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恋愛1年生。  作者: 遊民
8/9

めーる。


1分…


…鳴らない…。

目線にあるケータイとにらめっこ。


アドレス帳の『一ノ瀬瑞樹』にメール。

送って今は1分…いや、2分。

いつもは全然気にならない返信。なのに、今は30秒に1回、ケータイを開いちゃう。


どうした?自分。

いつもと違うぞ?


待ち受け画面を変えてみたり、電話帳を開いたり、落ち着かない。


バカだなーー、自分。


ケータイをテーブルに置いて、深呼吸。

ってか、もうケータイ、いいや。


〝ヴー、ヴー〟

「わぁ!」

来た!!


ケータイ、ケータイ!


あわててケータイを手に取る。


『加藤美優』

浮き上ったコンピュータースクリーンの中。


あ、美優か。

そっか。



…………いやいや?え、何今の間は。

おい、葵、お前大丈夫か!


繰り返す自問自答。

バカだ。本物のバカ。今ここに。


なんだこのやろーーーー!←殴

やけくそにメールを開く。


〝1人ジェンガなう♡〟

クソやろーーーーー!!

ご丁寧に写メまでつけやがって!!


私は、〝崩れろ〟と返信。

「あーあ!もう!」

ケータイテーブルにバンッ。

〝ヴー、ヴー〟

「わぁ!」

ディスプレイには『一ノ瀬瑞樹』の文字。



〝メールきたよ♪葵ちゃんにも届いてる?これからヨロシク\^o^/〟


おお。新鮮☆彡


すかさず返信。

〝ばっちり^^*こちらこそよろしく♪〟



…メールってこんなに楽しかったっけ?

























































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