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恋愛1年生。  作者: 遊民
6/9

ドキドキ。×モヤモヤ。

「葵ちゃんじゃーん!なんか久しぶりー♪」

親しいような、初々しいような…。

ぬれた髪が色っぽいまた違った雰囲気を見れた。


…嬉しいような…


「帰り道、何番線なの?」

「3番線!葵ちゃんもだよね?」


同じ列車かぁ~…。

まぁ、当たり前だよね。定期見つけたんだもの。



〝間もなく、3番線が~…〟


復旧の合図。


「じゃあ、行こっか」

また優しい笑顔とともに出された左手。


「…うん」


モヤモヤがドキドキに変わった。


…何だろう…

今度は、ちゃんと隣に座れるかな。


私は、3番線に感謝した。


明日が楽しみ。


ドキドキがワクワクに。




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