コネコちゃん、頑張ってます

コネコちゃん、頑張ってます

うちには、IQ1億のネコちゃんとIQ1のコネコちゃんがいる…。

コネコちゃんが腸炎になった。

血便を出していたことがきっかけで、動物病院を受診して発覚した。

原因はわからない。

投薬治療が始まった。

お薬を飲む前、コネコちゃんは、おしりに血をつけたまま、

「ピェェェェッ！」

と元気に走り回っていた。

お薬を飲み続けている現在、血便は一度もなく、

「ピェェェェッ！」

と相変わらず、元気に走り回っている。

お薬を飲む前、おしりに血をつけたまま、おもちゃをくわえて私のお布団に持ってきて、

「プルャァァァッ！」

と遊ぶことを強要してきた。

そして、私のお布団に血をなすりつけながら、お布団の上を跳ね回っていた。

お薬を飲み続けている現在、私のお布団に血をつけることはなくなり、華麗に空中一回転などして跳ね回っている。

馬鹿は風邪をひかないと言う…。

わかってた、けど、この子バカだ…！

IQ1の子なので、自分の体調不良が分からないのである…！！

お薬を飲ませる時、渾身の力で逃げようとする。

…が、自ら袋小路に飛び込み、すぐに私や夫に捕獲される。

そこで、IQ1なりに考えた結果、トイレに逃げ込むという方法を思いついたらしい。

トイレって、究極の袋小路なんだが…。

しかも、そのまま、まじでトイレする。

さすがIQ1だ。

その後、

「プルャー！(ほめてー！)」

と意気揚々と出てきたところ、私や夫に捕獲される。

IQ1の子は、トイレに逃げた意味をも覚えていられないのである…。

お薬を飲んだ…と思ったら、口のはし〜っこから、

「ペッ。」

と吐き出す。

これを何度も繰り返す。

吐き出したお薬は少しずつ溶けてくるため、何回目かのペッで、コネコちゃんの体にくっつく。

そのまま逃げ出すので、コネコちゃんは、嫌いなお薬を身につけたまま、家中を走り回る…。

捕まえると、ゼーゼーしながら、

「なんでこんなに走っても、嫌な匂いするでち？！」

と不可解そうな顔をしている。

いや、毛についてるからね…？！

IQ1の子は、自らの車体感覚が薄いのだ…。

血便を出している時も、出さなくなった今も、おもちゃで遊ばない日がない。

ただ、最近、高くジャンプした後、壁にバァーンとぶつかるようになってきた。

ジャンプするはいいものの、方向感覚や距離感がゼロなので、まじで明後日のほうへと吹っ飛んでいくのだ…。

それでも遊ぶのをやめない。

何度もジャンプしたがる。

何度でもおもちゃをくわえてやってくる。

IQ1の子の遊び方が、危ない中毒患者みたいになってきた…。

通院の際、キャリーを出すと、

「ブタ箱行きだ！」

と分かるようになってきたらしく、逃げ出す。

…が、自ら(また)袋小路を選び、私に捕獲される。

トイレに逃げ込む時もあるが、トイレに手を突っ込んで、ガバッと捕獲すると、目を見開き、

「絶望！」

という顔をする。

「ピェェェェッ！ピェーッ！」

と泣きながら、キャリーにぶち込まれる。

…というのを、IQ1億のネコちゃんは、キャットタワーの1番上から見下ろしている。

「ピェーッ！」

とコネコちゃんが必死にネコちゃんに向かって叫ぶのを、ガン無視して、あくびなどしている…。

こうして、IQ1の子は、病院送りとなる。

動物病院では、ブルブル震え、私の脇に顔を突っ込み、じっとしている。

ちょうどおしりが先生の方を向くので、そのままおしりの穴で検温される。

ネコちゃんは、この検温に怒り狂い、どうしても出来ない。

だが、コネコちゃんはめちゃくちゃ大人しく、体温計をぶっ刺されてもじっとしている。

IQ1なので、何されてるかも分かってないのだ…。

先生に、

「39度4分。高めですねー。」

と言われても、

「お胸の音聞かせてねー。」

と言われても、何をされても…とにかく、私の脇に顔を突っ込み、じっとしている。

最後、先生に顔や耳をチェックされる時は、

「私は…なにか悪いことを、ちまちたか…？」

という顔をしている。

うるうるしている。

IQ1なりに、内弁慶とぶりっ子を習得したようである。

帰宅すると、床の上にドカァッと寝そべり、

「はぁ〜ちかれたでちィ〜。」

と呆れ顔をする。

まじでそんな表情をするのだ。

IQ1のくせに、表情豊かになってきた。

ここ最近、コネコちゃんはすごく私と一緒にいたがる。

私がお風呂に入っていると、

「ピェェェェッ！ピェェェェッ！」

とずっと大声で泣いている。

お風呂のドアに隙間をあけておくと、前足でドアを押して、

「ドーン！」

と入ってくる。

私が寝ようとすると、いそいそと自分も寝支度を始め、同衾しようとする。

昨日の夜は、ふと目を覚ましたら、私の体の上でコネコちゃんはヘソ天で寝ていた。

まだしばらく通院の必要があるらしい。

コネコちゃん、頑張ってます。

【追記】

コネコちゃん、腸内環境も悪かったらしく、フードを変えた。

今まではロイヤルカナンのヘアアンドスキンケア。

今は、ヒルズの腸内バイオーム。

このヒルズが合っていたみたいで、コネコちゃんのお腹は毎日元気ぽい。

余談だが、このヒルズの腸内バイオーム、2キロで8000円くらいする。

夫は、5キロで2000円のお米を食べて生きている…。

どういうこと…？！