ストーカー疑惑
これは、単なる噂なのだけど、うちのクラスにストーカーがいるらしい。
わたしはその話を、何気なくクラスメートのキヨミに振ってみた。するとキヨミは、大袈裟な反応でこう言った。
「実は、わたし、心当たりがあるの…」
なんですと?
彼女は続ける。
「今度、隣の席になったタカシ君。彼、今日、わたしを三回も見たのよ。昨日は、五回。その前の日は、10回も。ね、どう思う?」
「うん。わたしは、あんたがストーカーだと思う……」
アマノジャクな僕は、流行りが廃れた頃にやってみるのだった。200文字。多分、もうやりませんが。