プロローグ
マゾの心理?欲しけりゃくれてやるぜ。
読んでみろマゾの全てをここに書いてみた(予定)
残虐行為、流血行為はしない。
精神性として、サドマゾヒズムではなく純粋なマゾヒズムである事を明記する。
堅苦しく書いているけど基本的に可笑しく書いていこうとは思うのでお付き合いよろしくお願いします。
陽は落ち、人々は家に籠るが、まだ床に着くには早いと言った時間。
文明機器といった物はさほど無く、せいぜいランプで周りを照らす程度であろうか。
故に空には月にかかる群雲が見える程度で他には星の瞬きがチラホラ。
見下ろす地上にもさほど灯りは無く、村や町と思われる一部以外は落ち着きのある闇であった。
そんな中とある丘の上にポウと光が見える。
その光を囲むように数人の人影が見え、中心には修道服を纏う女性が夜空を見据え立っている。
数秒の時を経て光は膨らみそして縮んだかと思うと、その中心にいた女性の元から空に向け放たれた。
矢を思わせる光の点はその軌跡に尾ビレを残し、月の夜空を綺麗に二分し、流星の如く飛んでいく。
ただその光は流星とは違い、明確に目標物を狙っていた。
目指すは光が放たれた丘より遥か彼方。
地球の裏側に位置するとある城。
そこでは人類を滅ぼそうと破壊のかぎりをつくす魔族の王が、まさに侵略を始める為全魔族を集結させているところであった。
人類にとっては僥倖。
魔族にとっては奇禍。
光は魔王の城に直撃し、一撃でこの世から魔族を消滅させた。