こんなん出てまうやろ
突如として現れたのは、まだ若く制服を着た女子高生と思われる二人組みだ。二人組は石碑に顔を埋めて四つん這いになってる、豹柄Tバック神主に駆け寄る。
「だめ…意識が無い…しかもなんか臭い」
「パパ!しっかりして!」
呆然と二人組を見守る、俺と夏菜。二人組は俺を無視して夏菜を睨みつける。
「お姉ちゃん、あの女の悪霊、前にパパが言ってたヤツだと思う」
「そうみたい。パパをいじめるなんて許せない」
女子高生二人組はどうやら姉妹のようだ。可愛く清楚系な顔立ちはよく似ている。しかもロリコンでもある俺に突き刺さるミニスカの制服姿だ。どうして深夜なのに制服姿なのかは恐らく神の趣味だろう。
女子高生姉妹は夏菜に向けて戦闘態勢に入る。夏菜もその気を感じ取ったのか構えをとる。俺は蚊帳の外だ。まぁ無視されるのは慣れてる。
「行くよ瑠美!やっつけるよ!」
「うん!お姉ちゃん!」
姉妹は同時に夏菜に襲いかかる。姉妹の繰り出す攻撃を容易く受けきる夏菜。またJCムービーが始まる。
姉妹の攻撃の隙をつき、夏菜が足払いを仕掛ける。見事に決まり、二人同時に尻もちをつく。女子高生姉妹のしゃがみパンチラが見えたのを俺は見逃さない。一人は薄いブルー、もう一人は薄いピンクのパンティーだ。薄くなっていた身体が段々と元に戻ってきた。
「お二人共お止めなさい。私はただ呪いたいだけ…誰も傷付けたくないの…」
夏菜は呪いたい癖に誰も傷付けたくないと矛盾したことを言う。カンフーの卓越した腕前や変な性格、いったい夏菜は何者なんだ。
「うるさい悪霊!呪いなんてこの神社で許さないから!」
「でもさすがパパを倒しただけあるわ…この悪霊強い…どうする?」
姉妹が困った顔で見詰めあっている。
「破ー!」
いつの間にか気を取り戻りていた神主が夏菜に気弾を放った。すっかり油断していた夏菜の胸元に気弾が直撃する。夏菜の意識と巨乳が揺れる。
「今だよ!お姉ちゃん」
「うん!瑠愛!」
姉妹は意識朦朧となった夏菜を両側から押さえ込んだ。神主はまだダメージがあるのか片膝を地面につけた。
「パパ、私達ごと最後の力でこの悪霊を撃って!」
「いかん!魔封破は生ある者には効果は弱いが、お前達もただではすまんぞ!」
「それでもいい!この悪霊の力が戻る前に早く撃って!」
神主は力を振り絞り立ち上がった。
ヤバい雰囲気だ。どうしよ。先程のしゃがみ姉妹パンチラでかなり回復しているが、まだ俺のハメハメ波は八割程しか気が溜まっていない。
「それでは行くぞ!姉妹よ、気を高めてガードを固めろ!」
「うん!」
「パパ頑張って!」
神主は最後の力を振り絞り気を極限まで高める。筋肉が盛り上がり豹柄のビキニパンツが破れ散る!
「破ーーー!!」
神主の両手に溜まった大きな気の塊、魔封破とやらはそのまま巨大な気弾となって掌から発射された。
「うわーーー!」
「…え!ま…誠さん?」
俺は夏菜の前に素早く移動し気弾の壁となった。大きな気弾は夏菜や姉妹も包み込んだが、夏菜の声が聞こえたし多分ダメージは相当抑えられたはず。幽霊なのに身体中が痛い。白装束は飛び散り全裸になってしまっている。そして身体が消えてしまいそうなくらいに薄くなっていく…。
「誠さん!」
夏菜が震える声で叫ぶ。俺は粗チンを見せぬよう、夏菜に背中を向けたまま言った。
「夏菜…俺とまともに喋ってくれたのはお前だけだった…夏菜といた時間…悪くなかったぜ…死ぬなよ…夏菜…」
俺は最高の笑みで後ろを振り返った。
そこには気弾によって白装束も制服も吹き飛んでしまった、ほぼ全裸の夏菜と姉妹が佇んでいた。女子高生姉妹も中々のおっぱいしてる!こんなラッキースケベ最高だぜ!一瞬にして極限まで高まっていく股間の気。
「何コイツ、キモ!」
「そんな奴ほっといて、パパの魔封破で女の悪霊は力弱まってる!トドメさすよ!」
姉妹がネックレスの先に付いている、祓串のような物で夏菜の胸元目掛けて振り下ろそうとする。夏菜はまだ少しダメージがあり、上手く動けない。もうその時、勝手にハメハメ波が大量に出た。
「波ーーー!」
俺のハメハメ波が姉妹と夏菜の顔面および身体に大量に降り注ぐ。最早ハメハメ波はどこから出たのか分からない。初めての時より更に気持ち良い。
「きゃー」
「いやー」
「隙あり!」
力を溜めていた夏菜が、両手を上手く使い姉妹の延髄に当身を喰らわせる。気絶して地面にうつ伏せに倒れる姉妹。
神主は力尽きたのか気絶している。関係ないが、姉妹は二人ともプリプリのお尻だ。ハメハメ波放出で薄くなっていた俺は、再び色を取り戻す。
「誠さん!」
ちぎれかけの白パンティーだけのほぼ全裸の夏菜が、全裸の俺に抱きついてきた。巨乳柔らかさと乳首の硬さの感覚がダイレクトに伝わる。初めて撃ったハメハメ波の時とは違い、賢者のような落ち着いた気分にはならなかった。むしろ気が溜まっていく。
「夏菜さんが無事で良かった」
「誠さんこそ無事で良かった」
夏菜が潤んだ瞳で俺を見詰める。そして少し顔を上げて目を閉じた。
え、これってこれってキ、キスしてもいいのかな?童貞の俺には分からんが多分いいんだろう。よーし、や・る・ぞ!
「おっと、そこまでよ。お二人さん」
またややこしそうな奴が出てきた。今いいところなのにムカつくわ。