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〈プロローグ1〉動き出した運命と、突きつけられた剣先と

目の前に広がる、鋭く光る剣先


鼻腔に広がる金属の香りと、どこまでも冷たい剣先。喉に触れていないはずなのに、それだけで皮膚がピリピリと痛んだ。


「……あんた、誰だ?」


目の前に居る男の唸るような低い声が、鼓膜を揺らす。

剣よりも鋭く研ぎ澄まされた緑色の瞳が、私に突き刺さる。


息を呑むことすらも躊躇われるほどの緊張感。


なんで、なんでこんな事に……!?


私は思わずぎゅっと目をつむる。


ズキズキと痛む頭の中を、記憶が走馬灯のように駆け巡ったーーー

お読みいただきありがとうございます!

皆様の反応が励みになりますので、よろしければブクマ&リアクション&コメントお願いします!

ブクマ5ごとに番外編を追加予定です✨

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