表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/39

Ordinary days 「彼らの日常」

舞台設定①「姫川学園都市」

首都圏内に位置しD・PRGの研究を目的に作られたウォーターフロント都市。ほとんどが人工島であり、『南街地区』『北街地区』『西街地区』『東街地区』と呼ばれる四つの大きな浮島と『中華街』『歓楽街』『行政区』と呼ばれる小さめの浮島が集まってドーナツ状を形作っている。都市の中央部、ドーナツの穴の部分には『研究区画』と呼ばれる小さな浮島があるが、どの地区からも入れない為、謎にに包まれている。


ということで、本編へどうぞ

美夏のプログラム『身体強化』で強化された拳でブラックアウトして目覚めたら見知らぬ天井に―――とゆうことはなく、見知った自分のベットに仰向けになっていた。・・・・・・ふむ


「・・・・・・ここは何処?私は―――」

「お、起きたか。おはよーさん」

「ふん。なに男のクセに気絶なんてしてんのよ。情けない」


 せめて最後までボケさせて欲しかった。さっさと体を起こし、俺のボケにだけ手厳しい友人2人に向き合う。

 ―――ズキッ

 うう、まだ打たれた胸が痛むなぁ。今回はいつにも増して痛い気がする。


「よう。2人ともそろって俺の寝顔鑑賞会か?」

「「ボケなくていいから(ええから)」」

「・・・・・・はい」


 美夏が少し俯いて少し顔が赤くなっているようにも見えなくもないが、いつものことなので気にしない。それより―――というか、なぜだ?なぜ俺にはボケさせてくれない。

 まあ、こちらもいつものことなのでコホンッと仕切りなおす


「そういや、なんで仁がいるんだ?」

「あん?行くつったろ」

「そうだっけ・・・・・・まあ、そんなことどうでもいいか。美夏、あの後俺どうなったの?」

「そうね・・・・・・簡潔に言うと、そこの関西人モドキにお姫様抱っこされて、それから部屋に運ばれて、あとは、ひざ――じゃなくて、そのまま寝かして目が覚めたからこの状況って感じ」

「うっわ~~初めてのお姫様抱っこをこんな金髪パーマで年中発情してる似非関西人に奪われるとは―――お前、何てことしやがる」

「おいおいおい、命の恩人に対してその態度ってどーなんや。つーか、ワイも初めてのお姫様抱っこが野郎やったんやで!むしろ、こっちのほうが肉体的にも精神的にもダメージデカいわ!あ。後、訂正させてもらうとワイは年中彼女募集期間なだけや!!そこんとこ勘違いせんといてや」

「どっちにしろ節操なしであることには変わらないわね」

「美夏に同意」

「せやからちゃうねんて!!ええか、ワイのストライクゾーンはタメの女の子だけや!決して年上のお姉さんや、後輩ちゃんにはなびかない硬派な男やから!!」


 大仰なリアクションで、ベットに座る俺とベットに腰掛ける美夏に説得する仁・・・・・・なんとゆうか、注文の多いパツ金だ。モテない男ほどこだわりが強いのだろうか


「まぁ、仁の変態具合は今に始まったことじゃないからいいんだけど・・・・・・でも、それを大声で言うのはどうかと思うわよ」

「なんやて!?」

「ってゆうか、お前ストライクゾーン広すぎるんだよ。もっと絞ったほうがいいんじゃないか?」

「なんか2人が真剣な目で心配しとる!?ちょ、やめてーなそういうの。何か辛いわ、それ。―――て、それより恭弥!!ストライクゾーンに関してはお前に言うわれとうないわっ!!お前、ワイよりひどいやろ」

「何その話、初耳なんだけど」


 美夏の耳がピクッと動いた。


「お、美夏知らんの?こいつのストライクゾーンって「わ――わ―――!!!!」」

「恭弥、うるさい」

「グホッ?!」


 残像を残し、美夏の右腕が俺の腹に突きささった。というか反応できない速度の拳を軽々と放たないで欲しい。


「け、怪我人になんてことを・・・・・・!!」

「さて、さっきの続きいいかしら」

「無視すんなや・・・・・・」

「まあ恭弥は気にせんと話し戻すで。あれはファミレス行ったときのことでな・・・・・・たしか、こいつのタイプは、『腰まで届く薄い蒼髪に、青い眼。貧乳で背が低くて頭が良いうえひねくれているけど、寝顔が可愛い年下の女の子』やったで」

「じ、仁――――!!!貴様―――!!!」

「本当のこたやろ~。さて、美夏ちゃんの反応は・・・・・・」


 恐る恐る美夏のほうを向く。


「ふ――――ん・・・・・・・・・・・・変態」

「まて、納得がいかない!!なんで、仁には本気で心配して、俺は暴言なんだ?」

「うっさいな~バカ。あんたの方がよっぽど重症じゃない」


 いや、これくらいが普通じゃないのか?むしろ仁は広すぎると思ったくらいなんだが


「ま、そうゆうことや。お前はちと範囲を広くしたほうがええで。てか、現実でそんな子に会えるわけないやろ」

「い、いやいやホントにいるんだって。俺小さい頃に会ったことあるし」

「2次元で?」

「美夏さん、俺をどういう目で見てるんですか?!」

「うっさいな~バカ」


 うわ、返しがだんだん適当になってきてる。こりゃ、相当苛立ってるとみた


「さて、現実と虚構の区別がつかないマニアックな恭弥君はほっておいて・・・・・・そういや美夏はなんで恭弥のウチに来たん?それに、玄関がノンドアフルオープン仕様にモデルチェンジしたことも気になるしの」


 その言葉に「あ!!そういえば」といって美夏が俺のシャツの襟を掴みかかり切迫して


「恭弥!!お金返しなさいよっ」

「えっとー何のことかなー?さっき殴られたから記憶が飛んだかもっ―――痛たたた!!頭が割れる!!」


 軽くとぼけてみたら容赦なくアイアンクローが頭をつぶしにかかってきた。


「いいから~さっさと~金出しなさいよ~」

「ダー!!分かった分かった。今、財布出すから、その手を離せ!!」


 美夏の手を振りほどきベットから降り、備え付けのチェストに向き合う

 気絶したからすっかり忘れてたってことにしたかったんだけどな・・・・・・ええと確か財布は


「のう美夏。なんで今日は取立くらいで玄関ぶっ壊したんや?こいつに金貸して返さないのなんていつもの事やろ?」

「そ、それはそうだけど・・・・・・その、悪かったわね。今日はちょっと嫌な事あってイライラしてたのよ。それで、いつもより強引になっちゃって」


 背中越しに声のトーンがだんだん弱々しくなっていく。シュン、と肩を小さくして俯いているのかな。まぁ、こいつも一応は反省してるんだな。それでもまた壊すんだろうけど。・・・・・・っと、あったあった。


「まあ、いいさ。元を辿れば俺が悪いんだし。その、俺も悪かったな。いつも返すの遅くなって」

「・・・・・・ってゆうかあんたの場合、返さないことのほうが多いわよ。でも、まあ、いいわ。いつか全額返してくれる時まで、あんたん家に押しかけるてやるから。覚悟しときなさいよ!」


 いつもの勝気で明るい声に戻った。うん、どうにか機嫌が治ったみたいだな。よかったよかった。

 美夏もいつもの調子で手のひらをだして


「じゃあ、とりあえず今回の分、42,000円。返して」

「・・・・・・ゑ?」

「だから42,000円。返しなさいよ」

「あの~・・・・・・3,000円の間違いじゃ」

「はぁ?それは前々回の分でしょ。しかもケーキバイキングの奢りでチャラってことになったし」

「うぇ!?そうだっけ?」


 なんだそれ、ぜんぜん覚えて――――――


「そういや、ワイもそん時行ったな。たしか、2時間のバイキングで、美夏の胃にケーキの大半が吸い込まれてあの店、その日は閉店しとったよな~」


 思い出した。そういや、美夏の完食速度が早すぎて、俺は2時間、ケーキを運び続けただけで何も食べずに過ごしたんだっけな。現実で胃がブラックホールの人間に会ったのもバイキングで何も食べなかったのもあれが初めてだ


「ああ、思い出したよ。それ、俺の最新のトラウマだ」

「じゃあ、思い出したところでさっさと42,000円返しなさい」

「ちょ、ちょっとまていくらなんでもいきなりそんな額は・・・・・・」

「なによ。私はすぐに貸したじゃない。あんたもすぐに返しなさいよ」

「ってか、よー42,000円も貸せたな~」

「あぁ、学生会費からぶんどったからね」

「「それはいいのか?!」」

「だから今困ってんじゃない!今朝、会長から『美夏ちゃ~ん。な~に犯罪行為に勤しんでんのかしら~?今日中に返さないと明日から私の性奴隷にしちゃうわよ~?』って言われたのよ!?貞操の危機なのよ!?」


 どうも今日は必死になってくると思ったがこんな理由があったとは・・・・・・ってか、それって美夏も悪くね?


「その~何といいますか~今は3,000円しかなくて~」

「銀行からおろしてくればいいじゃない」

「いや、今、貯金もすっからかんで」

「じゃあ服を売ればいいじゃない」

「制服とパジャマ以外に持ってる服がないのだが」

「じゃあ、腎臓売ってこい」

「まて、臓器売買は借金返済の最終手段だ!!まだ、他の返済方法があるはずだろ」

「ほんなら、そこらへんに辺に転がってる『ゲーム』を売ればいいんちゃうの?」


 ニヤニヤしながらフローリングに転がってるA4サイズの箱を指差す・・・・・って、それって!!


「あんたゲームなんて持ってんの?さっさとそれ売りなさいよ」

「いや!!美夏、ちょっと待て!!そのゲームは―――」

「ん?」


 そう。この部屋には確かにゲームはある。ただし専用のコンシューマーを使わず学校支給のPCで遊ぶことができ、なおかつテキストメッセージを読んでいくというだけのシンプルなゲーム。そして、18歳未満は遊ぶことのできない


「なになに・・・・・・」


 俗に『エロゲー』といわれるもの。

美夏がパッケージの裏側に描かれた画像をじっと見ていた。おそらく描かれているのは裸の女の子がベットに押し倒されている場面のはず。

 顔色は変えないが一瞬の硬直。

 この瞬間、世界の時間が止まった。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・えと、美夏?」

「・・・・・・」

「あの~・・・・・・」


 金髪の似非関西人が声を殺し、腹を抱えて笑っているけど、今はそんなことを気にしている場合じゃない


「えっと~・・・・美夏、これは「ねえ」・・・・・・はい」


 唐突に美夏が口を開く。俯いているため顔色は分からないが間違いなく良い感情はもっていないだろう。っていうか、男の部屋でエロゲーを見つけた女の子の気持ちなんて分かるはずもない

 美夏は続けて、


「表紙の子、この蒼髪の子と、赤髪の子。あんたはどっちが好きなの?」


 予想外の質問だった!!てか、美夏がその手のゲームを知ってるってこと自体が初耳だ


「えっとー・・・・・・それは」


 いつになく真剣な眼差しをした美夏に一瞬たじろぐ。

 しかし、真剣そのものの美夏の顔――――――直感的に俺はとても重要な選択を迫られていることは理解できた。そう、選択しだいでDEADorARIVEが決するくらい重要な選択だ。ならば、いまこそ男を見せるとき。この困難を乗り越えてみせる!!


 ①思考を加速させる。・・・・さて、どうするか?まったく分からない。

 ②周りからヒントを得ようとする。・・・・汚物を見るかのような視線の赤髪の女友達と、抱腹して爆笑してるあてにならない友人。つまりヒントなし。

 ③状況を再確認する・・・・夕暮れ時、西日が差し込む学生寮の一室、バカのせいで美夏にエロゲーが発見される。当人は今にも箱を粉砕しそうだ。エロゲのピンチ!

 ④結論・・・・・・うん。考えうる限り最悪の状況だ。


 ここまでの思考時間約2秒。っていうか考えるまでもないな。出された答えは『分からない』。だが、美夏に人質を取られているこの状況、俺は答える以外に選択肢はないだろう。

 ふう、やるしかないな。深呼吸をして心を落ち着かせ、俺は極めて冷静に話を切り出す


「・・・・・・美夏、落ち着いて聞いてくれ」

「えぇ、さっきから落ち着いてるわ」


 さっきから殺気を出しまくってる人間が落ち着いてるとは思えないが、ここはスルーする。いまは人質の奪還が最優先事項だ


「俺は・・・・・・」


 一拍、間をおき俺の『答え』を諭すように話した。



「当然蒼髪に決まってんだ―――」

「こおぉんのバカバカバカバカバカバカバカバカ―――――――!!!!!」


 言い切ることも出来ず、俺は本日2度目のノーロープバンジーを体験することになった。

 ・・・・・・な、なんでこうなった。

 薄れ行く意識の中、疑問だけが尽きなかった


・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・


 2度目の気絶から目が覚めると、日はすっかり沈んでおり、コバルトブルーの空を照らす月光がカーテンの隙間から差し込んでいる。

 ・・・・・・部屋は真っ暗だし、さすがに2人とも帰ったよな。・・・・・・ん?

 ふと、右足付近に違和感を感じる。・・・・・・温かくて、すこし動いてる。湯たんぽって感じではないけど


「・・・・・・っん・・・・」

「えっ」


 かすかだけど確かに聞こえた。明らかに人の声だ。


「(しかも、男ってよりかは女の子よりの高い声。・・・・・・これってまさか)」


 あ、ありえないだろ、さっき喧嘩した相手だぞ、俺は。でも状況的に考えてあいつだよな。まさか俺の寝てる間に何かあって・・・・・・

 ゴクリ、と生唾を飲み込む。はやる気持ちを必死に抑え、一度深呼吸して掛け布団に手をかける。


「(――――ええい!!!)」


 期待を胸に一気に布団をひっぺ返す!!するとそこには・・・・・・



 ――――どっか見覚えのあるパツ金の似非関西人が体を丸めていた



「なんでだよぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」


 姫川学園高等部2年、神林恭弥(彼女無)の本日2度目の絶叫が学生寮中に響き渡った


「ちょ!?恭や、やめ、やめてーな!!なんやいきなり?!」

「よくも!!よくも、俺の、人生、初!添い寝を、奪ったな!!!この、野郎!!!」

「そ、そんなことで、殴りかかんなや!!」

「そんなことだとぅ!?お前だけは許さん!!!!!!」

「意味わからんわ!!」


 この思いがこいつに伝わるか!!おめ、初めての添い寝が奪われたことも最悪だけど、何より、16歳で男と同衾したって事実が俺の人生に汚点を作ることになるんだぞ!?これから彼女ができて添い寝したとき、あの金髪の顔が思い浮かぶかもしれないんだぞ!?最悪以外どんな言葉で言い表せるのか。いや言い表せないだろう

 なんか反語っぽく心のなかで叫んでいると、ベット脇から


「うぅぅ~・・・・・・」


 寝ぼけた女の子っぽい声が聞こえた。


「・・・・・・・・うっさいな~そこのバカ2人」

「おぉ・・・・み、美夏おはようさん」

「おはよう・・・・・・ってか、美夏はベットに寄りかかって寝てたのか」


 そうよ~、と寝ぼけた声が聞こえる。と共にヌッと顔が出てきた・・・・・・そっか、だからあの時女の子っぽい声が聞こえたのか、納得。

 そんなことを考えていると、「ふぁぁぁ・・・・・・」と伸びをした。健康的でしなやかな白い腕を思う存分のばして、制服の裾から腋が見えてるが、なぜか全く色気を感じない。

 ・・・・・・ああ、胸がないからか


「なんか失礼な事考えてなかった?」

「い、いや?全然、これっぽちも考えてないぞ?」

「ふーん―――あ、恭弥、ハイこれ・・・・・・ふあぁああぁぁぁ・・・・・・」


 瞼を擦りながら隠すこともなく大欠伸をした美夏が細長い紙を渡してきた。

 ・・・・・・何かは分からないけど、まあ仁がニヤニヤしてる時点で碌でもないものであるのは確定だ


「なになに――――っ!!」


 紙の正体はレシ―トだった。10cm位の長さで、一面には文字がびっしり書いてある。それはどこか見覚えのある文字で・・・・・・

 恐る恐る美夏に尋ねる


「『妹ツインズ』に『紅より蒼く』・・・・・・なんで俺のゲームの名前が、レシートに書いてる

んだ?」

「ん?売ってきたからに決まってんじゃない」

「のぉぉおおおおおお!!!???」

「だっははははっはははああああ!!!!!ざまみいや!!」


 仁がいつもの如く抱腹絶倒してる。しかしあまりもの衝撃に仁の声など入ってこない。・・・・・・くそ、なんてこった。予想していたとはいえ、あまりにもひどすぎる!!


「おめ、な、なんてことしやがる!!」

「元はといえばあんたが悪いんでしょ!!と、いうか休日、午後の昼下がりに乙女にな、なんてモノみせてくれてんのよ!!」

「素手で人を殴り飛ばすやつを乙女と呼ぶか!」

「なんですって~~~~!!」

「は~~腹痛、・・・・・・ほな、あいだをとって『戦乙女』ちゅーのはどやろ?」

「的確だがカッコよすぎだな。却下」

「私も却下!!というか納得いかないわよ!!私みたいな純粋で可憐な恋する乙女がなんでヴァルキュリアなのよ!」

「「じゅんすい~?可憐~?」」

「なによ、その『お前みたいな口より先に手が出るつるぺた少女が乙女とかありえないっしょ』的な目!!何か文句あんの?!」

「べっっつに~」

「うぅ~~~~~~・・・・・・バカ―――――!!!」


 今度は赤く光ってない美夏の鉄拳を寸でのところでかわし、右腕で仁を放り投げる。

 それを正拳突きで受け止めた美夏が仁を殴り返す。

 返された仁の腕をつかみハンマー投げの要領でぶん回し、投げ返す。なんか「も、もう勘弁しッグフ!!」と聞こえてくるが気にしない。そしてまた投げ返された仁が・・・・・・

  

 美夏と、またいつものように喧嘩している最中、ふと、一瞬だけ頭によぎる。

 ・・・・・・俺と美夏が喧嘩して、仁が焚きつけてたらこの喧嘩、一生収束しないんじゃ。

 その後、ストッパーがいない喧嘩というものがこんなにも疲れるものだと気づくのに、50分の時間を要することとなった。―――うん、次回からは正しい喧嘩をしよう、そう誓ったある日の午後だった。



・・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・



質問っていうか感想って書く場所あったんですね・・・・・・自分の小説見に行った時に発見しました・・・・・・

ま、まあそれはいいでしょう。次回は「Night Talk①」、7月15日月曜日を予定しています。①ということは当然②もあります。

お楽しみいただけたらと思います。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ