもみんなあの担当のせいだ!(責任転嫁)

原稿は完成したし、大会はリアル時間で夜・・・少し寝たほうがいいかな・・・




 起きると昼過ぎ・・・、うーんどうしようか、リビングの机には出かけてきます(お昼も済ませようと思います)というマシロ君の置手紙があった、どうしようか・・・まぁ昼ごはんでも食べにいくか・・・



 前の担当をよく連れてきていたカフェに来る、ここのサンドイッチとアイスティーがなかなかにウマい、前の担当はパフェとかケーキばっかり食っていたのだが、みているだけで胸焼けしそうだったな・・・


 ともかくサンドイッチを食べる、ここのサンドイッチはカリカリに焼いたライ麦パンにトマトとレタス、チーズを挟んだもので、味付けに使われているソースがめちゃめちゃ美味しいのだ、もうガブっと食べるとジュワっとおいしい、一気に食べてしまうと勿体無いのでゆっくり味わって食べる



 ふと気づくと前にみた双子の・・・どっちだ?まぁどっちかわからんが双子の片割れが斜向かいの席に座っていた・・・、チラッとみると紅茶を飲みながら本を読んでいるみたいだ・・・上品な雰囲気からして妹のほうではないかと思うが・・・


 まぁいいか、変に気にしていてもしょうがない、今はサンドイッチを食べ進めよう・・・


 うーん、満足、アイスティーも美味しかった、会計を済ませて外に出ると双子の片割れが絡まれている・・・


 「ねぇねぇ彼女~、ちょっと俺等と遊ばない?」

「あ、いえ、すみません・・・」


 うわぁ、今時あんなのいるんだ・・・、絶滅危惧種かと思ってたわ

あ、双子のほうと目が合った、これは流石に助けたほうがいいよね、これで見捨てるとかは流石に後味悪い気がするし・・・


 「あ~、君達?連れに何か用かな?」

「え?なにオッサン、誰だよ」

「誰って、その子の保護者なんだけど、このあと用事があるから、大した用がないなら放してもらっていいかな?」


 双子の片割れはこっちに走り寄ってくると腕を組んでくる、・・・乗ってくれたか


「チッ」


 絡んでいたチンピラ?は諦めたようで去っていった・・・


 「あ~、大丈夫だったかな?」

「あ!はい!大丈夫です!」

「なら良かった、誰か迎えにこれる人とかはいる?」

「え?あ、いないです・・・ので、宜しければ送ってもらってもいいでしょうか・・・」

「え!?あぁ、いやまぁ大丈夫・・・だけど・・・」

「じゃあ!よ、よろしくお願いします」



 結局双子妹を家まで送ることになったのだが・・・


 「こ!ここです!家!ありがとうございました! あ、あの、これ連絡先です!後日お礼に伺いたいので!」


 伺いたいので・・・って、ここ家の向かいなんですけど・・・

え?お向かいさんだったの? あ、そういえば向かいのおばさんが娘が二人いるとか言ってたような・・・


 「あれ?透くん、燈子も、こんなところで何してたの?」


あ、向かいのおばさん・・・


「え?お母さん知り合いなの?」


いや、知り合いというか・・・


「何言ってんの燈子、透くんお向かいさんだよ?」

「え!?」


あ、バレた、いや、だからといってどうこうというわけではないのだが・・・


 「あ、じゃあ後日伺いますので!」


それだけ言うと双子妹(名前が判明したので以後は燈子ちゃんとでも呼ぼう)は家に入っていった

 

 「透くん?なにかあったの?」

「え?あぁ、喫茶店でご飯食べて外出たらなんか絡まれてたんで、送ってきたんですけど、おばさんの娘さんだったんですね、ビックリしましたよ」


 「あ~、そうなの!? そういえばあったことなかったかもしれないわね・・・まぁいいわ、ありがとうね、今度お礼になんかもってくから!」

「あ、はい、ありがとうございます」



 向かいのおばさんも家に入っていったので僕も帰る、

リビングの掛け時計をみると・・・3時半か






 マシロ君はまだ帰ってきてないみたいだし、先にログインして機体の調整でもしておこうか・・・

次回はしっかりロボロボする予定です_(:3」∠)_

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