第十四章71 【覇王杯/オーバーロード・カップ/浮重文 笙虚チーム】19/存在錬成3
【笙虚】は、【存在錬成】をして、自分の子供を作る事にした。
まずは、基礎の基礎となる、存在を生むことにする。
【火の御子】、
【風の御子】、
【土の御子】、
【水の御子】、
【光の御子】、
【闇の御子】、
の6つ子を生み出す事にした。
【笙虚】の【子宮】は【歪み空間】になっているため、通常の妊娠では出来ない事が出来る。
例えば、【子宮】の中の【子供】同士がツガイとなり、【孫】や【曾孫】をその中で作る事も可能なのである。
常識で考えてはならない。
【笙虚】の【子宮】は人間の女性の【子宮】とは異なるものなのである。
【火の御子】、
【風の御子】、
【土の御子】、
【水の御子】、
【光の御子】、
【闇の御子】、
が居たとしたら、【火の御子】と【水の御子】がツガイになったと仮定したら【蒸気の御子】が誕生すると言った様に、ドンドン存在が新たに生み出される連鎖にもつながるのだ。
そう言った意味で、四大元素と光と闇の御子はそれから更に存在を生み出す元となる存在となる。
また、【笙虚】の子供となるには1年間の【滞在期間】が必要と述べたが、1年以上滞在してもかまわないのだ。
なんなら、ずっと居てもかまわない。
【笙虚】が生み出す、最初の6つ子はずっと居て貰う事を念頭にいれた6名であると言える。
【笙虚】の中で新たな存在を生み出し続ける存在。
それが、最初の6つ子という事になる。
また、【存在錬成】には【神の儀式】を連想させる様な、【パイプオルガン】や【チェンバロ】、【ハープ】などで表現される様な音楽の様な物が流れている。
それは【雰囲気作り】と言ってしまえばそれまでだが、アニメなどではそれに相応しい音楽が流れる。
それと同じ様な意味だと思って貰えれば幸いである。
それ以外にも通常の妊娠とは異なる事がたくさんあるのだが、【笙虚】が子供を作ろうと思ったのが今であるため、その後の中継を紹介している時間は残念ながら無いと言える。
そのため、様々な展開が考えられる【存在錬成】についての中継は以上となる。




