第十四章57 【覇王杯/オーバーロード・カップ/浮重文 笙虚チーム】5/特唯現類(とくゆいげんるい)とオンリー・コレクター1
どの世界であっても良い物は真似される・・・
だが、絶対に真似の出来ない物があったとしたら・・・?
それは確かに存在する。
近い物さえどうやっても作る事が出来ない【絶唯現類】、
所有している者しか見ることさえ出来ない【唯見確類】、
など、24種類あるとされる唯一無二を示す言葉。
その中で、唯一、【地球出身者】がたった1名だけその権利を獲得した言葉がある。
それが、【特唯現類】である。
【特唯現類】とは何か?
それは、近い物は作り出せるが、そっくりそのまま似ている物はどうやっても作り出せない物を指す。
分かり易い様に数字で表現すれば、
【1】、
【2】、
【4】、
【5】、
【6】、
と言った様に、普通の存在が手に出来る数字があるが、【3】だけは、他の者にはどうやっても作り出せないと言った様なものである。
ちなみに、【絶唯現類】の場合だと、
【1】、
【2】、
【8】、
【9】、
【10】、
と言った様に、普通の存在が手に出来る数字があるが、【唯絶現類】に当たる【5】だけでなく、その周りにある【3】と【4】と【6】と【7】も作り出せないと言う事になる。
これが、【特唯現類】よりも上位に位置する【唯絶現類】である。
また、【唯見確類】とは、
【1】、
【2】、
【4】、
【5】、
【6】、
と言った様に、普通の存在が手に出来る数字があるが、【3】だけは、他の者にはどうやっても見る事も知ることも出来ないと言った様なものでありやはり【特唯現類】よりも上位に位置する。
そして、【特唯現類】を含め、24種類の唯一無二の物を所有する事が許された者の事を、【オンリー・コレクター唯一の収集家】と呼称しているのだ。




